第12話 消えた生徒
教室のドアを開け、席に着いた。
「はぁ……」
優真はため息をついた。
あの話を聞いてから、どうにも元気が出ない。
無為…あいつは一体なんなんだ?
なぜ、家族を、殺して…
「あ、やっときた!おはよーん!」
ぽん、と肩が叩かれ、振り向いた。
「昨日、やばかったねー!」
轆轤が後ろにいた。
「ああ、あれね♪なぞの男が暴れたってやつ♪」
更に、泣が話しかけてくる。
「あいつって、何でいきなり暴れたんだろー♪」
…そうだ。なぜ…
「おい、さっさと座れ。朝礼を始めるぞ。」
ガラッと勢いよくドアが開き先生が入ってきた。
「先生!あいつ何なの~?」
「なんか怖かったんだけど~!」
「VERY怖かった☆」
「強かったよねん♪」
「そうだ、あいつの目的は!?」
皆で先生を問い詰める。
「あー、うるさいうるさい!黙れ!」
先生はイライラしながら皆を制した。
「…奴の名前は灰崎無為。…殺人記録のある純悪魔だ。」
どよどよどよっと、クラスがざわついた。
「……あいつはハザードクラス所属。この学園にいる。」
「え、そいつ、ちゃんとさばかれたん?」
そうだ。学園にいるなら…
「残念だが、奴を裁くことは出来ない。」
「ええっ!?何で!?」
皆は、憤慨した。
先生は、眉を更によせた。
「…あのクラスには、我々ですら介入できないんだ。」
……は!?
いったい、どういうことだ!?
いかがでしょうか?次回もお楽しみに!




