第10話 ハザードクラス
「彼がハザードクラスに所属しているのは、知っているね?」
「はい…」
「では、ハザードクラスとはどんなクラスだったかな?」
突然の質問に、僕は焦った。
「ええと、危険な生徒や、強すぎる生徒をいれているクラスですよね?」
そのため、ハザードと呼ばれているのだ。
「そう、その通りだ。彼らは我々ですら手に負えない。そんな化け物の集団だ。…その中でももっとも強く、残酷で、残忍なのが彼。灰崎無為だ。」
…まじか…
想像以上にやばい立場にいる。
警察でも、手に負えない化け物の集団。
そんな危険すぎる集団のリーダー格。
「彼は先生すら圧倒していました。…何でも、純悪魔だとか。」
「そう。彼から説明は聞いたな?」
僕はコクリ、とうなずいた。
「純悪魔は世界に1人だ。そんなのがここにいる時点で危険だ…おまけに」
彼はより一層険しい顔になった。
ゴクリ、と僕は唾を飲んだ。
「灰崎という名字からわかるように、彼は両親、親戚、兄弟を殺してる。」
「…え。」
僕は絶句した。
「か、家族を、殺して…?そんな」
いくらなんでも、残酷すぎる。
そんなやつがこの学園にいるなんて。
いくら受かれば誰でも入れるとはいえ、度が過ぎてるんじゃないか!?
「…気持ちはわかるよ。」
僕の気持ちを察したらしい彼は宥めるように言った。
「だがそういう学校だ。仕方があるまい。」
「そう、ですね…」
僕はおどろきであまり顔があがらなかった。
「まあ、現時点でわかっていることはこれだけだ。邪魔したな、回復を祈るよ。」
「あ、どうも…」
そうして彼は保健室を出ていった。
いかがでしょうか?次回もお楽しみに!




