第16話 全校集会
「あーもー!めんどーい!」
轆轤が叫んだ。
「しっ、しかだないよ、轆轤ちゃん。全校生徒を集めるなんてただ事じゃないわけだし、多分大事な話だから…!」
「そーだよ、寝ても構わないんだしねん♪」
「Yes、Yes!」
みんなで、轆轤をなだめる。
「それにしても、全校生徒を集めるなんて異例じゃない?ほんとにどうしたんだろう。」
と、優真は考えながら言った。
「んー、何だろー。私もわっかんないや。」
「WHY?」
「意味不♪」
皆考え込む。
もしかして、ハザードクラスの奴らについて、なにかわかったとか?
んー…わかんないなぁ
そのとき、先生がため息をつきながら僕たちを注意した。
「貴様ら、とっとと廊下に整列しろ。」
ギロッ、とにらむ先生の目が怖くて、皆は急いで並んだ。
「す、すいませーん!」
校長先生の挨拶が始まった。
「み、皆さん、おはようございます…っえと、その、今日集まってもらったのはですね…」
校長先生は、額に汗を浮かべていた。
明らかに様子がおかしい。
すると。
「っ…!全員、逃げて下さいっ!急いで…!」
と、いきなり叫んだ。
ざわざわざわっと体育館が震えた。
「え…?」
「きゅうにどした?」
生徒が困惑してると、また校長先生が叫んだ。
「何をしてるのです!はやく逃げ…」
と、言いきらないうちに、校長先生は切り捨てられた。
「ひっ…」
「はっ!?」
生徒は唖然としてしまった。
しばらくして、ようやく状況が理解できた。
校長先生が、襲撃された。
「キッ、キャアアアアアア!」
「うわぁぁぁ!助けてくれぇ!」
体育館中に悲鳴が響く。
そのとき、
バタン!
と、出入り口のドアがしまった。
「な!?」
「ええっ!?」
逃げ場を塞がれた!
まずい…と思ったそのときだった。
「『しまった!ドアがしまってしまった!』って、思ったでしょお!」
その、楽しそうな声はすごく聞き覚えがあった。
「ぷぷーっ!だじゃれー!」
けたけたと、そいつは笑っていた。
「あいつは…!」
忘れもしない。あいつのあの顔。声。喋り方。
奴は…!
「灰崎無為…っ!」
すると、奴はこちらに気付いたようで、ニコッ、と笑った。
「あっはは、怖い顔するなよぉ!久しぶりぃ、堕天使くん」
そして、ニッコリした笑顔から一変、無為はニタッ、と笑った。
いかがでしょうか?次回もお楽しみに!




