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忌々しい地下牢獄にて ウルシ

そして、ヴァル殿下の方針通り、その亡骸は焼却する事となり、事件は単なる『嫌がらせ』として片付けられた。

『嫌がらせ』にしては度を超えていると思うけど、表ではそうゆう区切りで事件を終わらせ、情報は残しておく。

もしかしたら、王都の住民以外で行方不明になった人間の情報が出現する可能性も無いわけではない。

亡骸に関する情報はある程度手元にある、後は捜索願が来れば幸い・・・という、何とも曖昧な形で終わってしまった。

これには兵士長さんも、苦い思いを隠しきれなかった様子。

そしてそんな目線を、自分に対して向けてくれる事で、自分の心にも申し訳なさが生まれてしまう。

その目線の理由は、自分が一番よく分かっているつもりだから。

でも自分は、別に兵士長を恨んでいるわけでもない。むしろ感謝している。

結果がどうであれ、ウジミヤを襲った犯人達と、最後の最後まで戦い続けてくれた。命をかけてでも、事件を解決しようと懸命に動いてくれた。

それだけで、ウジミヤで無念に散った人々は、救われたと思う。

それに、こればっかりはもうどうしようもない。そう思えてしまうくらい、『謎』ばかりな一件だった。

結果的に 事件の底を知るのは コンただ一人のみ

ただ それを彼女が語る事もなく この事件は幕を閉じてしまった

・・・・・という事にしたい コンであった

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