弱者の楽園
読んで頂きありがとうございます!
「ルーク、嫌だったら帝都から出て行っちゃえば
いいんだからね?前は、皇帝のせいでルークは
悲しい顔をしてたんだろう?
私達の事は気にしないでいいからね」
「そうだよ、にいちゃん!」「うん、うん」「ですね」
サーシャさん、アルス達が俺に気をつかってくれる
俺のまわりは、みんな俺に優しいな、、
「大丈夫ですよ!報酬をぼったくってやります!」
「はははっそうかい。実は、この建物も皇帝に
新しくさせたんだよ。
うちのルークを殴ったり悲しませたって言ってね
そしたら、こんな豪華になったよ、いいざまだね!」
あぁ、それでこんな立派になっていたのか!
サーシャさんもやるな。
みんなでしばらく雑談していると
ドンドンッ!っとドアを叩く音が聞こえた
「ん?誰だい?あいてるよ!」
「失礼します!【弱者の楽園】のザーコです!」
ん?弱者の楽園?ザーコ?
「おす!兄貴!ご無沙汰しております!
兄貴が戻られたとの情報がはいり、参上しました!
つきましては、少し時間を頂けないでしょうか?
ギルドマスターがお呼びで、光ギルド【弱者の楽園】
について説明したいとのことです!!おす!」
光ギルドなんて初めて聞いたよ?
俺を呼ぶって事はなにか進展があったのかな?
ってか、あのおっさんなんて名前だったけ?
めんどくさいが気になるな、、
「行って来なよルーク、ルークが"変えた事"さね
自分で見てきな」
サーシャさんが意地の悪い顔で言う。。
くっわかったよ!行きますよ!
「分かった、行くよ」
「あざっすう!!では馬車を呼んであるので
いきましょう!」
こいついちいちうるさいな?
「ちょっと声うるさい」
「あ、 すみません、、」
なんか落ち込んじゃったけど!?
ザーコ君こんな性格だったけ?
「俺達も行くよー」「ワルもー!!」
結局サーシャさん以外で馬車に乗った。
しばらく揺られると
前にぶっ壊した門が綺麗になって看破がついていた
【光ギルド 弱者の楽園】
「ここが、今の俺達の家です!もうこの帝都には
スラムなんてないんですぜ!?」
確かに、帝都に入ってから小汚い子供や物取りらしき
者は見てないなかったんだよな。
こんな短期間で無くす事なんて、できるのか?
「ほんとかよ、」
「それが、本当なんだぜにいちゃん!!」
アルスが嬉しそうに言っているから、、本当なんだな
「にいちゃんが居なくなってから、スラムの人間を
全部こっちに移して、社会復帰できる者には教育とか
しているみたいだよ!!
体が不自由な人にも生活を保証しているんだって!
ただどうしようもない悪人は追い出してるらしいよ」
へー、やるなぁ!
どっからそんな金がでてくんだ?
会話をしていると少ししたら、馬車が停まった
「着きましたぜ!どうぞ降りて、中へ!」
とても立派な建物があり
中へ入ると、机がびっしりとならんでいた?
なんかここ何処!?って感じなんですけど?
学校みたいな?
「二階の奥の部屋にマスターがいるのでご案内します」
ザーコ君についていくと。
「マスター!ルークの兄貴を連れて来ました!」
するとドアの向こうで
「はいってくれ!」
中へ入ると書斎で机には
書類や本がたくさん並んでいておっさんが忙しそうに
何かを書いていた。
「すまない。こんな格好で少しだけ待って欲しい。
そこにかけてくれないか?
ヨナ、茶とお菓子を出してくれるかい?」
あっあの必殺人の人だな!
人数分の席と長方形のテーブルがあったので
そこに座る。
「はい!直ちに。。どうぞ、、この前は
ありがとうございました」
ぺこりと頭をさげて、ささっとおっさんの隣に移動した
動きはやいな!しかも音もださずに、さすが
暗殺者ですな。
「ん〜おかし〜!!」
ワルは、目を輝かせながらパクパクとお菓子をたべると
「ん、、なくなっちゃったぁ〜」
ワルがしょんぼりとしている
「俺のあげるよ!」
アルスがすかさず自分のお菓子をあげた
「にい、ありがとう〜」
良い奴じゃないか!
でも俺は見たぞ?少し悲しそうにしたな?
「アルスありがとうな、俺はまだお腹いっぱいだから
食べてくれるか?」
「 !っ しょうがないなーにいちゃんわ」
ははっ可愛い奴らだぜちくしょー。
がやがやしていると、
「待たせたね。呼び出しておいてすまなかった。
まず、来てくれて本当にありがとう、、」
座ったままだが、しっかりと頭を下げるおっさん、
こういう人は好感がもてるよね。
「構わないよ、それで呼び出した要件を聞いても?」
「ありがとう、呼び出すことになってしまった事も
謝らせて欲しい、すまない。
このところ忙しく、この部屋からでれていないのだ。
要件は、君と約束した【弱者の楽園】についての報告と
この先の在り方について問いたいと思ってね。
漠然としてだが、弱者の楽園は作ることができたんだ。
ギルドとして、正式に国にも認めさせた。
だが、それには莫大な資金がかかり
闇ギルドであった時の資金と悪人からむしりとった
金を使い、今はなんとかやれているが、
いつまで持つかは分からないのが現状だ。
この先、非合法な事もやらないと資金が足りない
が、君はそれを享受する事はないと思い
今日この場をもうけさせてもらったのだ」
まぁ、そうだろうなー
前世もこの世界も綺麗事だけじゃ、まわらない。
わかっているけどさ。
でも、この世界は魔法やスキルがあるんだぜ?
それらを使えばなんとかならないか?
俺の持っているばーちゃんの残した資金を
あげてもいいが、それだと延命にしかならないよな。
んー、俺が作れって言っちゃったしなぁー、、よし!!
「頑張ってやってくれていて、嬉しいよ
あんたは悪い奴じゃないから俺も力を貸す事にするよ
まずは資金作りに関して、とりあえず俺の持っている金
や高い薬品をあげるよ。だけどそれじゃあその場凌ぎにしかならないから。
俺がかってに自分の土地にした毒魔の森、いや今からは【ワルツの森】と呼ぶことにしよう。
そこで農業.林業そして特産品を作ってもらおうかな?」
「いろいろと驚きがあるが、、援助してくれるのは
大変ありがたい、、だが、ワルツの森?での
農業.林業など本当に可能なのだろうか?」
「多分できるんじゃないかな?あまり知識はないが
作物を急成長させる薬もあるから
なんとかなると思う。先ずは自分達の食料を自分達で
作るところから目指さない?
そのうちこの場所も手狭になるだろうし
森を開拓して住んでも良いんじゃないか?」
うまくいかなかったらまた考えよう
最悪エリクサーが有ればなんとでもなるだろうし!
超楽観的に町でも作りますかね笑
「だ、大丈夫だろうか?到底出来るとは思えぬが、、
だが、この場所も手狭になってきたのも事実、、
すまないが、力を貸して欲しい、、」
と言いながらおっさんは机に頭をつけた。
「やれるだけやってみよ、失敗しても誰も死なない事は
約束するよ!死んだとしても甦らしてみせるよ!」
「死者の復活など、、まるでお伽話だよ、、
さすが、雷の英雄ルークと言うことか」
ありがとうございました!




