第41話 龍王のお仕事
朝2時に起きました。
これから仕事です。
仕事中、絶対に寝ると思います。
月日は流れ、俺は肉体年齢20歳を迎えた。
魂は50歳オーバーだが、こちらの世界ではようやく「成人」だ。
俺は記念に、自分のステータスを確認してみた。
C:\> STATUS_CHECK.EXE
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NAME : ショウ
AGE : 20 (Soul:50)
JOB : MERCHANT (CHAIRMAN) : DRAGON PRINCE
STATUS: NORMAL
HP : HIGH (A-RANK)
STR : HIGH (A-RANK)
MP : GOD+ (Error:Too High)
SKILL:
> SWORD [C] (Strong)
> SPEAR [SS] (Super Expert)
> HOE [S] (Expert)
> MAGIC
+ FIRE [v.7.2] (University)
+ WATER [v.7.3] (University)
+ WOOD [v.7.4] (University)
+ EARTH [v.38.8] (Researcher)
+ LIGHT [v.7.5] (University)
+ DARK [v.42.5] (Researcher)
+ VOID [v.99.9] (Doctor)
- Teleport
- Storage
- Language
- Appraisal
- Hiding
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C:\> _
「……バグってるな」
久しぶりに見たが、酷いインフレだ。
MPが**「GOD+(神クラス以上)」**でエラーを吐いている。
【土魔法】が高いのは、スポーツジム並みの頻度でダンジョン掘削を行っていたからだ。
そして、【闇魔法】と【虚無魔法】が異常に伸びている。
これは、長年続けてきた「酒造り」と「年季の入ったウロコ(建材)作り」のせいだ。
発酵と熟成には闇の力が不可欠だからな。
今まで散々作らされてきたが、未成年だから飲めなかった。
だが今日、ついに解禁だ。
ようやく、ようやく飲めるぞー!
◇
どのぐらいで酔うのか分からないので、部屋に嫁はん二人を呼んで、宅飲みすることにした。
ファミマと、クレメンス(ハシガミ)だ。
ちなみにクレメンスは27歳になっている。
中身はおっさんだが、見た目は大人の色気が増した美女だ。
「まずは、闇魔法をかけにかけまくった、一番古いヴィンテージからいこう」
俺は琥珀色の液体をグラスに注いだ。
香りが部屋中に広がる。
クィッ。
スッと喉を通り抜け、食道でカーッ! と熱くなり、鼻から芳醇な香りがブロロローっと抜けていく。
美味い。多分、すごく美味い。
「……おお、すごい香りね」
「ショウ、顔が赤いわよ?」
二人が驚いている。
俺の意識は急速に遠のいていった。
「すごいよね……すごいよねー……」
そこから記憶がない。
◇
翌朝。
目が覚めると、俺は素っ裸だった。
「……おはよう」
「……ごめんね。私、嬉しかったわ」
隣でファミマが顔を赤らめ、反対側でクレメンスが艶っぽく微笑んでいる。
何を言っているのか分からなかったが、3ヶ月後にその意味が解った。
「……マジかよ。龍族ってのはさ、なかなか妊娠しないんだぜ? それをWでとはな」
コンスターチが呆れ顔で告げた。
ファミマとクレメンス、二人の妊娠が同時に発覚したのだ。
無自覚で父となる。
あの夜、俺は何をしたんだ。
クレメンスが言った「すごかったぜ」というセリフ(男口調)が、とても気になる。
◇
すぐに龍王ホエイパウダに報告に行った。
雷が落ちるかと覚悟していたが、
「そうか! でかした! いやぁ、孫かぁ!」
ホエイパウダは満面の笑みで俺の肩を叩いた。
そして、真顔になって言った。
「そうか。……では、王を任せたぞ」
「はい?」
「子育ては大変だろう。孫の顔も見たいしな。
だからワシがしばらく面倒を見る。お前が王をやれ」
「……はあ?」
「龍族のしきたりなのだ。親は働き、祖父が育てる。うむ」
聞いたことがない。
隣にいた前龍王ソルビトール(曾祖父になる)を見たが、彼も首を横に振っている。
「……そんなしきたり、ワシも聞いたことがないぞ」
「ええい、うるさい! ワシは孫と遊びたいんじゃ!」
本音が出た。
この筋肉ダルマ、王の執務を放り出して隠居する気満々だ。
とりあえず、「子供が産まれてから」という執行猶予をもらったが……。
20歳にして、2人の父、そして龍王(仮)。
俺の人生、ハードモードすぎないか?
前章を悶絶しながら書いたので、この章はすごく楽しい。
もう着替えないといけないので、とりあえずこれだけアップするが、
結構書けたので、ドドドといくわ。
妙にハイテンション!




