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第1話 入学式と、アウトサイダークラス

「うわぁぁぁぁぁ!!」

優真はベッドから飛び起きた。

目覚まし時計がやかましく鳴っている。

「はあ…嫌な夢を見たな…」

優真は青ざめた顔でため息をついた。

リリリリリリリリリ!

「てか、こんな時間にアラームセットしたっけ…?」

おかしいなぁ、と首をかしげる。

リリリリリリリリリ!

「あーもううるさいなぁ、止めるからだまっ…て…」

目覚まし時計を止めようと振り向いたその瞬間。

カレンダーが目に入った。

そこには、

〖今日は入学式!遅刻だめ!絶対!〗

と、書かれていた。

恐る恐る時計を見る。

出る予定の時間を、大幅に越えていた。

「やっべぇぇぇぇぇ!」

あせって、優真は支度を整えて家を飛び出していった。


学園の上空付近につくと、不自然な程に神聖な光が射し込んでいた。

「うわぁ、デケェ…」

聖マホロバ学園は、もはや城だった。

「あぁ、やべ。早く行かなきゃ。」

優真はあせって着陸した。

羽をしまって、さぁ入学会場へ行こう…というところで、

キーンコーンカーンコーン

〖入学式を終えた生徒は、クラス展示ボードをご確認下さい〗

と、放送が入った。

「…え?」

聞き間違いであることを、祈るしかなかった。


「初日早々遅刻だなんて、前代未聞だぞ!?!?どういう神経をしているんだお前は…」

先生に頭を抱えられ、僕は1日目から説教を食らった。

「ったく…さっさとボードを見に行け、この問題児!」

「ハイ…」

僕は、縮こまって弱々しい返事をするしかなかった。

「もう来んな!二度と来んな!」

ピシャリ、と職員室から放り出され、僕は床にしりもちをついた。

「いってて…クラス展示ボード、見に行くかぁ…」


結果は、想像通りだった。

「異常クラス…やっぱりな。」

俺は半堕天使。昔問題を起こしているのだから、このクラスになるのは当然だ。


この学園には、クラスが3つある。


1つ目が通常(ノーマル)クラス

問題のない半天使、半悪魔が入れられる。

学園の生徒の大半がこのクラスだ。


2つ目が異常(アウトサイダー)クラス

少々問題がある生徒や、他の生徒よりも強い生徒が入れられる。

生徒数は少なく、クラスというより班といった感じだ。

優秀なものが多いため、すごい、と称賛されることも。


そして、3つ目が危険(ハザード)クラス。

大きな問題があり、強すぎて手に負えない生徒が入れられる。

全生徒がこのクラスに怯えており、教師もまともに機能していないという。


…とまぁこんなかんじだ。

そんなことを考えてる間に、クラスについた。

ガラリ、と扉を開けると。

「イヤッホーー!」

「!?」

何かが(誰かが)飛んできた。

「HEY!君が噂の初日から呼び出し食らったBOY!?いいね、最高!Exciting って感じ!」

金髪でキラキラしたオーラ…癖が強い口調…

「変な人だ!」

「酷くない!?」

おっと、声に出ていたか。

「はん、ざまぁないな、式神輝。」

冷笑しているのは顔がすごい…ものすごいキラキラしてる…男子かな?

「俺は男だ。」

「え!?」

心を読まれた…エスパー!?

「お前顔に出すぎなんだよ。次疑ったら殺す。」

ギロリ、とこちらを睨んできた。

「ひょえっ。わかったよ…」

怒らせてはいけないタイプだと、優真は悟った。

「こらー!あんま睨まないの、正己くん!」

「名前で呼ぶな、茂神美鈴。馴れ馴れしいぞ。」

「フルネーム呼びやめて!?」

ギャルっぽい女の子は、こちらへ向かってきた。

「正己…じゃなくて神谷がごめんね~!あたし、茂神美鈴!ヨロシクね!」

「よ、よろしく…」

ノリが、ノリがギャルだ…!!

「じゃじゃ、みんなで自己紹介しよー!はい、そこの無表情ちゃん!」

指を指されたのは、無表情でどこか眠そうな目をしたストレートボブの女の子。

「はーい♪笑神泣でーす♪まぁ、よろしく♪」

…喋り方と表情のギャップがえぐい。

「ハイ次、そこの…博士っぽい娘!」

「ひょええええ、私ですかぁ!?」

黒髪の、ゴーグルを頭につけて、白衣を身に纏う女の子。

「わた、わたた、私は神崎零ともうしますぅ!よ、よよよよよろしくおねがい、し、まフ!」

…最後かんだな。

「つぎ、そこのおだんごちゃん!」

お団子頭の、顔にお札がついてる女の子。

「はいはいはい、神田轆轤でーす!仲良くしよーねぇ~!」

うん、さっきに比べたら普通だな!(格好以外)

「いよし、自己紹介も終わったことだし、いっちょやりますか!」

「え、なにを!?」

「いくよー、ハイ、私のてのうえに皆手乗せて!」

美鈴が手を前に突き出す。

皆が手をおいた。(正己は指先で触るだけだった。)

「はい、一年間頑張るぞー!」

「「「おー!」」」

いかがでしたか?

皆様はいくつの伏線にお気づきでしょうか…

次回もお楽しみに!

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