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木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!  作者: 神崎あら


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68話 絆の指輪


 あぁ、やっぱりファルコ探し大事だよな。

 あいつがいないと俺やマリギュラが考えた作戦をうまく実行できる奴がいなくなってしまう。

 ちょい前にアロウやミリオン、アリアと演習を行ったのだが、酷いもんだった。

 まずアロウとミリオンは前に出過ぎてすぐに裏を取られるし。

 アリアは後方から支援するのはいいんだけど、敵に詰められるとすぐに後退してしまって、そのまま戦闘区域がに追いやられてしまっていた。

 ちなみに相手役はマリギュラ、スザク、千手チームである。

 まぁぶっちゃけあのチームは強いからな、仕方ないところもあるけど。


 「さてと、アロウに連絡してすぐにマリギュラとアリアに来てもらうよう頼まないとな」


 そうして俺は絆の指輪を取り出した。

 絆の指輪をは俺が13魔に持たせている連絡アイテムである。

 流石にここからベルグール王国までは届かないが、アロウくらいにならまだ届くので急いで連絡するつもりだ。

 みなみにファルコにも持たせていたのだが、つい先日にミリオンが指輪を無くしてしまい、悲しんでいたのを見てファルコは自分のをあげたらしい。

 そのためファルコは今、指輪を持っていない。

 ほんと今回の件に関しては、ミリオン何やってんだよって感じだな……まぁ責めたりはしないけどね。


 『アロウ!聞こえるか?』

 『なんですか?ご主人』

 『拠点に戻ったら、マリギュラとアリアに俺のところへ来るように伝えてくれ、ファルコの捜索にはあいつらが必要だ』

 『了解っす!俺はどうすればいいですか?』

 『アロウはそのまま拠点に戻って、異世界の扉で俺の作った異空間へ行ってくれ!』

 『わかりました!』

 『異空間へ行ったらベヒモスやガルムにエルナス王国と一戦やるから、スカル軍団の練兵を頼むと伝えて、アロウもそこに加わってくれ』

 『わっかりました!』


 俺がそう言うとアロウは嬉しそうにそう答えて通信を切った。

 多分だが、今回はエルナス王国と正面からやり合う事になると思う。

 だけど俺は今回、魔王の次期候補とやり合わないといけないから、エルナスの国軍とは13魔が総出で戦う必要がある。

 そのための準備を今からベヒモス達にしてもらって、いざという時に備えてもらおう。

 あとテンはここにいるよりもベルグール王国の俺の拠点にいたほうがいいよな、魔人に狙われるかもしれないし。


 「おいムーファ!お前もミストレイとテンを連れてベルグールに帰還してくれ」

 「了解です!」

 「え、私は、私はどうすんだ?」


 俺がムーファにそう指示を出すと、心配そうにミリオンがそう訊いてきた。


 「お前は俺と一緒にファルコの捜索だ、スザク達に追いつかないと」

 「了解なのだ!」


 さてとだいぶ寄り道したけど、ファルコの捜索に戻るとするか。

 

 「オルクス!」

 「なんだミストレイ?」

 「君と出会えて私は良かったよ、これからもよろしくね」


 なんだよそんな改まって。

 てかこれからってなんだ?

 もしかしてこいつ当分は俺達と一緒にいるつもりなのか……ま、まぁいいか。

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