第27話 発明家兄弟
「初めまして、カイリス君」
柔らかく微笑む王弟を前に、カイルは固まったまま動けなかった。
王族が政務を行う場所。
その空間の中心に立つ男が、まるで旧友にでも会ったかのように自分へ微笑んでいた。
何故その名で呼ばれたのか。
どこまで知られているのか。
頭の中を疑問が駆け巡る。
柔らかな笑みを浮かべながら、アルフォンスはカイルへ歩み寄る。
「君が弟のカイリス君で間違いないかな?」
突然向けられた問いに、カイルは一瞬だけ思考を止めた。
(……ん?)
顔は知られていない。
なら――。
「は、はい」
反射的に頷く。
その瞬間、アルフォンスは嬉しそうに目を細めた。
「やっと会えた」
そう言って、迷いなくカイルの手を取る。
温かな手だった。
エルマーですら目を見開く。
王弟自らが、初対面の相手へここまで歩み寄ることは珍しい。
それほどまでに、この出会いを待ち望んでいたのだと伝わってきた。
声は僅かに震えている。
「君たちには、どうしても直接礼を言いたかったんだ」
カイルは目を瞬かせる。
(お礼?)
思わずルークと顔を見合わせた。
アルフォンスの表情は真剣そのものだった。
「匂い袋の件だ。君たちが作ってくれたおかげで、どれだけの民が救われたか分からない」
柔らかな声音だった。
その言葉が落ちた瞬間、執務室の空気が少しだけ静まったように感じた。
窓の外から聞こえていた鳥の声さえ、遠くなる。
アルフォンスは大袈裟に語っている訳ではない。
実際に被害は減った。
野営地で眠る旅人達も、街道を行く商隊も、森に近い村で暮らす人々も。
王都にいるカイル達の知らない場所で、多くの命が救われている。
それは確かな功績だった。
(あぁ……なんだ。そのことか)
王弟から礼を言われたというのに、カイルの頭はそれどころではなかった。
現状を整理し、これからどう動くべきか必死に考える。
今、殿下は自分を“カイリス”と呼んだ。
(……ということは、本名はまだバレてない?)
一瞬、エルマーが全てを話したのかと思った。
だが、どうやら違うらしい。
掴まれているのは発明家兄弟としての情報まで。
少なくとも今この場で、ラインハルトの息子だと見抜かれている様子はない。
なら話は早い。
この場はカイリスとして通す。
そう結論づけたところで、アルフォンスが静かに口を開く。
「君たちは、自分達がどれほどのことを成し遂げたか分かっているか? それなのに、何の見返りも求めず、その作り方を国へ託してくれた」
その声には、隠しきれない感謝が滲んでいた。
カイルは即座に最高の笑顔を作った。
「国民の皆様が、今日も安心して過ごせているなら、それだけで僕達は十分です」
迷いのない返答だった。
もちろん、実際は十分でも何でもない。
当時は国へ匂い袋の作り方を売ることも考えた。
だが、金を要求した瞬間に話が流れる可能性もあった。
ならばまずは広める方が早い。
そう判断したから無料で渡しただけだ。
決して無欲だった訳ではない――だが、それは口が裂けても、この場では言えない。
アルフォンスは感心したように目を細める。
「流石だな。技術だけでなく、その心まで美しい」
褒められている。
だが、カイルの内心はそれどころではない。
とにかく本名を隠し通すことだけを考えていた。
そんなカイルへ、アルフォンスは続ける。
「本来なら、もっと早く君達へ礼と褒美を贈るべきだった。だが、こうして直接会う機会を作れず、随分と遅くなってしまった」
その瞬間だった。
カイルの意識が、ぴたりと一点に向く。
「えっ? 褒美」
思わず本音が漏れた。
頭の中で金貨が跳ねる。
王弟からの褒美である。
安物なはずがなく、一体何が貰えるのかと想像しただけで胸が躍った。
気付けば期待が顔に出ていた。
アルフォンスがくすりと笑う。
どうやらアルフォンスには、褒美そのものではなく、礼を受け取ることを喜んでいるように見えたらしい。
「心ばかりの品を用意していたが……やはり君は断るか」
「いやいやいや、そういうことなら――」
そこまで言いかけた瞬間、隣からぐすっと鼻をすする音が聞こえた。
カイルが振り向く。
ルークだった。
「アルフォンス殿下……」
既に目が潤んでいる。
嫌な予感しかしなかった。
長い付き合いだから分かる。
あの顔になったルークは、もう完全に感極まっている。
感情が溢れすぎ、良くも悪くも真っ直ぐ過ぎるのだ。
そして大抵の場合、その真っ直ぐさはろくでもない方向へ突き抜ける。
「俺達は……ひっく……こうやって……お礼を言われただけで……もう褒美をもらったようなもんっす」
なんでお前が断ってんだよ!?
てか、なんで泣いてんだよ!?
カイルの笑顔が引きつる。
頬の筋肉がぴくりと跳ねた。
今ここで怒鳴る訳にはいかない。
相手は王弟で、場所は王族の執務室だ。
それくらいは分かっているのに、こめかみが勝手に震えた。
アルフォンスはそんなルークを見て、どこか嬉しそうに微笑んだ。
「やはり、そうか」
どこか納得したように呟く。
「君たちは、私が想像していた通りの人物だな」
穏やかな笑みを浮かべたまま、今度はルークへ顔を向ける。
「君がお兄さんのルーカス君か」
「はぃ……でも……ひっく……それはただの……設定で……」
「設定?」
アルフォンスはきょとんと目を瞬かせた。
その瞬間、カイルは反射的に動く。
慌ててルークの背中を撫でながら、引きつった笑みを浮かべた。
「ルー兄、殿下にお会いできて舞い上がってるんですよ」
カイルは乾いた笑いを漏らす。
「ははは……何を言ってるんだか。気にしないでください」
必死の軌道修正だった。
頼むから乗ってくれ。
今だけは兄でいてくれ。
そんな願いも届かず、ルークの涙はなおも溢れ続ける。
「俺は……何もしてないんす……」
ぐすり、と鼻をすする。
「全部っ……全部坊ちゃんの功績です……!」
カイルの笑顔が固まる。
やめろ。
本当にやめろ。
頼むから口を閉じろ。
「坊ちゃんは……旦那様みたいに……立派なお考えを……持ってあって……」
「ルー兄」
「俺なんて……ひっく……横で見てただけで……」
「やめろ」
「匂い袋だって……」
「ルー兄!!」
「坊ちゃんは……グランツ家の誇りっす!!」
「黙れ! このバカ!!」
カイルは反射的にルークの口を塞いだ。
だが、ルークは止まらない。
「んーっ! んんーっ!」
口を塞がれてなお何かを訴え続けている。
執務室には何とも物騒な声だけが響いた。
その瞬間、扉が勢いよく開かれる。
「殿下!」
廊下で待機していた近衛騎士達が、一斉に部屋へ飛び込んできた。
磨かれた甲冑が光を弾く。
踏み込む靴音が床を鳴らし、部屋の空気が一瞬で張り詰めた。
王弟の執務室で騒ぎが起きたのだ。
反応しない方がおかしい。
彼らの手は自然と剣へ伸びていた。
だが当のアルフォンスは慌てる様子もなく、目の前の光景をぽかんと見つめていた。
ルークの口を必死に塞ぐカイル。
塞がれながらも何かを訴え続けるルーク。
そして笑いを堪えるエルマー。
「……」
近衛騎士達も言葉を失った。
誰も状況を理解できていない。
カイルは引きつった笑みを浮かべる。
「あー……いや、これは……」
必死に取り繕おうとするが、自分でも何を説明すればいいのか分からない。
王弟の前で従者の口を塞いでいる。
説明すればするほど悪化する気しかしなかった。
一方のアルフォンスも、未だ状況を整理しきれていないらしい。
戸惑いながらエルマーへ視線を向けた。
「……エルマー殿。これは?」
説明を求める声だった。
エルマーは肩を竦める。
そして、実にあっさりと言った。
「実はこの子は、グランツ家の三男坊なんですよ」
沈黙。
空気が凍った。
アルフォンスの目が丸くなる。
部屋へ飛び込んできた近衛騎士達も固まった。
「……え?」
誰かが間の抜けた声を漏らした。
「は?」
今度は別の騎士だった。
そして最後に。
「えぇっ!?」
カイルの手を振りほどいたルークの声が、一番大きかった。
「エ、エルマーさん! それ言っちゃダメっす!!」
今さらだった。
本当に今さらだった。
カイルはルークを睨む。
「お前が先に全部バラしたんだろうが!!」
そして胸ぐらを掴み、容赦なく揺さぶった。
「だ、だって殿下に直接お礼言ってもらえるなんて俺、感動しちゃって!?」
「だからって秘密漏らしていいのか!?」
「よくないっす!!」
「じゃあ何で喋った!?」
「分かんないっす!!」
執務室へ再び沈黙が落ちた。
ルーク本人も、自分で何を言っているのか分かっていないらしい。
「あーもう!」
カイルは頭を抱えた。
そして観念したようにルークから手を離す。
これ以上隠しても無駄だ。
むしろ続ければ続けるほど惨事になる。
一度だけ息を吐く。
次の瞬間、カイルの表情が変わった。
先ほどまでの怒りも焦りも、まるで最初から存在しなかったかのように消えていく。
自然と背筋が伸び、顎が引かれ、視線が整う。
幼い頃から積み重ねてきた教育と礼儀作法が、身体に染み付いている。
考えるより先に身体が動いていた。
一歩下がる。
そして、その場で跪いた。
「お見苦しいところをお見せしました。申し訳ございません」
先程までの騒ぎが嘘のような落ち着いた声だった。
「お久しぶりです、アルフォンス殿下」
深く頭を下げる。
「ラインハルト・フォン・グランツの三男、カイル・フォン・グランツにございます」
執務室は静まり返っていた。
あまりにも鮮やかな切り替えだった。
つい先程までルークと取っ組み合いをしていた少年と、今目の前で礼を尽くす貴族の子息が同一人物に見えない。
所作も美しい。
言葉遣いも自然だ。
長年、貴族として教育を受けてきた者でなければ出せない空気だった。
エルマーはさっきから、吹き出すのを必死に堪えている。
肩が小刻みに揺れていた。
本来なら、こちらから順を追って説明するつもりだったのだろう。
それをルークが、綺麗に全部吹き飛ばした。
その雰囲気に、アルフォンスはまた穏やかな笑みを浮かべる。
「……なるほど」
アルフォンスは一度だけ瞬きをした。
驚きと納得、そして可笑しさが入り混じったような表情を浮かべる。
しばらくカイルを見つめていたが、やがて堪えきれなくなったように口元を緩めた。
「はははっ」
執務室へ笑い声が響いた。
近衛騎士達の間に小さなどよめきが走った。
アルフォンスがここまで声を上げて笑う姿を、彼らはほとんど見たことがなかった。
「これは一本取られたな、エルマー殿」
アルフォンスは肩を震わせながら笑う。
「まさかラインハルト殿の息子とは思わなかった。これは全く予想していなかった!」
本気で驚いているらしい。
だが同時に、どこか嬉しそうでもあった。
アルフォンスはひとしきり笑うと、改めてカイルを見た。
その目には呆れと可笑しさ、そして僅かな好意が混じっている。
「いやはや……実に面白い子だな」
そう呟いてから、ゆっくりと歩み寄った。
「さあ、立ちなさい」
そう言ってカイルの肩を軽く叩く。
「そうか、そうか」
何度も頷きながら、その顔には満足そうな笑みが浮かんでいた。
「君達は下がって構わない」
アルフォンスは部屋へ入ってきた近衛騎士達へ視線を向ける。
「それと茶を頼む。話が長くなりそうだ」
「はっ」
近衛騎士達は一礼すると、静かに執務室を後にした。
扉が閉まる音が、やけに大きく響いた。
カイルは苦笑を浮かべ、小さく頭を下げる。
そして静かに立ち上がった。
「……黙っていて申し訳ございません」
「いやいや、責めている訳ではない」
アルフォンスは笑みを浮かべたまま首を横へ振る。
「むしろ納得したよ。あの発想力と行動力だ。普通の職人や商人ではないと思っていた」
そう言いながら、改めてカイルを見る。
「しかし……はっはっ! まさかラインハルト殿の息子とはな……」
まだ少し信じられないものを見るような目だった。
やがてアルフォンスは、ふっとエルマーへ視線を向ける。
「そういうことなら、もっと早く教えてくれても良かっただろう?」
どこか呆れたような声音だった。
するとエルマーは苦笑しながら肩を竦める。
「実は、少々事情がありまして」
「事情?」
アルフォンスは片眉を上げた。
「これほどの功績だ。何故秘密にする必要がある?」
匂い袋は既に国へ広がっている。
被害を減らし、多くの命を救っている。
本来なら、胸を張って名乗ってもいい功績のはずだった。
だが、カイルは困ったように頭を掻く。
「……実は、父にもまだ何も話してないんです」
その言葉に、アルフォンスの目がわずかに丸くなる。
「ラインハルト殿にも?」
「はい」
カイルは苦笑いを浮かべた。
「父どころか、家族の誰にも話していません」
「ほぉ……?」
今度は明らかに興味を持った声だった。
アルフォンスの目が細くなる。
これは面白い話になりそうだ。
そう顔に書いてあった。
その横へ、エルマーが静かに並ぶ。
「それで殿下にご相談があり、ここへ連れて参りました」
アルフォンスは二人を見比べ、やがて小さく頷いた。
「……なるほど」
事情はまだ見えていない。
だが、ただの秘密遊びではないことだけは理解したらしい。
アルフォンスは穏やかに笑い、そのままソファへ手を向けた。
「では、掛けて話そうか」
さらに楽しそうに続ける。
「今日は“発明家兄弟”が来ると聞いていたからな。時間はたっぷり空けてある」
その口ぶりだけで分かった。
本当に、この面会を心待ちにしてくれていたのだろう。
やがて茶と菓子が運ばれてくる。
銀の盆へ丁寧に並べられた焼き菓子からは、バターと蜂蜜の甘い香りが漂っていた。
白磁の茶器が音もなく並べられ、琥珀色の茶が注がれる。
先ほどまでの騒動が嘘のように、部屋の空気が柔らかくほどけていく。
使用人達は無駄な言葉を一切発しない。
手慣れた動きで茶器を並べると、一礼して静かに退室していった。
部屋にはまた、四人だけとなる。
気づけば、この執務室には最初から側近も近衛騎士も置かれていない。
王弟との面会だというのに、だ。
それだけ、この場が秘匿性の高い面会だった。
同時に、エルマーへ向ける長年の信頼も感じられた。
「君も掛けてくれ」
立ったままのルークにも腰掛けるよう促す。
しかしルークは慌てて首を振った。
「いえ、あの……俺は本当に、ただの使用人です」
するとアルフォンスは優しい笑みを浮かべた。
「構わない。君も私の大切なお客様だよ」
静かな声音だった。
ルークは戸惑ったように目を瞬かせ、ちらりとカイルを見る。
カイルが小さく頷くと、ルークは慌てて頭を下げた。
「でしたら……失礼します」
そうして恐る恐るカイルの隣へ腰を下ろした。
その反対側へエルマーも座る。
アルフォンスはそんな二人の様子を見守りながらカップを手に取り、一口だけ茶を含んだ。
その仕草一つ取っても無駄がない。
だが、どこか気取った雰囲気もない。
王族でありながら威圧感はなく、自然体のまま不思議と場を支配していた。
カイルはその姿を見て、内心少し驚いていた。
(王族なのに……全然偉ぶった態度がないな)
もっと偉そうで、常に人を値踏みするような人物を想像していた。
だが実際は違う。
むしろ話しやすい。
気を抜けば普通に雑談してしまいそうなほどだ。
もちろん、それが本当の姿なのかは分からない。
王族が王族である理由は、表に見える部分だけではない。
それでも少なくとも今は、自分の話を聞いてくれる相手だと思えた。
やがてアルフォンスはカップを置き、改めて三人へ視線を向ける。
その口元には柔らかな笑みが浮かんでいた。
「それで? 私に、どんな相談かな?」
その言葉を受け、エルマーは静かに口を開いた。
「この子は将来、騎士を目指しております」
そう言ってカイルへ視線を向ける。
アルフォンスは納得したように頷いた。
「実にラインハルト殿の息子らしい目標だ」
その言葉には、どこか親しみも滲んでいる。
ラインハルトとは古い付き合いなのだろう。
だがエルマーはそこで話を終えなかった。
「ですが、この子は発明家兄弟として、匂い袋の他にも魔物素材を加工し、様々な商品を生み出しております。つまり、商売をしているのです」
アルフォンスの眉がわずかに上がる。
「ほう。他にも魔物素材を使ったものを?」
「そうです。それはもう、民の生活に溶け込んでおります」
エルマーの返答に、アルフォンスは小さく笑った。
「もうそんなことになっているのか」
驚きというより感心に近い声音だった。
その目には、ますます興味が深まったような色が浮かんでいる。
匂い袋だけでも十分な功績だ。
だが、それだけで終わっていない。
エルマーはそこで本題へ入った。
「ですが最近、そのことが騎士学校の方へ知られそうになっておりまして」
アルフォンスはカップを手に取り、一口だけ茶を含む。
そして、そのまま静かに頷いた。
「なるほど。確かに騎士を目指す者としては、少し道が違うな」
道から外れているとは言わない。
否定するでもなく、かといって肯定するでもない。
その言い方に、アルフォンスらしい穏やかさが滲んでいた。
やがてアルフォンスは改めてカイルへ視線を向ける。
「どちらの道を取るべきか。悩んでいるということか?」
「いいえ」
カイルは迷わず言った。
「どちらかしか選べないことに、悩んでいます」
その答えを聞き、アルフォンスの口元がわずかに緩む。
「なるほど。つまり君は、どちらもやりたいということか?」
カイルは少し身を乗り出した。
「はい。どちらも捨てたくありません」
膝の上に置いた手に、自然と力が入る。
自分が何を目指すのか。
何のために金を稼ぐのか。
何故、騎士と商売の両方が必要なのか。
これがきっと、エルマーが用意してくれた別の扉だ。
その扉を開けられるかどうかは、自分次第。
何より、力を貸してくれているトリニティ・クロスの職人達を守りたい。
危険な森で戦い続ける自警団を助けたい。
そして、魔物に怯える人々を少しでも減らしたい。
それを、この王弟に伝えなければならない。
何のために金を稼いできた。
何のために剣を振ってきた。
何より、自分が本当に目指しているものを言葉にしろ。
カイルは一度だけ息を吸った。
そして、真っ直ぐアルフォンスを見据える。
「その上で――俺は、魔物を狩る騎士になりたいんです」
その言葉に、アルフォンスの目がわずかに見開かれた。




