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友情の密  作者: ゆ澄
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7/12

日記・7月21日(金)

1学期最後の日の朝。

友達問題に直面した私は、解決すべく、一輝に相談した。

LINE開き、簡潔的に書く。ゆーちゃんを心配させたくない。私が一輝を取った。なんて。


『夏休みのことなんだけど、連れていく男子いなくって。一輝がだれか誘ってよ』


『わかった。愛未の隣の席の武林(たけばやし)を連れていく』


武林?えーと、あ、眼鏡の人か。武林(たけばやし) (りょう)。私の隣の席で、

一輝と仲がいいイメージ。話したことないけど。

とりあえず、友達問題は解決した。

あとは、7月23日を待つだけだ。


……今年は、ゆーちゃんに何をプレゼントしよう。

去年はクッキーだった。その前は、ケーキ。せっかく、難しい料理も作れるようになったし、

本格マカロンでも作ってみようかな。カランコエの形をしたマカロンでもいいかも。


終業式は、退屈だった。なにより、校長先生と教頭先生の話が長い。

ぐだぐだ同じことを何回も言うんだ。『最後に~』なんて言うけど、実際最後じゃないし。

早く、明日になってほしい。


終業式後。一輝とゆーちゃんは珍しく別々に帰るらしく、私はゆーちゃんと帰ることになった。

私が教室から出るとき、一輝は武林と何やら楽しそうに話していた。惚気話でもしてんだろうか。


久しぶりのゆーちゃんとの下校は楽しかった。

お昼の時よりも恋話を聞いた。すごく楽しそうに話すゆーちゃんは、夕焼けを浴びて、

キラキラして見えた。別れ際に、「愛未ちゃん、武林と付き合っちゃえば?」って言われた。

「えー、あり得ないよ。席隣だけど、あまり話さないし」

「そっかぁ、じゃあ、この機会に仲良くなったらいいな。だってさ、

武林と愛未ちゃんお似合いだし、付き合うことになれば、Wデートもできるんだよ」

「あははっ、そうだね。でも、ゆーちゃんがデートに付き合ってほしいときには、

いつだって付き合ってあげるし、わざわざ私が誰かと付き合わなくたって平気だよ」

「愛未ちゃん……、ありがと。また、あした。じゃあね」

私も恋とかして、キラキラしてみたいな。って思ってしまった。



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