第15話 下準備
「っはぁ…!」
落雷は飛び起きた。
息を荒くしながら、さっき刺されたはずの胸を見つめた。
震える手を押さえていると、無為が愉快そうに笑っいながらドアーを開けて入ってきた。
「おっはよーん!目ぇ覚めたぁ?」
ヒッ、と落雷は退いた。
「怖かったでしょ?分岐夢。」
落雷は、またカタカタと震えた。
「ああはなりたくないよねぇ?君は。ね?」
ニコッ、と無為が笑い掛けた。
「な、なりたくないです!」
焦って落雷は答えた。
フフ、と無為は笑った。
「じゃあ、今日こそはちゃぁんと、情報、掴んできてね?」
落雷は、震えながら、声も出せずこくこくと頷く。
「きょ、今日は、授業があります…ので、情報を、掴んできます…今日こそ…今日こそは…!」
「そう。じゃぁ、いってらっしゃぁい!」
落雷は、危険とかかれたドアーから飛び出し、異常とかかれたドアーへ向かった。
「じゃ、がんばってねぇ~♪」
無為は、いつものニコニコした笑顔でなく、ニヤリ、と笑った。
バターン!と勢いよくドアーが開かれる。
「おっはー!落雷先生のごとうちゃぁーく!」
皆は、朝から元気だなぁ…と笑った。
「なーんと!今日はセンセ~の、授業があります!」
タッタラー!と音が聞こえてきそうなほど元気よく発表した。
その言葉を聞いた皆は。
「…っ、やったぁぁぁぁー!」
超大喜び。
むふふ、とニコニコ笑い、くるりと方向転換し、ドアーを開けた。
「さぁ行くぞぉ!楽しみは目の前だぁ!」
ぴゅーっと走って行ってしまったので、皆は、焦って追いかけた。
「んじゃ、皆の能力を教えてねー!」
「なるほど、ありがとうございます!よーくわかったよん!じゃ、授業を始めるよーん!」
「こちらが、アウトサイダークラスの、情報となり…ます…」
落雷は、震える手で『極秘』と書かれた書類を差し出した。
「ふぅん。なるほどねぇ…」
無為は、いつも通りの笑顔でペラペラと書類をめくった。
「よぉくわかったよ。ご苦労様。」
そして、ニヤリと笑った。
いかがでしょうか?次回もお楽しみに!




