日記・7月21日(金)
1学期最後の日の朝。
友達問題に直面した私は、解決すべく、一輝に相談した。
LINE開き、簡潔的に書く。ゆーちゃんを心配させたくない。私が一輝を取った。なんて。
『夏休みのことなんだけど、連れていく男子いなくって。一輝がだれか誘ってよ』
『わかった。愛未の隣の席の武林を連れていく』
武林?えーと、あ、眼鏡の人か。武林 亮。私の隣の席で、
一輝と仲がいいイメージ。話したことないけど。
とりあえず、友達問題は解決した。
あとは、7月23日を待つだけだ。
……今年は、ゆーちゃんに何をプレゼントしよう。
去年はクッキーだった。その前は、ケーキ。せっかく、難しい料理も作れるようになったし、
本格マカロンでも作ってみようかな。カランコエの形をしたマカロンでもいいかも。
終業式は、退屈だった。なにより、校長先生と教頭先生の話が長い。
ぐだぐだ同じことを何回も言うんだ。『最後に~』なんて言うけど、実際最後じゃないし。
早く、明日になってほしい。
終業式後。一輝とゆーちゃんは珍しく別々に帰るらしく、私はゆーちゃんと帰ることになった。
私が教室から出るとき、一輝は武林と何やら楽しそうに話していた。惚気話でもしてんだろうか。
久しぶりのゆーちゃんとの下校は楽しかった。
お昼の時よりも恋話を聞いた。すごく楽しそうに話すゆーちゃんは、夕焼けを浴びて、
キラキラして見えた。別れ際に、「愛未ちゃん、武林と付き合っちゃえば?」って言われた。
「えー、あり得ないよ。席隣だけど、あまり話さないし」
「そっかぁ、じゃあ、この機会に仲良くなったらいいな。だってさ、
武林と愛未ちゃんお似合いだし、付き合うことになれば、Wデートもできるんだよ」
「あははっ、そうだね。でも、ゆーちゃんがデートに付き合ってほしいときには、
いつだって付き合ってあげるし、わざわざ私が誰かと付き合わなくたって平気だよ」
「愛未ちゃん……、ありがと。また、あした。じゃあね」
私も恋とかして、キラキラしてみたいな。って思ってしまった。




