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第十章 救助に出発
ウルシ君は、周りの景色を楽しむ余裕を見せている。やっぱり兄よりバカラさんの方が操作技術があるのか、ウルシ君の顔には余裕がある。
乗馬かぁ・・・・・帰ったら私も一度やってみようかな?
「危ないからやめなさい!」って怒られちゃうかな??
「・・・よしっ、乗馬中だが作戦を今のうちに言っておこう。
まだあの村に何が起こったのかは不明確なまま・・・だが、人を最も簡単に死へ追いやるモンスターが
いる可能性が、十分に考えられる。
まだ村がどんな状況なのかも分からないが、コンとウルシは住民の避難を優先してほしい。
私達の後ろで走る避難用馬車に、住民を一人残らずつ誘導してくれ。
あと定員は、馬車使いを含めると20人だ。それ以上になると、馬車が重すぎて馬が引いてくれない。
だから、なるべく荷物は持たせず、15人程になったら馬車を王都まで出してほしい。」
「兄さんと兵士長さんは?」
「私とギンは村の安全を確保した上で、周辺の捜索を行う。」
久しぶりに〈キュウビ〉を持つコンの左手は震えていた
それは恐怖ではなく 興奮であった




