第二十六話 ヤサイ、アブラ、カラメで……え?黙って全マシ?ふざけるのもいい加減にして下さい。
エントロが召喚した扉を破壊すると、ひと段落ついたと感じた。アリスから一通りエントロの目的とかを聞いたし、エルリードと獣人の少年はアルガニーテが率いる兵士達によって無事保護され。そして、僕らはこの事をメルリダに報告すれば万事解決なのだが……。
「ん……?なんでこうなった?」
「わ、私に聞くな……。」
今、僕とアリスは王座の前に片膝を床に着き、いかにもな姿勢でアルガニーテを待っていた……。
すると、大きな扉が開くとアルガニーテ本人とエルリードが出てくる……。
ゆっくりと王座へ近づきアルガニーテが座ると……。
「わーい!」
エルリードは年相応の行動をしアルガニーテの膝の上へ座った。
「はっはっ……ういやつだ……。」
『な、何が起こってやがる……。』
というのも、僕はサマニアをシバいてエルリードと少年の獣人を保護した……そして、近くに居た兵士へ受け渡したに過ぎなかったのだが……。
「まさか……エルリードを救ってくれたのが、アリスの婿とは……感謝する……そなたが聖王国の未来を守ったと言っても過言では無い。」
「ええ……ああ……ど、どうも……。」
「して……アリス・マネットよ。そなたはエントロの逃走を阻止してくれた……感謝しよう。」
「はっ!」
「他の者にも感謝するぞ、ハルタ家の娘、アリスの婿が率いていた侍女へも……エルリードを守っていた屋敷の兵士にもだ。わしが感謝した者へ報酬を授けようではないか。」
報酬ね……何が出てくるやら……。
『いいな〜私も欲しいな〜。』
服の中にヤミコがいた。
『うお、お前もいたのかよ!』
『私にも報酬ちょうだいよー。』
『分かったよ……帰ったら何かあげられる物があるか探す。』
『やったー』
流石に、アルガニーテや周りの兵士にはノクターンズの存在を伏せてある……彼女達が異種族なのがバレたらどうなるか、なんて分かりきった事だ。面倒事を避けるに越した事などない。
「まずは、アリスの婿よ……名は何という?」
アルガニーテが僕を見るなり名を求めてくる。
「名……ハルマです……。」
「聞かぬ名だな、異国人か?」
「はい。」
ここで、別世界から転生しましたは……まずい。
「……異国とはいえエルリードを助けてもらった……。この事実に変わりは無い。」
すると、アルガニーテは袋から木彫りの小さい像を渡してきた……え、ゴミですか?
見た目は本当にボロボロの木の彫刻であり所々シミと埃が見られ明らかに手入れをしていなかった。
「お前さんにはゴミをあげよう。」
「あ、ありがとうございます。」
本当にゴミじゃねぇかああああああああああああ!!
「ダイナモウス神の彫刻だ……お前さんは無宗教だろう?崇拝しなさい。ゴミで。」
「あ、ありがたきお言葉……。」
お前、この野郎!!自分の神ぐらい丁重に扱えってんだああああああああ!!
「よしよし、買手もいなくて助かったわい。木彫りから青銅にアップグレードしたからのう……大量に在庫があって大変だったのじゃ……。」
所詮、偶像崇拝か……だけど、ここの神も居た堪れねぇな……仕方ねぇ……部屋に神棚として飾って水と塩と米……米は無いから小麦で良いか……ちゃんとお酒も供えよう……。
「して、アリスよ……お前さんにはこれを授ける。」
陛下が手にしたのは神々しい剣……おい、全く扱いが違うじゃないか……。
剣をアリスに手渡した。
「陛下より賜われた剣……大事に扱います。騎士の家系を誇りにこの剣と共に歩んでまいります。」
アリスはそれっぽい事を言う……良いな、俺もああいうこと言ってみてぇ。
こうして、功労者代表としてアリスと僕が謁見し報酬を貰った。ただな……扱いが……。
一番聞いて欲しいのはセンシアとマリーダの報酬だ、陛下が二人の顔を見るなりニヤケやがって……許さん……恐らく僕と同じ異国の人間だと思ったのだろうか、木彫りの彫刻が出て来た袋に手を一度やったが再び抜いた。衛兵に耳打ちをして、どこかへ走らせると持って来たのは手のひらサイズの金塊でした……絶対に考えを改めただろ。くそ……何で、何で僕は平凡なんだ……。あ、因みにエナの報酬は魔導書でした、中身は知りません。
「くそ……。」
王宮から出るなり不憫な自分に嫌気がさす。
「まぁ……そんな顔をしないでください。そのアイテムは何か使い道があるかもしれません。」
「ああ……でもな、センシア。」
僕は王宮の外を指さす。
「あれを見て何か使い道が思い付くか?」
『オーライオーライ!』
『ああ……全く凄い量だな……こんなに在庫を溜め込んでたのか?』
『知るかそんなもん。こんな大量のゴミ……』
魔導エンジンで動く重機を使い、大量の木彫りの像が焼却炉へ放り込まれる。
「……。」
センシアがその方向を見て黙る。
「おい、なんか言ってみろよ。」
マリーダに詳しく話を聞いてみたのだが、その木彫りの像は各家庭に一つあるようなものでダイナモウス神を模ったものらしい。ここ最近新しく青銅で出来た彫刻が発売され、それを買って木彫りと交換する家庭が増えてるとか、何でも木彫りは古臭く神様の顔もなんかおばさん臭いというか、公園にある裸婦像みたいな古臭さだ……僕は美しいと思うけどね(迫真)新しく出来た青銅の彫刻は木彫りのような古臭さは無く少し萌え……いや、何というかとっつきやすいデザインになった。分かりやすい表現をするなら古いアニメをリバイバルする際キャラデザを一新するみたいな感じだ。おかげで青銅の売れ行きは向上し木彫りは大量の在庫を抱える事になったという事だ。
「全く……環境破壊も良いとこだ……シコティッシュと同じ運命……環境破壊は気持ちいいZOY!てな。」
「はぁ?」
センシアから冷ややかな目で見られる。アホだから共感できると思ったんだけどな……おかしいな?(※アホなだけでネットに汚染されてる訳ではない。)
夜も遅い……脅威は去ったのでミトラスのワープホールも発生しない。馬車だって出ていない、この時間は魔物の活動が活発になるし御者は法律上、深夜帯は緊急以外に限り人命尊重のため出られないそうだ。
なので、近くの宿屋へ……。
エナとアリス一行は貴族である為、王宮の来客用の部屋で泊まるそうだ。僕は貴族じゃないし異国の人間という立場なので王宮側からすれば管轄外なのだろう。
「部屋は別々で良いよな?」
「お任せします。」
センシアはあまり気にしない風に話すけど、僕は気にする。
受付まで足を運ぶ。
「すいません、部屋を三つ……。」
「申し訳ございません。部屋は一つしか……。」
テンプレを踏んだ……僕は外で寝るかな……。
——センシアとマリーダを部屋に入れる。
「あの……私は別に気にしませんけど……。」
マリーダが気を使ってくれる。
「いや、良いよ。僕は他に用があるし。」
「そうですよ、マリーダ。ご主人は童貞なのです。そうやってカッコつけてるだけなので、童貞のトリセツというものを……」
「お前、覚えてろよ?」
とりあえず外へ……僕は深夜のアトロニクス観光へ出た。疲労はスタミナと精神力のパラメータに影響するなら、それらを回復すれば良い。眠気こそあるが、この世界を知る良い機会だ。王都という国の中枢でもあるのだから、メルトケーレやクレアトラ街と比べて珍しい事を経験できるだろう。
小さな路地は明かりが煌々としている、中で何をしているのか……。
「どこ行こうとしてんの?」
「うわ!」
そうだ、ヤミコを忘れてた……。
「いや、ちょっと観光を……。」
「へー面白そう。」
「ヤミコは部屋に戻ってていいぞ……他の皆んなも……。」
「別に良いよ……私も暇してたし、この時間帯はもう目がバッチリだしさ。」
「そ、そうか……。」
男一人旅になりそうにないな。
小さな路地に入ると歓楽街というべきか、飲み屋や娼館に薄暗いところには人が佇み何か小物を売ってるようだった。
「なんか久々だな。」
「それって、ご主人が前にいた世界?」
「まぁ……僕の地元はちょっと都心でさ。市の中でも色んな表情があったよ。」
「ふーん。」
特にこういう場所には行きずらかったかな……会社の飲みで何度か行く程度だったか……キャッチがうるさいし焼き芋引いてたオッチャンも居たな……意外と高校生とか働いてる子も居たし……何かとぶっ飛んでいたものの楽しい雰囲気だった……歓楽街なんてそんな所だけど。
「ヤミコ……どっか行きたいとこあるか?」
「うーん……。」
すると、服から出てきて徐々に姿が変わる……なんだ、これは、ギャル?それとも地雷か?黒を基調としたコーデであり、トップスが黒と白の柄キャミソールに黒の革ジャンを羽織っている。そのためネックレスが強調されている、ボトムスはデニムショーパンに黒ブーツである。メイクは地雷っぽい涙袋が特徴だが、マスクはしてない。髪が金髪ショート……ん?これって……。
「どぉ?最近話題の地雷ギャル。本で見たよ。」
すると、スッとどこからか本を取り出す。
「それ、俺のエロ本ンンンンンンンン!!」
間違いない……ただのギャルと地雷が合わさったミックス犬ならぬミックスギャルだと思っていたが……油断してた……謎の既視感の原因は『ギャルデリバリー3巻:地雷編』のキャラだ……。ヤミコはそれを再現したまで……。
「遅かった……お前まで毒されて……なんて事だ……。」
その場で四つん這いになり落胆する……。お前だけは、エロ本の毒牙にかからないで欲しかったのだ。
「まぁ、そう言うなよ。私とデート出来ること感謝しなよ豚。」
セリフまで……ずアアアアアアアあああ!!
「ヤミコ……そんな子になってしまうなんて……。呼び方まで変えなくていいから……。」
顔をあげて性格を確認する、『ギャル』から『アヴァンギャルド』に変わった……何が『アヴァンギャルド』だオラアアアアアアアあ!!掠りもしねぇの何なんだよ!!
「とりま、あそこ行こーよ。」
「ん?」
指差したのは喫茶店……まぁ、小腹も空いたし丁度いいだろう。
——中へと入る、室内は普通であり所々に星やら何やら可愛いデザインの絵が書かれている、天井からはSDの萌えキャラが吊るされていたりと、要所要所で可愛い要素が散りばめられてた。なんかこう……既視感が……。
「いらっしゃいませーご主人様、お嬢様!」
店員の一言で全て理解……間違いない、ここはメイド喫茶たるものか、いわゆるコンカフェでもあるだろう。店員の服装はフワフワメイド服だし……客一人一人に店員がついてるのを確認すれば改めてそういう店だと分かった。
「2名さまご案内しまーす!」
流されるまま席へ移動する。
「お前って、こういうの好きなの?」
「まぁ、気になる感じではある。ご主人は好きじゃないの?」
「実は一度も行ったことないんだよ……。」
「へぇー以外。」
学生時代とか行く機会が沢山あったと思うけど、コンカフェ的な所は一度も無い、友人に誘われても断ってたし……家でゲームしてる方が有意義だと言い聞かせてたな……。
席に着いて早速メイドがやってくる……。
「初めまして〜私はメルルと申しまーす。よろしくにゃん。」
「よろしくにゃん。」
すると、ヤミコが応呼する……さすがギャルだ……すぐに対応するとは……。
「えっと……ご主人様とお嬢様はデートで来たんですか?」
探るようにメルルというメイドは情報を引き出そうとしてくる。僕たちは別に恋仲じゃないしな……今、思ったけど僕たちってどういう関係なんだろうな……表向きは主人とメイドだろうけど……うーん。
「……まぁ、しょく……」
「はい。マイ、ダーリンにゃんにゃん。」
「は?」
ヤミコの奴……急に何だ?ここは職場の方と遊びに来ましたで別にいいのでは?
『ご主人さ……ここに来て職場の方と来ましたとか、つまんねーよ。アホな回答しなくて良いから。』
『ぐは……。』
ヤミコから小声で心を抉られる言葉をもらった……ギャルの指摘が一番心に響くんだから……。
「なるほどー。二人はラブラブカップルって事ですね?」
「そ……そうです、にゃん……。」
多少、心にダメージを喰らいながらも同意した。
「可愛いお嬢様を持って、ご主人様は幸せですね?!」
「はい、全く……にゃん。」
マジでその通りだけどな。
「こちら、メニュー表です。出来上がりましたら奉仕の魔法を込めますので、お手伝いお願いします。」
お手伝い……ああ、例の魔法はこの世界でも存在するのか。
「私、これが良い。」
ヤミコがとあるメニューを指差した、なんだこれ?『♡メガ盛り愛の特大ハートオムライス♡愛の重さは無限大ミ☆』……多分それ大食いチャレンジの奴だろ、流石に無理だからな?
「これって、二人でチャレンジできますか?」
バカ!お前、余計な事言ってんじゃねぇ!!
「もちろんです!二人で共同作業もオッケーです!制限時間内に食べ終わりましたら、賞金が出ます!!」
「じゃあ、お願いしますミ☆」
何やってんだああああああああ!!
「ありがとうございまーす!!♡メガ盛り愛の特大ハートオムライス♡愛の重さは無限大ミ☆一丁入りまーす!!」
ミ☆まで言うんだ……。
そして、ついにその時が……。
「ハート入れますか?」
「ハート、ラブリー、エンドレスで。」
何それ?ヤミコが謎の呪文を唱えている……。
着丼したのは、予想通りクソデカオムライス……メニューは手書きでオムライスが可愛く書かれていたが、実物は可愛いよりも狂気そのものだった……だって、テーブルからはみ出してるもん、皿の上に乗ってないからね?着丼とかじゃないからね。
「それじゃあ、魔法かけます!」
ああ、結局言うのか……。
「おいしくなーれ萌え萌えキュン!」
「……き、きゅん……ぐは……。」
メルルの掛け声に合わせてそれっぽい手の動きをするが……いかんせん目の前のオムライスにビビってしまう。怖いなー怖いなー。まんjy……。
「どうしたの?元気ないなー。」
ヤミコがこっちを見てくる、お前は自分のした事に責任を持てるタイプだと信じるからな?
「それでは、スタートしまーす。」
タイマーが動くと当然チャレンジが始まる。
「召し上がれ♡」
メルルの合図でスプーンを持って戦闘体制へ……。
早速スプーンで端っこの方から突いていく、中はちゃんとケチャップご飯で嬉しい。スプーンが進む進む。
ヤミコは小皿で取り分け少しずつ食べていく……マイペースが過ぎるな……大丈夫だろうか?
この世界に来て初めて米を口にすると懐かしさが広がる、ゆっくりと噛み締めたいが時間が無いので急いで口に入れていく。
「ご主人……。」
「どうした、ヤミコ?」
「腹いっぱいだわ。」
「ふざけんじゃねぇええええええええええええ!!」
お前、お茶碗二杯分しか食べてねぇだろうがああああああああああ!!
し、仕方ない……二郎で鍛えた鋼の胃袋でかき込む他ない。
こう見えて痩せの大食いだからな……いけると信じればなんとやら……。
——三十分経過……残り二十分……。
「ゼェ……ゼェ……。」
テーブルの半分以上制覇した……残り三分の一……お米なので後から胃袋を圧迫してくる。
「さて、食べっかなー。」
……能天気な。
小皿に多めに分けて食す……腹が一杯なのかチマチマ食べると。
「ふぅ……。」
空いたテーブルの上に小皿を置く、少し残ってるぞ?
「やっぱ少食なんだ、私。」
「やかましいわ。」
コイツ……。
もう、時間も無い。普通のオムライス三皿分ってとこか……。
「すいません、お水大量にください。」
「かしこまりましたー。」
メルルに大量の水を持ってくるように頼む。
出てきたのはジョッキに入った水であり、結構な量がある。
それを口に含みながら残ったオムライスをかき込む……この場合、とりあえず口の中に収まれば勝機はある。
時間が無くなる中、最後はスプーン一杯分。口の中にあるふやけたご飯を少しずつ胃の中へ入れて空いたスペースに放り込む。
「お口の中が空っぽにならないとクリアできませんので注意してくださいね。」
メルルから説明を受ける、早いとこ全部入れないと……。はち切れそうな胃に時間をかけて入れるのは愚策だ……口の中の物を一気に流し込むぞ!
「ウプ……。」
喉に伝わる残ったご飯達……口の中はスッキリとしたが腹はスッキリとしない。
「た、食べました……。」
最後に口の中を見せる。
「あ、待って。」
ヤミコが小皿を手渡す、まさか……。
「もう、食べれないんだよね……。」
「それぐらい食べんかアアアアアアア!!」
気合いで残りをかき込む、これで……クリアなはず。
時間は残り1分と接戦だった……お残しもなく無事に腹へ全て詰めたのだ。
正直もう死にそうだったが、新しいスキル『フードファイター』が身についていた。内容は食べ物アイテムを服用した際上限を突破して上乗せさせていくものだそうだ。例えばHPを食べ物アイテムで回復する場合HPの上限を超えた上で回復というシンプルで分かりやすい。
今までそういうスキルは消費アイテムの一時的な効果や装備品に付与されたスキルで扱えていたがまさか、ここにきて自己のスキルになるとは……。
「おめでとうございます!こちら商品券を差し上げます!」
メルルから渡された物はここのお店で使える商品券だ、正直今はもう食べ物の話もしたくない、てか気持ち悪い。
腹は本当にパンパンであり膨れていた、動くのもしんどい程に。
「また、お越しくださいませご主人様、お嬢様!」
退店する……外に出ると不思議と気持ちが良い。
「やったー商品券だ。ソワレにあげよっと。こういうコンカフェみたいなの好きそうだし。」
「まぁ、オタクだからな……換装跡さえ隠せば遊びに行けるか……?」
ヤミコが喜んでる、オムライスに挑戦したのはソワレにあげるつもりだったのか?
「……そういえば。元気無いんだっけ?」
僕はソワレの件を聞いてみる。
「そうみたい。なんか思い悩んでるみたいな……心配。」
「そうか……。」
一体何があったんだろう?本当に心配だ……帰ったらすぐに会いに行こう。
「今日は楽しかった……ご主人。」
「俺は散々だったけどな。」
「今度はみんなで行きたい……。」
「そうだな……まずは帝国に進出してみんなで遊べる場所を探そうか。」
「うん。」
——とある廃屋。
「失礼する。」
ロンガが中へ入る。
「くそ……もう少しでショタが……許さんぞ、ご主人……。」
サマニアが悔しがっている……。
「……サマニア、お前はデバフマジシャンだろ?敵を少年化させて全ステータスを下げる技がなかったか?」
「それでどうしろって言うのよ……。」
「世は法を犯さなければ良い、年齢をそのままに見た目だけ……。」
「でも、都合のいい相手がいないじゃない?てか、私は幼く童貞でウブな少年が良いのよ。」
「年齢はともかく、ある程度条件が当てはまる対象がいるだろ……ウチに……。」
「あー。」
二十七話へ続く……。




