22話 娯楽
セリフの割り振り
サタン>サ「
あすたきさんちん>あ「
女神>め「
みずきちゃん>み「
プミィ>プ「
いよかん>い「
サ「よし、大分森に近づいたからこの辺で車を止めてちょーだいな」
あ「あいよ」
キーーー
あ「それじゃあここまでで52500円ね」
サ「え!?この車って乗り物お金が必要なのですか!?」
あ「タクシーなんだから当たり前だろ。なに?嬢ちゃん払えないの?」
サ「‥‥‥はい」
あ「おいおい、それじゃあ困るよー」
サ「あの!わたしに出来ることならなんでもしますので!」
あ「ほう、なんでも‥‥‥それじゃあ」
あ「警察呼ぶね。手に負えんし」
サ「あ、はい‥‥‥ご迷惑おかけしてすみません‥‥‥」
め「はよ家を出しに行けや!」
サ「やばい!家出せ警察だ!」
サタンは国家権力に屈しつつ、かわいこちゃんラブラブちゅっちゅっマイハウスを出しに車の外に出た。
家の中
サ「というわけでシカの捕獲は明日の朝に行うということで」
め「あ、サッちゃん。昼出かける前に話してたんだけど、プミィちゃん煎餅食べてみたいって」
サ「もうちょっとで夕飯時なんですけど‥‥‥まあちょっとぐらいはいいですかね」
プ「わーい!」
い「よかったですね、魔王様」
サ「それじゃあとりあえずベーシックなやつ、海苔巻いてるやつ、あとはめんどくさいので色んなの詰め合わせしてるやつをどうぞ」
プ「いただきまーす!」
パリッ ボリボリ
プ「おいしー!」
い「結構クセになりそうですね」
め「たまに食べるとおいしーよねー」
あ「あたし海苔巻いてるの好きー」
パリッ ボリボリ
あ「店長の食べてるそれなんの煎餅っすか?」
サ「これは味噌せんべいだよ。昔友人と行った温泉施設のお土産コーナーにあったからノリで買ったらハマっちゃってねー」
あ「へー、一枚くださいよ」
サ「だ、駄目じゃ!これはお前さんが食べると毒なんじゃ!」
あ「いいから食わせろじじい!」
バキッ
サ「ぐわっ!」
あ「たいへんだ!和尚さんが大切にしていた膝の皿を割ってしまった!これはこの毒を食べて死をもってつぐなうしかないな!」
パリッ ボリボリ
あ「うっ! がっ!」
バタッ
‥‥‥ムクッ ピッ
サ「くっくっくっ‥‥‥これでこやつにかけられた保険金は儂のものじゃ。例え難癖つけられたとしてもこの音声データでどうとでもなるわい‥‥‥」
め「和尚狡猾過ぎない?」
晩御飯
サ「さっきおせんべい食べちゃったのでなるべく食欲をそそられるような料理ということでみんな大好きカレーを食べます!」
み「わーい!カレーだいすきー!我大きくなったらカレースライムになるー!」
サ「おいおいなんだそれ、カレーを出して攻撃するつもりかよ!そんなやつ聞いたこと‥‥‥」
サ「やめておいたほうがいい」
み「せやなたしかに」
晩御飯後
サ「いよちゃん、ちょっといい?」
い「はい、なんですか?」
サ「明日のシカの捕獲で道中多分モンスターと遭遇すると思うから倒したら死体を収納スキルで回収するわけなんだけど、前にお願いしたモンスターの死体をギルドに持っていってもらう時にいよちゃんも収納スキル使えたほうがいいかなと思って」
い「そうですね、確かにサタン様のを見てて便利そうでしたし‥‥‥わかりました。わたくしも収納スキルを習得します」
サ「習得するためのポイントは足りてる?」
い「ええ、契約のおかげでゴーレムの時に馬鹿みたいに強くなりましたので」
サ「それはなにより」
風呂場
あ「さっき店長温泉行ってたって言ってたっすけど温泉好きなんすか?」
サ「嫌いではないけど特別好きってわけでもないよ。温泉が好きだったのは友達のほうでわたしは付き添いで行ってただけ」
あ「そうなんすか」
サ「そういえば、わたしらが行ってた温泉施設サウナがあったけど世間が整うだのを話題にしてた時よりも前のことだったからその整うというのを試したこと無いなーわたし。‥‥‥まあ、水風呂苦手だから結局やらなかったと思うけど」
あ「試しに明日やってみましょうよ。ちょうど家の外サウナみたいな感じだし」
サ「整う以前に日射病になるだろーが!」
風呂上り
サ「ちょっと懐かしい気分になったのでついでにコーヒー牛乳とフルーツ牛乳をご用意しました」
あ「あたしコーヒー牛乳~♪」
め「ウチもコーヒー牛乳にしよっと」
プ「ワガハイフルーツ牛乳!」
み「我もフルーツ牛乳だな」
い「わたくしはコーヒー牛乳で」
サ「そしてわたしは両方飲む」
め「わんぱくだねー」
サ「毎回ノリで両方買ってたので」
あ「ノリで生き過ぎだろアンタ」
天界組の部屋
め「よっしゃ!買ってもらった『二立背ひゃん♡』をプレイするぜ!」
サ「共同生活の場で美少女ゲーム(エロゲ)を堂々とプレイするとはなんと豪胆な‥‥‥」
め「今までさんちゃんばっかり娯楽物を買ってもらってたからウチもなんか欲しいなーって思ってたんだよねー」
あ「元々あたし娯楽物のためだけにここに来たからね。もし何も買ってもらえなかったら店長の耳嚙み千切るところだったよ」
サ「こっわ、なにこの狂犬‥‥‥」
サ「それにしても娯楽かー‥‥‥あっちのふたりにも何か買ってあげるか」
異世界組の部屋の前
コンコン
い「どうぞー」
ガチャ
サ「ゲッゲッゲッ、こんなところに女とガキが隠れていやがったとはな‥‥‥こいつはなかなか楽しめそうだぜ」
い「下賤の者がわざわざノックして入ってくるの何なんですか」
プ「サタンおねえちゃんどうしたのー」
サ「君たちにゲーム機というものをプレセントしようと思ってね」
い「げえむき?」
サ「まあ、なんにもわかんないと思うからとりあえずセッティングしとくね」
サ「テレビをどーん!ゲーム機どーん!コードをブスッとな」
サ「そしてゲームを起動!」
『Heaven's fantasy』
サ「はいプミィちゃんコントローラー、これを操作してこのキャラクターを動かしていくんだよ」
プ「そーなんだー」
サ「最初はこの場所にいるひとたちに話しかけていけば色々教えてくれるよ」
プ「うん、わかった!」
サ「ちゃんとNPC全員に話しかけるとは、なんて好感の持てる初心者なんだ‥‥‥お、フィールドマップに出たね。この画面の時は移動中いつ敵と遭遇するかわからないから気を付けてね」
プ「はーい!」
ぐーるぐーるぐーるぐーる
サ「ん!?な、なんで町の入り口をぐるぐる回ってるの?」
プ「町のひとが敵をやっつければ強くなれるしお金ももらえるって言ってたの!だからいっぱいお金もらって強い装備も買おうと思ったんだけど体力が無くなったら死んじゃうからすぐ宿屋ってところに行けるようにしてるの!宿屋に泊まれば体力を全回復できるって言ってたから!」
サ「そ、そうなんだ‥‥‥(ゲームという存在自体さっき知った奴のムーブじゃねえぞこれ‥‥‥)」
サ「あの、いよちゃん」
い「なんですか?」
サ「もしかしてプミィちゃん頭良い?」
い「そうですね、先代がご存命だった頃にプミィ様の教育を担当されていた方が言っておりましたが、だんだんプミィ様に戦略、軍略の才があることが判明してきまして。ですが、後々魔王軍にその才覚を利用されるか、または疎まれて危険な目に合うことを危惧された先代が他の者にプミィ様の才を悟られぬように教育を中止し、ずっと遊ばせておくようにと事情を知る者に指示を出していたようで」
サ「そこからいよちゃんが遊び相手に抜擢されてご両親が亡くなられた後もプミィちゃんの才能がバレないように魔王の仕事を全部自分で片付けていたってわけか」
い「ええ、その通りです」
サ「しかし、この分だとRPGはすぐにクリアしそうだな。4、5本別のジャンルのゲームも買っておこう」
サ「それじゃあわたしは部屋に戻るけどあまり夜更かししちゃだめだよー。もし言うこと聞かなかったらゲーム没収するからねー」
プ「はーい!」
い「こんなに買っていただきありがとうございました」
サ「そんじゃおやすみー」
プ「おやすみなさーい!」
い「おやすみなさいませ」
ガチャ パタン
サ(‥‥‥プミィちゃんの言動が年齢よりもちょっとだけ幼い気がしてたがそういう事情があったのか‥‥‥)
サ(娘の成長よりも娘の身の安全を優先した親の愛‥‥‥か)
天界組の部屋の前
ガチャ
め「Fooooooo!!!!!!今から主人公のBack virginを消失させまーーーーーす♪」
あ「なかとそと、どっちのシーンから回収しちゃう!!!!!!?」
み「我にも見せて!我にも見せて!!」
ぴょん ぴょん
サ「‥‥‥ゲームであそんでいること自体は同じなのにこの差はなんなんだろうか‥‥‥」
現時点での保有している天界力(とその他)
サタン[28511](399兆9495億5150万6829円)
女神[2]
あすたきさんちん[8]
『Heaven's fantasy』の裏ワザ
タイトル画面で⇧ ⇧ ⇧ ⇧ ⇩ B B B B B B B ⇦ ⇨ A Select Startの順で入力するとストーリー2章でパーティーに加入し、7章でイベント死してパーティーを離脱するメインヒロインの父親が最初から最後までパーティーに居座り続けるという裏ワザ




