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神様からのいらない贈物  作者: ケンケン
実家への帰郷
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第46話

今回はかなり短くなっていますm(__)m

 重い足取りで一人歩いてる真を他所に他の五人は楽しそうに会話をしながら歩いている。

 真が足取りが思い理由としては今から向かっている場所が真にとってよくないところ以外に他ならない。

 真がそれほど嫌がっているのに五人の足取りは緩むことは無くどんどん目的の場所で進んでいる。


 この状況に真が何も言わないわけがないのだがそこは数の暴力と言ってもいいくらいの意見に押されてしまい真としても泣く泣く了承するしかなかった。

 そんな真も今でも何もしないわけではなかった。実際のところ梓が行きたがっていた目的の場所は真にしかわからない場所、正確には真以外は当初知らない場所であったのだ。それを利用して真はすぐに目的の場所に到着しないように皆を誘導していたのだが流石に到着しないことに疑問を思った慧により真の企みは十分もしないうちに費えてしまうのであった。


 その為、現在真は素直に案内をしているのだ溜息と気分が重くなっていくのはどうにも止める事が出来ない。

 もう何度目かわからない溜息をついた同時ぐらいに目的の場所が真の視界に入ってきた。

 一瞬視界に映ったものをあからさまに顔を逸らしいれないようにするのだがそれがいけなかったようだ。真の様子に気が付いた慧が声をかけてきたのだ。


 「おっ!? もしかしてあれがそうなのか真?」


 慧の言葉を聞いた瞬間に身体が硬直してしまう。それを慧は目ざとく見ていた。


 「どうやらあそこがそうみたいだな。おーい皆そろそろ着くみたいだぞー」


 慧は確信を持って他の四人に着きそうことを伝える。真は舌打ちでもしそうな表情になるのだが顔は慧から隠れておりそれを覚られることは無かった。そして頭の中は慧に対しての文句ばかりが埋め尽くされている。


 (別にそんなに悪く言うことは無いんじゃない。それだけお互いを理解してるって言うのはいいことだと思うけどなー。………………私は羨ましいよー)


 頭の中に不意にレイヤの言葉が響きわたる。すぐに文句の一つでも言いたい衝動に駆られたがすぐにその感情は収まってしまう。なぜなら最後の言葉のところはとてもか細く尚且つ寂しげな感情を湛えていたからであったからだ。

 真がどう返していいか迷っているところにレイヤから更なる声がかけられる。


 (まあこんな嫌がらせみたいな理解は遠慮したいところだけどねー)


 (………………)


 先程とは打って変わってからかっているのが丸わかりな感じであった。流石にそれには真もすぐに言い返したかったがどう言い返したところでレイヤが聞き分けよくしてくれないのはこれまでの感じでよくわかっていたので何も返すことなくそのまま重い足取りを進めていく。

 レイヤも何も言い返してこない真に不満を覚えながらもそれ以上は真に語りかけてくることは無かった。


 レイヤとそんなやり取りをしている間に目的の場所に到着していた。

 その場所は真や慧が住んでいる場所には似つかわしくないくらいの建物であった。真達が実家がある場所はどちらかと言うと田舎町呼ばれるぐらいに分類されていてもおかしくないところである。但し其処まで田舎ではなくそれなりには発展はしているのだがいかんせん目の前の建物はその街に対しては異彩をはなっていた。

 目の前にある建物。それは十階立てのマンションであった。なぜその程度で異彩をはなっているのかは周りを見れば単純明快で、四階以上の建物が遠くを見渡してもないからに他ならない。

 発展しているとはいえ都会のように高い建物等必要としないこの地域では珍しい部類に入るのだ。


 「これがそうなの?」


 マンションの入口に全員が揃ったところで梓が真に確認をしてきた。それを真は首を頷き肯定をする。

 

 「それでお姉さん達は何処の部屋にいるの?」


 「八〇三号室」


 更に聞いてくる梓に真は最低限の言葉をするに留まる。

 

 梓の行きたい場所、と言うか会いたい人それは真の姉達であった。真は最初それを聞いたときなぜと言う疑問を梓に聞いてみたのだがその場では梓は答えてはくれなかった。

 これが梓だけであったのなら良かったのだが蒼空と七海、レイヤまで行きたいと言い出しては何も言うことは真には出来なかった。


 完全に諦めにの境地にいる真はマンションの入口にある自動ドワをくぐる。このマンションは完全なオートロックで入口のインターホンから部屋の番号を押すことでその部屋につながる仕組みになっている。


 真は八〇三と番号を押して一つ溜息を間に挟むと意を決して呼び出しボタン押すのであった。

お読みいただきありがとうございます

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