15話 軽蔑
セリフの割り振り
サタン>サ「
あすたきさんちん>あ「
女神>め「
みずきちゃん>み「
プミィ>プ「
いよかん>い「
サ「よし、料理が完成したぞ。さっそく試食をしてみよう」
パク もぐもぐ
サ「!?‥‥‥美味しい‥‥‥けど、あのとき食べた天界水産の料理と比べると数段見劣りしてしまう‥‥‥」
サ「くそっ!やれることはすべてやったのにいまだに天界水産の料理には届かないのか‥‥‥」
サ「もう時間がない、明日までに天界水産を超える料理を作れなかったら、うちの店を畳まなきゃいけない‥‥‥ちくしょう!いったいどうしたら‥‥‥」
あ「あれー?てんちょーまだいたんすかー?」
サ「あ、ああ、さんちんはどこ行ってたんだ?」
あ「コンビニっすよー、好きな作品のコラボ商品があったんで買ってきましたー」
サ「そうか‥‥‥」
あ「てんちょー、まだ納得のいく料理作れてないんすかー?」
もぐもぐ
サ「ああ、これがなかなか難しくて‥‥‥!?」
サ「さんちん!今食べてるそれって!」
あ「ん?ああ、これっすか?てんちょーも食べます?」
サ「こ、これだーーーーーー!これを使えばあの天界水産の料理に勝てるぞ!」
翌日
サ「普通に負けました。というわけで夕飯を決めていこうぞ」
め「茶番なっっっっが!」
サ「プミィちゃんといよちゃんはどんな料理があるかわからないだろうからわたしが決めてあげるね」
い「おねがいします」
プ「わーい!どんなのだろー!」
め「よし!先行はウチが頂く!ウチは塩ジャケと鶏のからあげとデザートにカプチーノシフォンケーキを注文!ターンエンド!」
あ「あたしのターン!あたしは焼きうどんとえびのトマトソースグラタンと茶碗蒸しを注文!ターンエンドだ!」
み「我のターン!我は豆腐とおからのメンチカツと鶏ささみと豆腐のみぞれ煮とデザートにロールケーキを注文!ターンエンドォ!」
サ「えっとー、わたしは豚バラ肉の塩こうじ焼きと台湾ラーメンとマドレーヌでー、いよちゃんは肉じゃがと中華丼と蒸しドーナツ。プミィちゃんはカレーライスと蒸しプリンね。」
注文が届いて大人数で楽しく食卓を囲めました。よかったね!サタンちゃん。
夕食後
あ「てんちょー対物ライフルちょうだーい♡」
サ「自分で一回送りつけといてなんだけど対物ライフルをねだられることってそうそう無いよなあっと」
サ「ほい、女神様と同じモデルのやつ。マガジンは10個、女神様の追加分で更に5個。取り扱い方は女神様に聞いてきてね」
あ「おっけー、めがっちー!これの使い方おしえてー!」
め「いいけど、1靴下ねー」
あ「なにそれ!?あたし何を要求されてるの!?」
サ「いよちゃーん、プミィちゃーん、ちょっといいー?」
プ「なになにー?」
い「なんでしょうか?」
サ「まず、いよちゃんに聞きたいんだけど、人間に化けることって可能?」
い「ええ、可能ですよ。よく人間の店で買ったものを魔王様に与えてましたし」
サ「そっかそっか、今後の話になってくるんだけど、魔物とかを間引いた後の死体を冒険者ギルドとかに流そうかなって考えてて」
い「なるほど、わたくしに冒険者ギルドに登録して諸々を請け負ってほしいと」
サ「まあ、無理強いはしないけどね。けど、わたしたち資金はかなり持っているけどいつ、どれくらい使うかわからないから一応別方面からの資金確保もしときたいなーって」
い「そういうことでしたらその要望、つつしんでお受けいたします」
サ「たっすかるー」
プ「ねーねー、ワガハイはー?」
い「魔王様はまだ変化の能力を使えないじゃないですか。もう少し成長してからにいたしましょうね」
プ「そっかー」
サ「そのへんに関しては問題ないと思うけど説明は後でね」
プい「「?」」
サ「そんで次は人間以外の種族について。増えすぎたやつらは間引けばいいけど、減少している種族で交配で増やすタイプのやつらは色々なアプローチをする必要があるかもしれない。そこでわたしたちより信頼されそうな君らに頑張ってほしいというわけです」
い「つまり、そういった種族に交渉なり、提案なり、説得なりをしていけばいいわけですか」
サ「場合によっては脅しもいいぞ」
い「そちらの件も承りました」
サ「たよりになるぅー。それじゃ、これが最後なんだけど」
サ「ふたりともわたしの奴隷になってくれない?」
ゴリッ
あ「めがっちー、セーフティーの解除ってこれー?」
め「そーそー、いやーちょうどいい標的があってよかったねー」
サ「あのー、すいません、ちょっと待っていただけないでしょうか?」
い「あの、奴隷は流石にちょっと‥‥‥」
プ「サタンおねえちゃんわるいひとだったの?」
サ「あの、違うんです!ちょっと言い方が悪かったけど弁明させてください!」
め「あのさあサッちゃん、ウチら割とクリーンなイメージで活動させてもらってるわけ。けどさあ、たったひとりが馬鹿やったらウチら全員がおんなじように見られるんだよねえ‥‥‥ワカル?」
あ「おっきい金と力が手に入ったからチョーシにノっちゃったのかな?やっていいこととわるいことの区別もつかなくなっちゃったんカナー?」
み「そこそこおもしろいやつだと思ってたがこんなやつだったとはな‥‥‥心底軽蔑する」
サ「あの、ほんど、ぢがくて、せつめい、ざぜで、ぐだざい‥‥‥」
いい年したおとながガチ泣きしていた。
三分後
サ「えー、ズビッ!説明の機会を与えて下さりまことに有難う御座います」
サ「女神様はご存じかと思いますが、この世界の生物は強さに上限というものございます。しかし、例外としてこの上限を取っ払う方法がふたつあります。ひとつはそこのみずきちゃんみたいにテイムされること。しかし、テイムはあくまでモンスター相手にしかできません。そこででてくるのが」
い「さきほどおっしゃっていた奴隷‥‥‥ですか」
サ「その通り。奴隷契約を結ぶことで強さの制限を無くし、なおかつ契約者間で経験値の分配も可能となります」
あ「つまり、店長やいよちゃんが敵を倒せば倒すほど戦闘に参加していないプミィちゃんも強くなっていくと」
い「なるほど、さきほど問題ないと言っていたのは」
サ「そ、わたしらが頑張れば変化の能力くらいすぐに習得できるでしょってこと」
い「得心がいきました。わたくしとしても魔王様に強くなって頂きたいので願ってもない提案です。魔王様もそれでよろしいですか?」
プ「うん!いいよー!」
サ「おっけおっけ、それじゃスキルポイントを使って奴隷契約の能力を取るねー」
い「あの、了承はしましたがくれぐれも変な命令はしないでくださいね」
サ「アッハッハ!しないしない!‥‥‥よし、習得完了!それじゃあふたりとも背中こっちに向けてー」
あ「なんで背中?」
サ「契約すると奴隷側は紋章がついちゃうからなるべく目立たないように背中につけようと思って」
め「え!?下腹部や臀部ではなく!?」
サ「考えても口に出さんようにしてたのに、この御方欲望に正直すぎる‥‥‥」
サ「それじゃあけいやくしますよー。コホン」
サ「ちょっと!わたしと契約するからにはわたしのゆーことなんでも聞いてもらうんだからね!だ、だから、はやくわたしと契約しなさいよ‥‥‥ばか//////」
詠唱を終えるとプミィといよかんの体が紫色の光に覆われ、背中の方に光が収束し、やがて光はおさまった。
サ「はい、契約かんりょー。おつかれさまー」
あ「‥‥‥今の詠唱いります?」
サ「いるわけねーだろ!わたしを誰だと思ってやがる!」
あ「ほんとお前誰だよ‥‥‥」
プ「ふわぁ~~」
い「そろそろ歯を磨いて寝ましょうか、魔王様」
サ「あ!まってふたりとも!」
プい「「?」」
サ「サタンの名のもとに命ず!ふたりともわたしのほっぺにおやすみのチューをせよ!」
ちゅっ♡
い「舌の根も乾かぬうちになんて命令してるんですか!もう////」
プ「えへへー。サタンおねえちゃんおやすみー♪」
あ「‥‥‥なぁにうらやましいことしてんだボケがああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
バチン!
め「てめぇも後で奴隷にしてやろうかゴルゥアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
バチン!
ふたりに両ほほビンタされたが自分の行いを恥じず、むしろ誇らしいとすら思えたサタンなのであった。
現時点での保有している天界力(とその他)
サタン[3511](399兆9498億241万1796円)
女神[2]
あすたきさんちん[31264538]
天界水産が提供してきた料理 麦チョコ




