21話 ペルセポネ
セリフの割り振り
サタン>サ「
あすたきさんちん>あ「
女神>め「
みずきちゃん>み「
プミィ>プ「
いよかん>い「
サ「牡丹肉料理美味しゅうございました。つーわけでイノシシを捕獲しに行きますか!」
プ「イノシシさんどこにいるのー?」
サ「えーっと、この地図でいうとまず、今わたしたちがいるのがこの辺。そんで捕まえに行くイノシシがいるのがこの森」
め「あれ?結構近くない?」
サ「はい、車で3時間くらいで到着すると思います。この森なら他の食糧狙いの奴らとかち合うこともないでしょうね」
あ「なんでっすか?」
サ「今までのわたしらの道中を思い返してみなさいよ。わたしらは魔王軍側の領土から車で延々とペンペン草も生えないような荒野をつっ走ってきたでしょ?車を持たない魔王軍が食糧確保のためにそんな不毛の土地を行き来してまでその森を目指すと思うか?絶対道中で全滅するぞ。人間側も食糧にさほど困ってないからこんな辺鄙な所にある森にわざわざ来ることも無いだろうし」
め「でもそれってイノシシが狙われてない場所ってことだよね?イノシシが安全なら勝手に繁殖していくだろうしウチら何もしなくても良くない?」
サ「ところが、誰も干渉しなきゃしないでその環境の生態系の上位の存在が増えまくって結局絶滅の危機なんですよねー」
あ「あー、よくあるっすよねー‥‥‥ん?」
サ「どうしたさんちん?今夜添い寝してほしいのか?しょうがない、やさしくしてね‥‥‥」
あ「ピーチクパーチクやかましいっすね。そもそもベッドひとつにさんにんで寝てるからいつも添い寝状態じゃないっすか。そんなことより狩猟的観点からいえばシカも結構肉取れますよね?」
い「しか?って何ですか?」
あ「あれ?この世界にシカって実装されなかったのかな」
サ「えー?そんなことあるかー?ちょっと確認してみるか」
そう言うとサタンはなにかを操作しだした。
サ「‥‥‥Oh my God!!!!!!!」
め「はーい♡あなたの神ですよー♡」
サ「うう、だだ甘えしたいけど今心に余裕が無さすぎる」
あ「そんなに顔青ざめてどうしたんすか?」
サ「‥‥‥この世界のシカの頭数‥‥‥18頭‥‥‥」
あ「絶滅寸前じゃねーか!!!!!!!」
サ「ヤバイヤバイヤバイヤバイどーーーしよーーーーーー!!!!」
あ「じゃあさっきいよちゃんが知らなかったのって‥‥‥」
め「頭数が少なすぎて存在自体が知られてないってことだったんだね」
い「そのような動物が存在していたのですね‥‥‥」
プ「どんな動物なのー?」
め「うーん、口で説明するより見てもらったほうが早いかも。サッちゃんパソコン借りるねー」
サ「‥‥‥どうぞ」
め「シカで画像検索っと、ほらこれだよー」
プ「うわー、かわいー!」
い「やはり、見たことは無いですね」
め「ついでに動画も見よう」
プ「なんかエサあげてるねー」
い「この与えてる丸い物は何ですか?」
あ「鹿せんべいだね。元々は人間のおやつに煎餅というのがあってそれをシカ用に作ったやつだよ」
プ「そーなんだー、おいしそー!」
め「あとでサッちゃんに人間用の煎餅買ってもらおっか♪」
プ「わーい!」
サ「よし!とりあえず、さっき行こうとしてた森にそのまま行こう!」
サタンは急いで車の準備をした。
外
家を収納して全員車に乗り込んでいた。
あ「‥‥‥であたしが運転するんすね」
サ「ちょっと後ろでスキルをとってるんでよろしくお願いしますわ」
あ「はいはーい」
ガココ ブロローン
め「それにしてもイノシシよりもシカのほうがやばかったとはねー」
サ「さっきイノシシ調べた時に書いてあったんですけど、イノシシって結構強いらしくてクマも積極的には攻撃しないっぽいんですよねー。一方シカは速いけどなんかクマに喰われてるイメージがあるから結局は強さが全てなんだと思いますよ」
め「あー、ただでさえ弱いのにこの世界にはモンスターもいるから‥‥‥」
サ「ええ、速攻で狩られまくったんでしょうね」
あ「それで、店長はなんのスキルをとるんすか?」
サ「まず、敵感知とかいうゴミスキルの最大強化スキル超広範囲サーチをとります。これはですねえ探したい対象を指定して自身のレベル×半径10kmまで探ることが出来るんですねえ」
め「サタンさん、アナタ今おいくつ?」
サ「今年で84になりました。最近は関節の痛みがひどくてねえ‥‥‥」
め「そうなの?じゃあ全ての関節を無くしたらどうかしら?」
サ「!?」
あ「84レベルってことは半径840kmっすか、ありえんくらい範囲広いっすね。‥‥‥というか、ゴーレム300体ぐらい屠ってレベル2しか上がらなかったんすか?」
サ「高レベルだから1上げるのにも大分かかるし、そもそも奴隷契約で経験値は分配されるしね」
あ「大変っすね。それでとるのはそれだけっすか?」
サ「いや、眠らせる魔法スリープをとって広範囲にかけれるくらいに強化する。見つけても運ぶとき暴れられたら面倒だし、運んでる最中他の生物に邪魔されたくないし」
め「そしてウチらにかけていかがわしいことすることもできるしね」
サ「!!!」
あ「おい、その「確かに‥‥‥」って顔やめろ。バックミラーで見えてんぞ」
サ「そんなことするわけないじゃあないですか」
あ「また一族から逮捕者を出す気か?親御さん悲しませるなよ、ただでさえもうギリギリなんだから」
サ「‥‥‥はい」
い「‥‥‥本当にこの方がこの世界の管理者ですか?」
め「そうだよー。運がなかったと思ってあきらめてね☆」
い「‥‥‥」
いよかんは絶句した。サタンと奴隷契約したのは軽率だったのではと思い始めていた。
二時間後
あ「お、遠くに森の入り口が見えてきたっすよ!」
サ「そうか、それじゃあ森の入り口の少し手前で止まって家を出して今日はおしまいにするか」
あ「はい!?あんなに急いでたのにどうしたんすか突然!」
サ「確かに焦って出発したけど、冷静になって考えてみたらもうちょいで夕方だし、野生動物の捕獲が目的だから気取られないように大きい音を出す車は使えず徒歩で行くしかないし、あの森には普通にモンスターがいるから目的の場所に行くまでに時間がかかるだろうし、そんななかでシカの雄と雌それぞれ最低2頭ずつ捕獲するってなると完全に日が沈むわ」
プ「なんでオス、メス2頭ずつなの?」
サ「近親交配‥‥‥つまり血のつながった親子や兄弟で子供を作り続けると子供が早死にしたり、最初から腕とか脚とかが無い状態で生まれたりすることがあるんだよ」
プ「かわいそうだね‥‥‥」
サ「そうならないためになるべく別の組み合わせで子供を作ってもらうために多くのシカを捕獲する必要があるんだよ」
プ「なるほどー、わかった!」
あ「今の話を聞いてると既に近親交配を繰り返してる可能性もあるっすね」
サ「まー正直それだけじゃなく、雄と雌の比率が極端に偏ってないかっていう心配もあるね」
あ「これ、場合によってはあたしたちで管理、飼育する必要がでてきますよね?」
サ「そーね、でもわたしら専門家じゃないから手を尽くしてもどーしようもなかったらその時は残念だけどあきらめるしかないね」
あ「なんとかなればいいんすけどねえ‥‥‥」
サ「そうだな。急ぎたい気持ちもあるがさっきも言った通りすぐ日が沈むだろうから流石にみんなをまっ暗な森の中で歩き回らせるのは危険だし明日にしよう」
め「ねーねーサッちゃん、美少女ゲーム(エロゲ)買ってほしいんだけど」
サ「今の流れで何とんでもないものねだってくるんですか!!!!!!!!!!?もっと空気読んでくださいよ!!!!!!!!!」
サ「まったく‥‥‥で?どのメーカーのなんてタイトルの作品ですか?」
め「えっとねー、『ペルセポネ る~じゅ』っていうメーカーの『二立背ひゃん♡』だよー」
サ「知らないメーカーだな‥‥‥その作品ってどんなあらすじですか?」
め「女の子のようにかわいいおとこのこが主人公なんだけどある日、実の妹に激怒されてパイプカットされて死にかけたんだけど、突然両性具有の淫魔の3姉妹が現れて主人公は助けられたの。でもパイプカットされた部分が滅茶苦茶小さくなっちゃって、それを元のサイズに戻すためには淫魔たちと何回も体を重ねなきゃいけないってお話だよ」
サ「‥‥‥あとでわたしにも貸してくださいね♡」
あ「興味津々じゃねーか!!!!!!!!!!」
み「我にも我にも!」
サ「お前は駄目」
み「!?」
現時点での保有している天界力(とその他)
サタン[28511](399兆9495億5154万2167円)
女神[2]
あすたきさんちん[8]
『ペルセポネ る~じゅ』の最新作!『二立背ひゃん♡』が?月?日に発売予定!
初回限定版にはなんと!ドラマCDとビジュアルファンブックが付いてくるんだって!すっご~い!
予約してくれた人には特別に書き下ろした『天塚あかねのちょっとエッチな複製原画色紙』も貰える‥‥‥って、なんであたしのいやらしい絵が付いてくるのよ!!!!まさかクソアニキの仕業!?今すぐぶちのめしに行って二度と固形物を食べられない体にしてやるんだから!!!!!!
『二立背ひゃん♡』
通常版 8,800円 初回限定版 12,800円




