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ラリー効果と「愛の分子」

ラリー効果と「愛の分子」


さて、衆院選の結果が揃いましたね。

主要報道や世論調査の予想でも自民圧勝と言われていましたから、意外に思う方は少ないでしょう。しかし、圧勝予想の中でも想定レンジの上限に近く、いざ現実となると私の目から見ても圧倒されるレベルの勝利です。


高市自民勝利自体は、まぁ、大方の予想通りですが、なぜ高市自民が勝つと私が考えていたか、後出しじゃんけんで恐縮ですが、その背景を解説します。別にこれが勝因の全てという話ではありません。こういう見方もあるのか、くらいに思っておいてください。

年明け、高市総理が解散総選挙、それも超短期決戦を選択したとき、勝敗はともかく「非常に理に適っており、戦略としてベストに近い」と評価しました。

短期戦で他国の介入する余地を限定し、かつ、ラリー効果、即ち「外部脅威や不確実性の出現に対し、人々は国旗や指導者のもとに結束する」、中露朝の脅威や俺様キングのもたらす不確実性、移民問題などがこの要件に適合しており、選挙や支持率などに影響を与えると考えたのです。

これは別に感覚的に違和感を覚えるような話ではなく、むしろ当たり前のように思えるでしょう。この効果のミソは「指導者」が強い「内集団」のソレを指すことにあります。


立憲民主党を政治的スペクトルで分類するとき、私個人的には「右でも左でもなく『反自民』」と認識していますが、どうも立民の先生方は自分たちを「ナショナリズムに毒された自民に対抗するリベラリスト」を気取っているように見受けられる。

これは、皮肉なことに現在の高市自民を利する方向に働きます。コンサバやナショナリズムは本質的に内集団であり、リベラリズムは内集団に変化を促す外集団と見做されるからです。

石破政権時の選挙で立民などが伸びたのは、立民などの野党が支持されたというより、自民の党内野党、即ち外集団である石破総理が支持されなかった面が強いと私は評価していますが、今回の選挙においても立民を始めとする左系野党は石破政権時の選挙戦略を変えることなく、むしろ強化する方向に特化してしまった。

そして立民最大の誤算は、公明と合流したら自民とも対抗しうる勢力となれるなどと勘違いしたことにあります。

数の上で立民の0.7と公明の0.3を足して1.0、これなら勝てないまでも1.2の自民への対抗軸と成り得ると計算したのでしょう。

完全な勘違いです。曲がりなりにも自公が成り立っていたのは、巨大な内集団である自民に小規模な外集団である公明という構図であったからです。

進化的な視点から見ても、内集団に「僅かに」外集団を加えるのは理に適っていて、受け入れられる余地があります。

それを政治的外集団である立民に宗教的外集団である公明が合流したなら、「外集団が団結して内集団を脅かそうとしている」と反発する。0.7+0.3=1.0ではなく0.7×0.3=0.21になったのです。これは論理的に言語化されたものでなく生理的反応に近い。


この様な反応、ラリー効果は脳神経の観点からも説明がつきます。

「愛の分子」とも呼ばれるオキシトシンは、オッパイを分泌したり親愛の情や絆を深める愛情ホルモン・幸せホルモンであると同時に、内集団を強化し外集団を排除する神経反応を引き起こします。

報道などで、したり顔の論客は「戦争を止めるために投票に行きます」と言外に高市自民を好戦的な政権であるかの様に批判します。これが、例えば高市総理が「アメリカに従ってイランに派兵します」みたいな事を言っていたなら通用したでしょう。しかし、現実の高市総理は「脅威には断固として立ち向かわなければならない」と言ってるに過ぎない。中国などの現実的な脅威を実感している層にとっては、国防を蔑ろにしている、少なくともそう感じさせる論客や政治家の言葉は響かないし反発すら覚えるでしょう。

これは内集団である高市自民と外集団である中道改革連合などの野党、リベラル報道などが対立する構図となり、声高にリベラルが叫べば叫ぶほど、内集団を一層強化する方向へ働きます。

リベラルは高市総理を支持するのは「好戦的」な層だと思っている節があります。同様に多様性を認めないのは「薄情」だと思ってもいるかも知れません。

しかし、脳神経におけるオキシトシンの働きは、むしろ愛情深い人ほど内集団である高市総理を支持し、「多様性の持つ欺瞞」に生理的反発を覚える傾向にあると思います。


衆院選の結果を「高市旋風」と評価するのは正確ではない。高市総理がどれほど支持されていたとしても、通常、ここまでの信任は得られない。

この結果はリベラルの自滅、そう見るべきでしょう。中道は負けた理由を理解できていない以上、立て直すことも難しい。

正直、私は今回の衆院選は勝ちすぎだと思っています。しかし、、、この色々やヴぁい時代には高市が必要だという国民の意識が顕われているとも言えます。


正念場はこれからです。

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― 新着の感想 ―
自民党内の敵をいかに抑え、政策を実行していくのか。 正念場はこれからですね
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