3話 資金調達
セリフの割り振り
サタン>サ「
あすたきさんちん>あ「
女神>め「
プミィ>プ「
いよかん>い「
あ「それで、これからどうするつもりなんすか?」
突き上げるようなボディブローを喰らいうずくまっている二人を見下ろしながらあすたきさんちんは問いかけた。
サ「えろえろえろえろえろ、はー、はー、と、とりあえずやることは大体みっつだよ」
少し前に食べたカレーうどんを大地におすそ分けしつつサタンは言った。
サ「ひとつはこの世界の管理業務で増えすぎたり減りすぎたりした動植物を適正レベルまでもっていくこと。ふたつ目は資金確保。最優先事項ではあるけどまあ換金能力もってるしなんとかなるっしょ。そんでみっつ目が拠点及び寝床の確保。流石にモンスターとかも平然とその辺うろついてる世界でずっと野ざらしでいるわけにもいかないからね」
サ「というわけでちょっくら行ってくるわ」
言うや否やサタンは瞬時に目の前から消えた。
あ「え?‥‥‥え?」
あすたきさんちんは困惑していた。
二分後
サ「たっだいまー♪‥‥‥ってなにやってんの」
あ「スーーーーーーーーー、スーーーーーーーーーーー、何ってめがっち喫してるんですけど」
あすたきさんちんがいまだグロッキー中の女神の頭皮に顔を押し付けながら答えた。
サ「あのー、さんちんそのお方女神様だってこと憶えてる?」
あ「神をも恐れぬ所業ってあこがれますよね♪」
サ「そう‥‥‥」
あ「それで急に消えてなにしてたんすか?」
サ「お忘れになられていたかもしれませんが実はワタクシめこの世界の管理を任された身でありましてあらかじめマークをつけていたポイントに瞬間移動することが可能なのだよ」
あ「へー、やるじゃんアドミニストレーター」
サ「せやろ。そんでさっき管理業務で動植物の数をうんたらかんたら言ったと思うんだけどこの世界は現在人間たちと魔王軍による争いも起こっててね」
あ「はあ、そうなんすか」
サ「特に魔王軍が結構優勢なんだけど魔族が増えすぎると世界への悪影響も大きくて大変なんですよ奥さん」
あ「そいつぁコトだな」
サ「なので魔王城売っ払ってきました」
あ「ウケル」
サ「マジソレナ」
同時刻魔王城跡地
プ「なん、なん、なんで、ひっぐ、ワガハイのおうぢ、ふぐっ、ぎ、ぎ、ぎ、ぎえだのお‥‥‥」
長い蒼髪を三つ編みおさげにしてフリフリドレスを着た紅い肌の身長130cmほどの見た目をした現魔王である女の子プミィちゃん(9歳)が号泣していた。
い「お、落ち着いて魔王様、ほ、ほら、はちみつあめなめますか?」
長身でウェーブのかかった白髪に2本の角が頭に生えた割烹着姿のプミィちゃんの後見人である女性いよかんさん(24歳 独身)が懐から布に包んだあめを取り出し与えようとしていた。
プ「でも、でも、死んだパパとママが遺してくれた大切なお城だったのにいいい、うわああああああああああああん!」
い「‥‥‥‥‥‥」
いよかんはかける言葉が見つけられなかった。
森にいるサタンたち
サ「さーて、ソッコートンズラこいてきたから確認してなかったけどいくらで売れたかなーっと‥‥‥おー!7000億円だって!いいじゃんいいじゃん!」
あ「いやー!完全ヌルゲーっすね!」
サ「うーし、さっそく天界力に全ツッパすんぞー!」
あ「お前全ツッパ好きすぎんだろー!ギャハハ!」
サ「へ、ん、か、ん、っと。うおおおおおおおおおやったーーーーー、天界力7億ポイントじゃああああああああああ!」
あ「店長マジサイッキョーーー!」
ピロン
サ「ガハハハハハ‥‥‥、あれ?天界力が元に戻ってる‥‥‥」
ピロン
サ「あ、なんかメッセージ飛んできた。なんだろ」
[不審な額のポイントが付与されたため、一時的にお使いの口座の取り扱い額に制限をかけました。制限の解除を希望する場合、本人確認出来る物を持参し役場にて申請してください。なお、反映されるまでに1週間以上かかる場合がございます。ご了承下さい。]
サ「ほわ」
あ「なんて書いてあったんすか?」
サ「なんかポイント無かったことになって入出できるポイントも5000までだって‥‥‥おまけに突っ込んだ7000億も帰ってこないし」
あ「すんげぇぬか喜び、なんだったのさっきまでの時間」
サ「胡蝶の夢だったんじゃない?」
め「ふわぁー、おはよー‥‥‥ふたりともどしたの?」
サあ「「なんでもないでーす」」
ふたりはあまり考えないことにした。
サ「まあ、ポイントに変換さえしなければ普通に生きていけるとして、そういえばさんちんの天界力って今どんくらい?」
あ「あー、貯金額っすか。ちょっと待ってください、えーっと‥‥‥3100万っすね」
サ「え、ありすぎじゃね?うちの店そんなに払ってないよね?」
あ「悲しくなるようなこと言わんでくださいよ‥‥‥。これはめがっちとハントしに行った天界クマの駆除報酬やはぎ取った肉と毛皮の売却金も含まれてんすよ」
め「クマ肉けっこうおいしかったねー、また今度たべようね」
サ「おふたりとも逞しゅうございますね」
サ「とりあえずさんちんのポイントは緊急時まで使わないとして、そういえばこんなん使わんやろと思ってスルーした他二つの転生能力、必要な可能性を醸し出してきたから性能をちょっと確認しとこう」
サ「えっと、敵感知、自分に敵意をもっている相手に対し自分の周囲を自身のレベル×半径1mの範囲まで感知することができる‥‥‥ん?」
サ「範囲防御、自身から半径5mの範囲までの自身を含む味方に対し自身のレベル×1,75の防御力を付与することができる‥‥‥おやおやおや?」
あ「ちなみに店長の現在のレベルは?」
サ「‥‥‥1‥‥‥です‥‥‥」
サ「だって仕方ねえじゃん!この能力元々あのメタンガス野郎に与える予定だったんだしさあ!わたしが使うなんて想定してねえんだよ!」
サ「大体なんなんだよこのレベル依存の能力はよお!オンラインバトルRPGの能力かってんだ!いったい誰だよこんな仕様の能力にしたのは!」
め「オドレやボケェ!ウチは力を送っただけだからその力をどうするかはサッちゃんに一任してたでしょ」
サ「そうでしたごめんなさい、見棄てないで‥‥‥至らない点があったら直すから!」
あ「全ツッパする癖やめろ」
サ「あっ‥‥‥ッスー‥‥‥はい‥‥‥スイマセン、金輪際しません‥‥‥」
あ「じゃけん、地道にレベル上げていきましょうねー」
め「安心してサッちゃん!ウチが敵を倒しまくってサッちゃんをサポートしてあげるんだから!」
サ「めがみしゃま♡」
あ「はーい、天界アブラムシはおとなしくしててくださいねー」
め「そんな‥‥‥このような侮辱初めて受けましたわ!‥‥‥けどなにかしらこの胸の奥から湧き上がってくるものは‥‥‥」
め「おげええええええええええええ!」
女神様の麗しき吐しゃ物が大地を肥沃なものに変えていきました。
サ「そういえば女神様もボディ喰らってたんだった」
あ「はいはい、遊んでると日が暮れちゃうよ、早くやること決めないと」
サ「それもそうだね。それじゃあもっかい資金調達行ってきまーす」
そういうと再びサタンは瞬間移動したのであった。
3分後‥‥‥
サ「ただいまと言ったアナタに 抱きしめて交わす口づけ もう離さないと誓い合った ふたりきりだけのwedding vows~♬」
あ「おかえんなさーい」
あすたきさんちんと女神様は寝そべりながら【新宿にエゾシカを放ったら】の4巻を読んでいた。
サ「さーて、ナンボになったかなーっと‥‥‥やったぜ!400兆円!」
あ「は!?いやいやいやさっきよりも金額跳ね上がってるじゃないすか!いったいなにしてきたんすか!」
サ「いやー、実はミスリルとかオリハルコンとか掘れる鉱山があってね、それをシュン!ってね」
あ「あんたもう天変地異とかのレベルを遥かに凌駕してるよ‥‥‥」
サ「そしたら住処にしてたメタルパンツァーカオスワイバーンがわたわた飛び廻っててやんの!ホントブザマすぎて笑ったわー」
あ「天界で生まれた者の所業か?これが」
あ「ま、まあとりあえず資金も潤沢になったし最初に言ってたみっつ目の拠点や寝床の確保には困らなくなったっすね。それじゃあどっかの町か都市で宿取ります?それとも一軒家でも購入するっすか?」
サ「は?」
あ「え?」
サ「おったまげた、なぜわざわざ文明レベルの低いところに赴こうとなさるのですか?」
あ「だって異世界ものだとよく行ってるから‥‥‥」
サ「人間どものコロニーに行ったって身なりが違うから悪目立ちするし能力で取り寄せたものを見られようものならたかってくるか異教徒だのなんだの言って排除しようとしてくる、わたしにはそれが理解るんだよ!」
あ「そんな‥‥‥知らなかった‥‥‥だってそんなの学校じゃ教えてくれなかった!!!!!」
サ「いいんだよ‥‥‥これから実地で学んでいこ!」
あ「店長‥‥‥ハイッ!」
め「おわったー?そろそろゴハン食べよーよー」
サあ「「ウイッス」」
現時点での保有している天界力(とその他)
サタン[11](400兆19円)
女神[2]
あすたきさんちん[31269538]
天界国 極楽県 お陀仏市 未練町 市立お陀仏小学校の今月の給食費[6700]




