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3/4

スライムを戦わせる

 スライムへステータスオープンを念じると、そのステータスを確認することができた。


――――――


スライム LV1


攻撃 1

防御 1

魔力 1

精神 1

俊敏 1


忠誠心 10/100

――――――


「おおっ。LVがある……もしかして、育てられるのか?」


 ステータスを見ている間にも、スリスリ足元にすり寄ってきている。

 人懐っこい犬のようだ。

 そしてステータスのところに指を振れると、名前が変えられた。


「名前かぁ。プル子でいいか?」


 スライムは返事をするかのように、プルプルその場で跳ねた。

 嫌がってはいなそうなので“プル子”で設定した。

 ちなみに性別はどっちかは、わかっていない。


「戦ってみるか。移動するぞ」


 黒宮が移動すると、スライム――もとい、プル子はその後をついてくる。

 時間が経過しても、敵になることはない。

 まちがいなく、協会では確認されていない現象だ。

 そして進んでいくと、スライムと遭遇する。


「よし。いけ、プル子!」


 プル子が張り切って、スライムと戦い始める。

 ポヨンポヨン跳ねながら、スライムとスライムがぶつかり合う。

 スライムの体当たりは思った以上にパワーがあり、ばちんっ! ばちんっ! と重厚な音が辺りに響いた。


「迫力あるな……」


 プル子のステータスを見たので、数値的には黒宮が負けることはない。

 それでも、戦っている姿を目の当たりにすると“脅威”を感じた。

 そして――戦いの果てに、プル子がその場でぐて~~~と、床に伸びた。

 システム音が告げた。


『――プル子が死亡しました。カード化します』


「プル子ぉぉぉぉぉっ!?」


 光が弾け、プル子は銀色のカードへと変わった。

 手のひらサイズの硬いカード。

 そこには、プル子のイラストとステータスが刻まれている。

 プル子の仇であるスライムは、ズルズル体を引きずりながら逃げる。

 ダメージが蓄積しているようで、動きは鈍い。


「よくもプル子を。ゆるさん」


 恨み(?)をこめて、ナイフを一刺し。

 ゼリー状の体に刃が刺さり、スライムは床に伸び、小さな青い魔石となった。

 そしてカードとなった、プル子を手に取る。


「プル子は無事なのか……お?」


『プル子 戦闘復帰まで 0/700』


 左の“0”であった数字が、1秒に1回ほどのペースで、上昇していく。

 700秒のディレイで、復帰するといったところだろうか。

 しばらく待ってみる。

 数字を見ていると、やがて左の数字が700になった。


「プル子――サモン!」


 スキルの発動は、自然とそう口に出た。

 カードを投げると、光と共にプル子が召喚される。


 忠誠心 5/100


「……忠誠心が下がっているな。デスペナルティはちゃんとあるってことか。ごめんな、プル子」


 プル子のゼリー状の体を撫でてあげた。

 しばらくすると、忠誠心が1だけ上がった。 

 ちょっとだけ、許してくれるようだ。

本作の閲覧ありがとうございます。


もし内容がよろしければ、★★★★★評価・ブックマークをいただけると、とても助かります。


何卒、よろしくお願いします!

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