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第十二章 駆逐
「えっと・・・後は村で一番大きな・・・あの家だけ・・・・・だけど・・・」
「・・・結構密集してる。」
やっぱり、大きな家だと目立ってしまうのか、スライムもどきが開かない戸や窓にへばりついて、こじ開けようと模索している。
四方の壁を見て回ったけど、ザッと見ただけで十数体はいる。この群れを一人で退治するのは、さすがの私でも危険だ。
どうやらバカラさんと兄は、村周辺にいるスライムもどきを片っ端から狩り続けているらしく、二人に頼みたくても頼めない状況。
私は、自分の握っている〈キュウビ〉を見つめ、息を整えながらウルシ君を後ろに下がらせる。王都で暮らし始めてから、全く使っていない〈ノリト〉だけど、こうゆう時にこそ使わないと。
「深き森を守りし 人ならざるモノ達よ 精霊よ 森を守りし神々よ
森に生きる人々を 悪に濁りし塊から救いたまえ
冷たく 凍りつく 氷の根を生やし
塊の息を 体を 封じたまえ
「〈凍てつく根〉(アイスルートゥ)!!!」
意外と次々と見つかっていく村民に
ちょっと拍子抜けするコンであった




