表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
17/20

へるぷ!みー!

ごめんなさい。普通に更新忘れてました。

遠い過去の記憶。


「みーちゃん!みーちゃんは将来、なにになりたいの?」



「ぼく?そうだな〜 ……げーむ作る人になりたいなぁ。

……ティーちゃんは何になるの?」


「わたし……たわし、じゃ、なくて。わたし、ヒーロー《主人公》になる!」


————————



……万事休す、ですか。


正面にはブロック塀。左右は住宅。


……そして後ろには葛木茂さん。


前後左右。行く手は塞がれています。


「……よく、ここまでうまく誘導できたものですね。」


「大変だったんだぞ?……部下には骨を折らせた。」


確かに、客観的には「絶体絶命」といったところでしょう。


が、 


「……こんなことも、あろうかと!——とうっ!」


私は、思い切り助走をつけます。


「……待てっ! 冗談だろう!? 走り高跳びの世界記録だって、2メートル近くだぞ!?」


——そして、ブロック塀を駆け上がると、 壁を蹴った勢いそのまま、その向こう側へ身を躍らせました。


2メートルを超える壁?

世界記録?

そんなもので私の足を止めることは、できません!


……あと、走り高跳びではありません。

少し、ズルを使っているので。



「……ちっ。走り高跳び…いや、パルクールか。……お前、本当に金持ちの娘か……?」


いえ、パルクールは龍司様の特技なので。


「おい!セバス!迂回するぞ!」


壁越しに声が聞こえます。

セバス?本当に、そんな名前の人がいるんでしょうか。

……気になりますが、今は我慢です。


私のことは、そう簡単に捕まえられると思わないでください。

身体も温まってきました。

調子も絶好調です。


……さて、この後どうしましょう。


——————

二時間に及ぶ追走の末——  


私は、今度こそ本当のピンチに陥っていました。


「……はぁ、はぁ、はぁ。中々、やりますね。」


「ふぅ、……今度こそ、追い詰めたぞ。」



まさか、室内。廃工場へ追い込まれるとは。

ドラマでありがちな、ベタな状況ですね。


……流石に、もはや時間の問題です。


龍司様なら、仲間が駆けつけてくるところですが。

生憎、私にはそんな仲間はいません。


……困りました。


そもそもここで彼と遭遇するなんて想像もしてなかったし……。


冗談抜きで今、本当にヤバいんですが?


……え。

本当にどうしましょう。


実力行使……龍司様ならここでは使いません。  

警察……もっとありえません。


そして、仲間という単語でふと思い出します。 


私にも、いるじゃないですか。


信頼できる仲間《親友》が。



そうと決まれば即断即決。

私は携帯端末を取り出し、電話をかけました。


かける相手は、私が最も信頼している——連絡することができる唯一無二の友人。

お父様の調査をしていたあの時、並行して調べた、『彼』。 


……そして、今。すぐ近くにいることも、わかっています。


『……ッー、ッー、ピッ ———、…ぁ゙?もしもし、誰だ?えーっと……』


「———助けて!!!みーちゃん!!!」


『はぁっ?!?!』




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ