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異世界をなんかいいかんじにしよう  作者: おぷか


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11/50

11話 あらたなる地平

セリフの割り振り


サタン>サ「


女神>め「


みずきちゃん>み「

 サ「それじゃあ、そろそろ向かおうと思いますけどどうします?女神様車運転しますか?」

 め「いや、道中で狙える獲物がいるかもしれないから運転はサッちゃんに任せるよ」

 サ「了解しました。それじゃガレージから車回してきますね」

 め「あいあーい、よろしくー」


2分後

 サ「さてと、出かける前に家を収納しときましょっと」

サタンが手をかざすとみんなとの大切な思い出がつまった7SLDKの住まいが跡形もなく消え失せていた。

 サ「ほんじゃ、出発するでー」

 め「ちょっと待って!みずきちゃん用にチャイルドシートを買ってあげるべきでは!?」

 サ「特に必要性を感じられないですし、なんだったら女神様の膝の上に乗せていっしょにシートベルトを付ければ緊急時にエアバック以上の安全性のあるクッションになってくれると思いますよ」

 め「ヌ‥‥‥一見合理的な提案だがみずきちゃんと合法的に密着し続けられるという利がある。そのご意見、採用せざるをえないな」

 サ「ご理解頂けたようで恐悦至極‥‥‥というわけで改めて出発だあああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 み「いざゆかん、あらたなる地平へ」

サタンがステアリングを握る車が広大な森の中を駆け抜けていった。


20分後 森の中移動中

 サ「テンションあがんねー。道中にコンビニもサービスエリアもないのつまんな過ぎるー。いっそのことわたしが作ってやろうか‥‥‥」

 め「そうなるとこの世界の住人をスタッフとして雇わなきゃいけなくなるし、この世界の通貨でのやりとりもしなきゃいけなくなるから大分めんどくさいと思うよ」

 サ「ですよねー‥‥‥けど、この世界の生物の管理だけするってゆうのも味気ないと思っている自分もいるんですよねー」

 め「与えられた仕事だけじゃ満足できない会社員みたいなことゆーとるで自分、ところでひとつ聞きたいことがあるんだがよろしいか?」

 サ「わたしの気分次第ですが‥‥‥まあ、いいでしょう。何が知りたいのですか?わたしが幼少の頃に近所の神社にまつられていたおっかない仁王像を見てギャン泣きしていたことですか?」

 め「なにそのかわいいエピソード。そうじゃなくって、なんでこの森の中スライム以外見かけないのかなってことを聞きたかったの!」

 サ「ああ、そのことですか。それはこの森が魔王城(現跡地)のうらっかわにあるからですね」

 め「?魔王城の近くならなおさら凶暴な魔獣とかいそうなものだけど」

 サ「その辺はほら絶賛人間共と戦争中だから身近な所から戦力になりそうなものをかき集めて最前線に投入してるんですよ」

 め「なるほどー、だから戦力にならないスライムは兵役をまぬがれたと」

 サ「ええ、結果的にスライムは絶滅の危機から保護されたというわけです」

 め「だってさー。よかったねーみずきちゃん♪」

 み「Oh Yeah!」

 め「というかウチら魔王のお膝元であんな悠々自適に暮らしてたのマジウケルんですけど」

 サ「そりゃわざわざスライムしか残っていない森に来る物好きな奴なんているわけないですし、だからぶっちゃけこの世界で一番平和だと思いますよこの森」

 め「へー、異世界転生の開始地点としては最適な環境だねー‥‥‥ん?裏を返せばこの森を抜けたら‥‥‥」

 サ「ラスボス手前の歯ごたえのある難易度があなたをお待ちしております。是非心ゆくまでお楽しみくださいませ♪」

 め「お、おい引き返さないか?俺にはあの閉鎖的なド田舎が性に合ってる気がするんだ!」

 サ「だーめ♡神にでも祈っててください♡」

 め「I am GOD. Nice to meet you」(わたしは神です。はじめまして)

 サ「I’m Sanchin's husband」(わたしはさんちんの夫です)

 め「Me too」(わたしもです)

愛憎渦巻くふたりと一匹を乗せた車が森の出口を目指し今なお走り続けるのだった。


約一時間後

 め「おっ、見えてきたでーサッちゃん!あの光、もうすぐ森を抜けられるで!」

 サ「ふっ、一日千秋の思いで走り続けた甲斐があったというもの‥‥‥このまま突っ込むぞ!」

 め「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

 サ「抜けたああああああああああ!!!!!!!!遂に森を抜けたぞおおおおおおおおお!!!!!!!!」

 め「やったあああああああああああ!!!!!!!!」

キキーーーーーーーー

 め「おおう、どしたのサッちゃん。急に車を停めて」

 サ「ちょっと疲れたからきゅーけー」

ウィーン ごそごそ スッ カチッ ボッ ちりちり

 サ「ふーーーーーーーーーー」

 め「あれ?サッちゃんたばこ吸うんだ」

 サ「普段はあまり吸わないようにしてるんですけどドライブで遠出すると妙に吸いたくなるんですよねー‥‥‥あ、ジュース何飲みます?」

 め「それじゃあピーチ系の炭酸ちょうだい♪みずきちゃんはなに飲む?」

 み「抹茶ラテじゃ!抹茶ラテを飲みたいんじゃー!」

 サ「かしこまりー、わたしは甘ったるいコーヒーにしーよおっと」

 め「それにしてもあたり一面荒野だねー」

 サ「そうですねー、窓から手を出すと結構気温高そうですからマジでクーラーがついてる車が最強すぎるってかんじー」

 め「それで、ゴーレムがいるところってあとどれくらいなの?」

 サ「えーとですね、我々が今走った距離の大体32倍くらいの距離がありますね」

 め「結構遠いねー。ここまででかかった時間が大体一時間半だから32倍だと‥‥‥およそ2日間かあ‥‥‥」

 サ「まあ、割と危険地帯を避けていきたいですからね。こればっかりはしょうがないです」

 め「うーん、確かにこれはコンビニやサービスエリアがないことが心にくる気がするなー‥‥‥ところでサタンさんや、厠はどこにあるんかのう‥‥‥」

 サ「おやおやぁ?女神様ともあろう御方が催してしまわれたのですかぁ?実はわしもじゃ!‥‥‥というわけで一旦車から出て‥‥‥うおっ、あっちー!」

 め「だ、大丈夫かサッちゃん!」

 サ「え、ええ、ちょっとしたカンカン照りって感じですね。そんなことより‥‥‥そーうれい!」

ズン! ズン!

 サ「はい!仮設トイレ設置かんりょー!」

 め「やるじゃないサッちゃん!」

 サ「ひゃー!あっついわー」

ガチャ バムッ

 め「戻ってきちゃった」

 サ「冷房に慣れきった体に外の暑さはきっちーわ‥‥‥あ」

 み「み?」

 サ「みずきちゃん、ちょっとわたしの顔以外の全身を覆ってみてくれる?」

 み「フン、これは貸しだからな‥‥‥ではゆくぞ!」

ヒュッ ぽむん にゅにゅにゅにゅにゅーーーーーーーん

 サ「お、おお!こいつは!」

ガチャ バムッ

 サ「うおおおおおおおおおおお!!!!なんという遮熱効果!!!!そのうえひんやりぷるぷるきもちいい!!!!!」

 め「いいなー!よーし、みずきちゃん!分裂して!」

 み「お安い御用にゃー!」

みゅみゅみゅみゅみゅ ぷりんっ 〖ジャジャーン!〗

 め「みずきちゃんツヴァイ!ウチにもお願い!」

 み「合点承知の助ぇ!」

ぴょん ずるずる にゅにゅにゅにゅにゅーーーーーーーん

 め「うわーーーーい!ぷるぷるに包まれてさいっこう!」

 サ「これなら熱のこもりそうな仮設トイレでも快適に用を足せそうですね。はい、トイレットペーパーです」

 め「サンキューサッちゃん!あ、みずきちゃん達放尿する時はお尻のほうは覆わなくていいよ♪」

『『ガチャ バタン シャー』』


2分後

 サ「いやー、スッキリスッキリ♪そんじゃ仮設トイレを売却っと」

 サ「それじゃ、そろそろ出発しますかね」

ガチャ バムッ

 め「イエーイ!レッツラゴー!‥‥‥あ、みずきちゃん達そろそろ戻っていいよー」

 み「ふふっ、我は最強の生命体‥‥‥あのような扱われ方でも最強の生命体なんだ‥‥‥」

今日もみずきちゃんの鋼の精神力が鍛えこまれていくのだった。


現時点での保有している天界力《てんかいぢから》(とその他)

サタン[6511](399兆9498億657万7823円)


女神[2]


あすたきさんちんの推しキャラ

PF2発売ソフト『グラマラス フロイライン2』の『小金沢・F・絵里子』

 



 

 




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