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異世界をなんかいいかんじにしよう  作者: おぷか


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12/50

12話 邂逅

セリフの割り振り


サタン>サ「


女神>め「


みずきちゃん>み「


プミィ>プ「


いよかん>い「

走り始めてから3分後

 サ「あん?なんか進行方向に落ちてますね」

 め「あー、ほんとだ。うーん?なんか生き物っぽいかな?」

 サ「ふうむ‥‥‥しからば!みずきちゃん、車のルーフを開けるからいつでも動けるようにスタンバイしてもらってもいいかい?」

 み「ああ!お前らは我が守護ってやる!」

 サ「えー、心強いお言葉を頂きましたので警戒しつつ近づいていきたいと思います」

 め「総員!警戒態勢!」


警戒目標の目の前に到着

 サ「おいおいこいつは‥‥‥」

ガチャ バムッ ザッザッザッ

 サ「へっへっへっ、見てくださいよアニキ!こんなところにメスガキが落ちてますぜ!」

 ?「み、水‥‥‥」

 サ「ギャハハハ!このガキH₂Oをご所望らしいぜ!」

 め「おい、くっちゃべってないでこいつをさっさと車に積み込め」

 サ「へ、へい!すいやせんアニキ!」

サタンは指示通り幼女を車の後部座席に運び込んだ。

 サ「さて、見るからに熱中症なり、脱水症状なりの類だと思うんでとりあえず経口補水液でも与えておきますか。どうせペットボトルなんて見たことないだろうからキャップを外してと‥‥‥はーい、ちょっと口を開けてねー」

 ?「?は、はい‥‥‥」

 サ「少しずつ口の中に流し込むから落ち着いて飲んでね」

 ?「んくっ んくっ ぷはっ!これ甘くておいしい!」

 サ「おー、ちょっと元気出てきたねー。それじゃこの飲み物渡すから自分のペースで飲んでね。全部飲み切っても大丈夫だから」

 ?「うん、ありがとう!」

 サ「あ、みずきちゃん、ちょっとこの子の額に負担がかからないように張り付いといてくれる?」

 み「しかたないわね、今日だけなんだからね!」

 ?「うわー、スライムだー。ひんやりしてきもちいー」

 み「我の魅力的なNice Bodyの虜になるがいいー」

 め「それにしてもこの子見た目からして人間じゃないっぽいし、もしかして魔族だったりする?」

 サ「そうですね、まず間違いなく魔族だと思うんですけど魔族にしては結構珍しいドレスをきてるんですよね‥‥‥ねえ君、名前を教えてもらってもいいかな?」

 プ「は、はい!ワガハイの名前はプミィっていいます!初めまして!」

 め「かわいー名前だねー。ウチはめがちゃん、もしくはめがっちって呼んでね♪」

 サ「あー、わたしの名前はサタンだよー。ヨロシクネー」

 プ「めがちゃん!サタンおねえちゃん!よろしくね!」

 サ(女神様、ちょっといいですか?)

 め(どったの、サッちゃん)

 サ(えー、あの子現在の魔王です‥‥‥)

 め(は!?幼すぎるし、なんでこんなところに魔王が行き倒れているのさ!)

 サ(恐らくあの子が幼い時分に両親が亡くなられたのでしょう‥‥‥こんなところで行き倒れていたのは‥‥‥ちょっと心当たりがありすぎる)

 め(というかなんであの子の正体にすぐ気付かなかったの?)

 サ(この世界の重要そうな人物は名前でしか知らないんですよわたし‥‥‥)

 プ「ところでおねえちゃんたちって人間さんなの?」

 サ「うんにゃ、わたしたちは女神様とこの世界の管理者だよ」

 プ「へー、かんりしゃ?っていうのはよくわかんないけど前に見たことある女神様の像とは全然似てないよ?」

 め「そりゃー、一回も姿を見せてないから想像で作るしかなかったんだよ。女神という概念だけを借りた一次創作だぁね」

 プ「ふーん、よくわかんないけどそーなんだ」

 サ「ところでプミィちゃんて魔王だよね。なんでこんなところで行き倒れてたの?」

 プ「実は‥‥‥どうしてかわからないけどワガハイのおうちが突然消えちゃったの‥‥‥」

 サ「そ、そんな!それは大変だったね‥‥‥」

 プ「それで魔王軍で働いてくれてたみんなにあげるはずだったお金も全部消えちゃったからみんな出て行っちゃって‥‥‥ワガハイみんなの力になることができなくて‥‥‥それでどうしたらいいかわからなくてこんなところまで飛び出してきちゃったの‥‥‥」

 サ「そうなんだ‥‥‥それでこれからどーしたい?帰りたいなら近くまで送るけど」

 プ「ううん、帰りたくない‥‥‥今までは死んじゃったパパとママが遺したおうちを守らなきゃってがんばってたけど、もうおうちなくなっちゃたし‥‥‥」

 プ「だけど、パパとママが死んでから今までお世話してくれたいよかんになにも言わずに出てきちゃったから心配してるだろうなあ‥‥‥」

 サ「そっか、ちなみにいよかんさんってどんな見た目してるの?」

 プ「?えっと、背が高くてふんわりした白い髪で頭に二本の角が生えてる女の人だけど」

 サ「おーけーおーけー、それじゃみずきちゃんみんなの護衛よろしくね」

そう言い終わるとサタンが目の前からいなくなった。


魔王城(跡地)

 い「魔王様‥‥‥一体いずこに行かれたのですか‥‥‥」

プミィちゃんの後見人であるいよかんが泣きながら地面に横たわっていた。

 サ「こんにちわー、いよかんさんですかー?」

 い「あ、貴方誰ですか!?何時からそこに!?」

 サ「お探しの魔王様はあの方角の森を抜けたちょっと先のところで保護されています。急いで迎えに来てくださいね。では後ほど」

 い「ちょっとま」

言うだけ言うとサタンは再び瞬間移動した。


荒野

 サ「ただい松阪牛」

 プ「うわ、びっくりしたー。サタンおねえちゃんどこいってたのー?」

 サ「ちょっと知らない人とおしゃべりをね、ところで帰りたくないならわたしたちと一緒に旅をしませんか?衣食住は保証できますよ」

 プ「うん‥‥‥いっしょに行きたいけどいよかんに心配をかけたままだし‥‥‥」

 サ「それじゃあ、本人とよく話し合ってください」

 プ「え?」

 い「魔王様ー!」

 サ「やっぱり世話役を任せられるだけあって速いな」

ガチャ バムッ

 サ「こっちこっちー!」

シューーー ズザザザーーーーー

 い「魔王様はどこですか!?」

 サ「この中だよー」

ガチャ

 い「魔王様!よかった!ご無事で‥‥‥ってなにこの箱の中!涼し!」

 プ「いよかん!どうしてここに!?」

 い「そこの方にここにいると教えてもらいました!魔王様帰りませんか?魔王城は残念ながら消失しましたが魔王様さえ良ければわたくしの家でいっしょに暮らしませんか?少々手狭ですが‥‥‥」

 プ「いよかんのおうちで暮らすのは嫌じゃないしぜんぜんうれしいけど‥‥‥ワガハイもう魔王やりたくない。死んだパパとママも人間さんと争いたくないってよく言ってたしワガハイもそう思うもん」

 い「そう‥‥‥ですね、魔王軍内部でも魔王様に対して不穏な動きを見せている輩が幾人かいたので確かに戻らない方が得策かもしれませんね‥‥‥」

 サ「そんなお二方にご提案です!わたしたちといっしょに働きませんか?社員寮完備、まかないもでます!先輩社員のサポートでスキルアップも狙えます!是非わたしたちと働いてみませんか?」

 い「なんですか?その胡散臭い誘い文句は‥‥‥そもそもあなた方は何者なのですか?」

 め「女神と!」

 サ「この世界の管理者サタンさ!」

 い「‥‥‥真面目に答えて頂きたいのですが」

 サ「ほらでた!これだからこの世界の住人とは関わり合いたくなかったんだよクソが!!!!いちいち疑いの目を向けてきやがる!」

 い「ま、まあ、あなた方の正体はともかく、話を聞く限り住み込みで働かせて頂けるということでよろしいですか?」

 め「そうそう、合ってるよー」

 い「いかがなさいますか?魔王様」

 プ「ワガハイはサタンおねえちゃんたちといっしょに居たい!動けなくなってたワガハイのことを助けてくれたし」

 い「そうだったのですか、では女神様、サタン様、わたくしいよかんと魔王プミィ様をあなた方の下で働かせて頂けないでしょうか?」

 サ「はいはい、こちらこそよろしくねー」

 め「だからめがちゃんかめがっちって呼べつってんだろーが!!!!!!!!ボケナスがあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

 い「ご、ごめんなさいまし‥‥‥」

この日、新たな仲間がふたり加わった!


現時点での保有している天界力《てんかいぢから》(とその他)

サタン[6511](399兆9498億657万7673円)


女神[2]


異世界転生できなかった男の現在

天誅カフェで働くも半日で遠洋漁業の仕事を斡旋され転職。陸地に戻るのは半年後とされている。

 


 


 

 


 


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