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木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!  作者: 神崎あら


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69話 マリギュラ合流



 アロウとムーファ、そしてテンとミストレイが村から離れて2日ほどが経った。

 

 「オルクスさん、これ良かったら食べてね」

 「ありがとうおばさん」


 俺は青果屋さんから、おいしそうな赤い果物を3つ貰った。

 美味そうだ、帰ったらミリオンにも分けてやるか。

 現在、俺とミリオンは村にある宿を取っており、そこでマリギュラとアリアを待っている。

 昨日くらいに通信があり、今日のは着くと言っていたが……うーん、まぁ気長に待つか。

 そして俺は宿へと戻った。


 『ガチャ』

 「ただいまミリオン、さっき青果屋さんのおばさんから果物貰ったんだけど、良かったら一緒に……ってお前ら!」


 宿に着き、自分の部屋戻るとそこにはマリギュラとアリア、それとティアナがいた。

 え、ティアナもいる、どうしてだ?


 「どうもオルクス様」

 「マリギュラ!着いたなら知らせてくれよ」

 「すみませんオルクス様、村でミリオンにばったり会ってしまって、その時にミリオンがオルクス様を驚かせようとか言うもんですから」


 ほうミリオン、お前がそんなことを俺に仕掛けるとは……あいつも頭をつかえるんだな。

 少し嬉しい、ま、なんにせよマリギュラ達が来てくれたお陰で、今日中には村を出てファルコの捜索に行けそうだ。

 あれ、そういえばミリオンがいないな。


 「なるほどな、てかミリオンはどこいったんだ?」

 「美味しいパンがあるからとか食べてほしい、そう言ってさっき出て行きましたよ」

 「そっか……」


 パン屋ってあのパン屋か、まぁあそこのは美味しいし、マリギュラ達にも食べてほしい。

 いいぞミリオン、良くやった。


 「お、おい私には何もなしなのか、オルクス!」

 「ティ、ティアナか、お前どうしてこんなところに……」

 「いや、あんたが私の事どう扱ってんのか知りたくて、だから来たの」


 どう扱っているかと言われても。

 何も考えてないんだよなぁ、成り行きで一緒にいるだけだから。

 ただそれをそのまま伝えたら喧嘩になるよなぁ。

 どうしようかな。


 「だ、大事にしてるからだよ」

 「え?」

 「大事にしてるから13魔の近くにいてもらってるんだよ」

 「……」


 俺がそう伝えると、ティアナ黙ってしまった。

 いかんこれは間違えた感じがする。


 「お、オルクス様一つ伺ってもよろしいでしょうか」

 「どうしたアリア?」


 アリアが少しおどおどした様子でそう訊いてきた。

 

 「オルクス様にとって、私達とあの女どちらが大切なのでしょうか?」

 「な、なんてこと聞いてんのよあんた!」


 アリアの問いにティアナは激昂した。

 本当になんて事を聞いているんだ……そりゃあ大切なのは13魔だけどさ。

 そんな事言ったら絶対ティアナ怒るよな、でもなんて言えばいいんだろうか。

 えーいもうどうにでもなれ。


 「おいおいアリアよ、お前達13魔は俺にとって子供のような存在だ、大切にきまっている、だがなそれはティアナも同様だ、あの戦いを一緒に乗り越えた仲じゃないか、それも特別なんだ、したがってどっちも大切!以上」

 「素晴らしい、なんて素晴らしいスピーチなのでしょう!」


 俺が話し終えるとマリギュラが拍手をして喜んでいた。

 いやお前に話してないんだがな。

 肝心のアリア、そしてティアナは微妙な顔をしている。

 おそらく、はぐらかしたのがバレているのだろう。

 まったくアリアのやつ、変な事聞かないでくれよ。

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