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イラン新最高指導者

イラン新最高指導者


気がつくとWBC終わってますね。

ネトフリ入ってないので観てないです。

冬季オリンピック観てたんでしょ、とかWBC観てたんでしょ、みたいな誹謗中傷(?)は止めていただきたい(オリンピック観てないとは言ってない)。


さて、ご存知のとおりアメリカはイスラエルと共に、イランとの事実上の戦争状態に突入しています。

イラン関連で投稿し難かった諸般の事情が概ね解消されちゃったので投稿します。


はぁ、、、、、、まぁ、こうなるんじゃないかと思っておられた方も多いかと思います。

マグロ男の目標は第五次中東戦争とその勝利にある。

繰り返し述べてきたように、マグロ男はこの目標を達成しない限り、立ち止まればラムジェット換水できずに死にます。

そしてイスラエルがどれだけ強大な軍事力を有していようと独力でイラン現政権を打倒する事は不可能であることも説明してきました。


イスラエルは、アメリカを泥沼に引き摺り込まねば勝てない。しかも、勝ったとしても一時的なものに留まり、イスラエルよりアメリカ、そして世界が連鎖的に戦争リスクに巻き込まれる。

そこへ至る道の手前で、俺様キングが踏み止まる可能性はベネズエラ介入でほぼ消失していました。

鮮やかに一撃で決まる。

あの勝利は俺様キングに決定的な成功体験を与えてしまった。

最強アメリカの軍事力でもって一国の大統領を僅か二時間半で奪取、その後のベネズエラは事実上アメリカの影響下あると言えます。

この悦楽と全能感は、ただでさえブレーキの効かない俺様キングを増長させた事は想像に難くない。


俺様キングは、戦争が嫌いなのでも平和が好きなのでもなく、戦争の不確実性を嫌悪しているだけだ、と述べてきたとおり、確実に勝てる戦争、そしてコストに見合うだけの利益が得られるなら、俺様キングは戦争という手段を何の躊躇いもなく行使する。

今回の2月から始まったイランとの戦争も、ハメネイ師らイラン現政権の首脳部を殺害すれば、頭を失ったイランは大人しくアメリカとイスラエルに恭順し、民主化も果たされて親米・親イスラエルの国が立ち上がる。

俺様キングはそう考えていた。これは、ほぼ間違いないだろう。


愚かしい。

ウクライナに侵攻すれば花束で迎えられる、と考えていたチンピラ皇帝とほぼ同じ構図。

違うのは、チンピラ皇帝は配下の諜報機関の甘言にうかうかと乗せられたのに対して、俺様キングは、配下の諜報機関が、イラン首脳部を殺害しても体制は崩壊しないと報告というか警告しているにも関わらず、マグロ男の甘言にうかうかと乗せられ、成功体験の後押しで道を誤った、というところ。


無論。

マグロ男はハメネイ師らを殺害しても体制崩壊などほぼあり得ないと最初から理解している。

私が、そう判断する根拠も簡単。イスラエルがそれをしていないからだ。

ハメネイ師らを殺害するだけならイスラエルだけで充分可能だ。

当然ながら容易とは程遠い高難度ミッションであるのは事実。しかし、モサドなら可能だ。

やらないのは、イスラエルがハメネイ師らを暗殺したとしても体制は崩壊しないし、イスラエルが報復の対象となるだけで、はっきり言ってメリットどころかデメリットしかないから。


パーレビ朝ペルシャが何故イラン革命によって現イランとなったかは以前にも説明した(以前の投稿ではかなり端折ってるので詳しく知りたい方はご自分でお調べください)。

マグロ男や、マグロ男に釣られた俺様キングなども、イスラエルが攻撃されるのはハメネイ師が全部悪い的な方向で言論を持って行ってるが、そうでは無い事は俺様キングが知らなくてもマグロ男は理解している。

イランが反イスラエルなのは国是なんだ。即ち、ハメネイ師の個人的な反感からくるものではない。むしろ、ハメネイ師は、イランの現体制維持に重点を置いていて、反イスラエルなどは二の次であった。

日本人の感覚では理解し難いとは思うが、ハメネイ師は、反米・反イスラエルという面では、比較的(あくまで比較上の話しだぞ)穏健と評しても差し支えない人物だったんだ。


そのハメネイ師も高齢で、そろそろ次の最高指導者の話も聞かれていた中で殺す事に何の意味がある?少なくとも、イラン体制崩壊が為らなければイスラエルにさえデメリットしかない。

案の定、ハメネイ師らが殺害されたことでイランは恭順どころか猛烈に反発している。その明確な意思表示が新最高指導者の選定。

ハメネイ師の次男、モジタバが新たに選出された。

モジタバはモジタバ・ハメネイなので、こちらもハメネイ師に変わりないのだが、紛らわしいのでモジタバ師とする。親父の方はアリー・ハメネイ。

このモジタバ師は、ハメネイ師の後継者レースではほぼ名前すら挙がっていなかった人物だ。


少し横道に逸れるが、イランの最高指導者について触れておこう。

イランではイランのイスラム教トップとして最高指導者が国家を教導する。イラン憲法にもそう書いてある。

イランはイスラム教シーア派が90%を占める主流で、シーア派ってのは開祖ムハンマドに続くアリーとその子孫だけがムハンマドの正統な後継者だって考え方。

まぁ、この辺は血統に正統性を求めている訳。じゃあ、今のモジタバやアリー・ハメネイはその子孫なのか?と思われるかも知れないが、シーア派が後継者としていたアリーの子孫は12代で血統が途絶えちゃったので、以降はその代行という扱いで指導者が据えられている。

なお、シーア派としては、アリーの血統が途絶えちゃったってのは宗教として座りが悪いので、12代目は死んだというか「隠れた」という表現にして最後の日に復活する、みたいな黙示録のイエス的扱いになってる。


まぁ、そんな訳でシーア派にとって血統ってのは大事なんだけど、同時に、最高指導者が自分の子を後継者として最高指導者の座に付けるのは、単なる代行に止まらず王朝化と見られたり、アリーの子孫に取って代わろうとする不敬にもなりかねない。

アリー・ハメネイとしても息子のモジタバを後継者にする気は、少なくとも表面上は無かったハズなんだが、アリー・ハメネイの殺害により態度を硬化させ、より強硬になったイラン現政権はモジタバを選出し、最高指導者とした。

つまり、モジタバ師はハメネイより性情として強硬なんだよ。言うまでもなく、モジタバの父であるハメネイがアメリカに殺害されただけでなく、モジタバの妻子も2月の攻撃で死亡、自身も負傷していると言われている。


これで平和が訪れると思う方がおかしいわ。


仮に、イランの現体制が崩壊したとして、欧米が思い描くような民主主義国家も親米・親イスラエル国家も100%成立しない。メディアなどは現体制に反発するイラン国民の姿を報道するが、それは経済的困窮などが主要因で、体制崩壊しても後に出来上がるのはイスラエル憎しのイスラム国家となり何ら中東の安定には繋がらない。


中東に関して、良い方向に転がっているものは一つとして無い。

非核化、そして中東の火薬庫ホルムズ海峡、特に、ホルムズ海峡は日本が他人事で済まされないと言っていた想定どおりの事態へと推移している。


モジタバが新最高指導者に就くとか全く想定していなかったので、正直、どのような人物かはよく分かっていない。

それでも、イラン革命防衛隊との関係や核ファトワに対する認識などを見ても、ハメネイ師より大分強硬な人物だと伝わってくる。


短期間の内にホルムズ海峡が安定する見込みはない。

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