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スネ夫

スネ夫


聞かれる事が多いので、高市総理の日米首脳会談について簡単な所見。


満点以上と評して良い。


日本としての是々非々を通し、それでいて俺様キングの機嫌を損ねるどころか上機嫌で会談を終え、事実上ノーダメージだ。


今回、高市総理に課せられた日米首脳会談における最大のミッションは、アメリカ(俺様キング)・イラン双方との関係悪化を避けること。

口で言うほど容易なことではないのは想像がつくだろう。

現行法制上、俺様キングの望む艦艇派遣などは無理筋だし、するべきではない。

そもそも艦艇など送り込んだとてホルムズ海峡は開かれない。

それでも、イランは、日本を中東戦争におけるアメリカの走狗と見做し反応は激越となるだろう。その見返りは、精々俺様キングの溜飲をほんの少しだけ下げる意味しかない。


しかし、そこで俺様キングの機嫌を損ねずにやり過ごせるか?と考えた時、正直、かなり悲観的な予想をしていた。

下手を打つとアメリカだけでなく、イランからも「頼りにならないのび太」扱いされる状況に陥いる可能性は少なからずあった。

外交というものを全く理解していない輩は勘違いしているが、いがみ合う下でこそ握る手を模索するのが外交。

イランがジャイアン(アメリカ)と対峙するとき、握る手として頼るのはのび太ではない、スネ夫だ。

ジャイアンの機嫌を損ねたのび太が何を言おうが仲介役たり得ない。

そして、高市総理の言動には、イランとも関係を損ねないために細心の配慮がしてある。


以前、ドイツのアンポンタンがアメリカによるイラン攻撃を「みんなのためにようやった」とか言ってて、頭抱えた事があったが、これは、イランとアメリカの仲介役を目指すなら言っちゃいけないことなんだ。

その点、高市総理はかなり練られた言い回しをしている。

端的なのが「世界に平和と繁栄をもたらせるのは俺様キングだけ」ってやつだな。

これだけ聞いたら噴飯もので、世界中から失笑を買ったのは間違いないだろう。

しかし、この言い回しは、平和と繁栄を「もたらした」ではなく「もたらせる」「もたらす事が出来るのは」だ。

ドイツのアンポンタンと違ってアメリカによるイラン攻撃を一切肯定していない。

このスタンスは国会質疑でも一貫しており、イランへの攻撃をどう評価するかという問いに「攻撃の是非を評価する事は差し控える」としているんだ。


こういうのは外交センス以外の何物でもなく、専門の外交官がサポートに付いてても中々できる事じゃないのは、前総理の無様さを見てたら分かるよね。

この局面でこれだけの成果を得られるのは、人たらしとも呼ばれた故安倍元総理くらいだと思う。

こういう配慮は、外交でちゃんと通じる。

野党や左巻きのトンチンカンが主張するような俺様キングに勝てもしない喧嘩を売るのび太になるより、イランにとっても、よっぽど有り難いんだ。


高市総理には、日米首脳会談で得られた奇貨とも言うべき、この立ち位置を十全に活かしてもらいたいね。

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