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神様からのいらない贈物  作者: ケンケン
夏の出会い
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第13話

 エレベーターに乗り三階にある部屋に通された四人。

 部屋の中に入るとそこは特に物もなく殺伐とした部屋で、テーブルが一つ、そのテーブルを囲むように三人掛けのソファーが二つと大道が仕事を知るのであろうデスクが一つあるだけの部屋だ。


 大道はソファーにかけるように四人を促すと部屋に男性が一人入ってきて、それぞれの目の前に一枚の紙を置いていった。

 一礼をすると入ってきた男はそのまま部屋から出ていった。


 「その紙は先ほど言った誓約書だ。よく読んでから書いてくれ」


 大道の言葉に四人は頷きそれぞれ紙に書かれている内容を読んでいく。

 それぞれ読み終わるとサインを書いていく。

 四人が書いたのを確認すると笑顔で語りだした。


 「これで契約は成立ですね。そこに書いてありますがこれからお話しすること、お見せすることは他の人には秘匿してください」


 「わかりました」


 慧が答え、他の三人も頷いている。


 「契約内容を破棄してしまうと神代君にも迷惑がかかりますので、お忘れになさらずお願いします」


 更に釘をさされ真剣な顔つきで四人は聞いていた。

 四人の顔つきを見て納得した様子で、続きを話してくれた。


 「まずは何でこんな誓約書みたいなものを書いてもらったのかというと、ここは表向きはクラブと言う事になっているのだが実は地下であることが行われているんですよ」


 「あること?」


 「そうです。実は地下では闘技場が開かれていまして週末には日夜開かれているんですよ」


 「闘技場!?」


 大道の言葉に大いに驚きの声をあげる慧。七海と梓も驚いているのだが言葉が出てこないようだ。蒼空は表情も変えずに聞いている。


 「そう、闘技場です」


 「まさか……!?」


 慧は何かに気がついたようで、慧の態度に大道は嬉しそうに見つめていた。

 

 「君は察しがいいな。そう神代君はそこに出ている選手の一人だよ。まあ、今はちょっとした事情があって出ていないがね」


 「事情?」


 「それはおいおい教えましょう。まずは見てもらったほうがわかりやすいでしょう。まずは私の後についてきてください」


 大道は扉に向かい四人についてくるように促す。

 四人は立ち上がり大道の後についていく。


 通路に出て歩いていく。因みに三階は関係所以外は立ち入り禁止の場所であるが大道に連れられてきたので問題はない。

 歩いていくと警備に守られて、三階だけに設置されているエレベーターに乗り込む。

 中に入るとそこには階数を押すボタンは三階と地下三階しかなかった。大道は地下三階のボタンを押すとエレベーターは動き出した。


 地下三階に付いて扉が開くと微かに人の歓声のようなものが聞こえてきた。

 エレベーターを出ると通路は左右に分かれており所々に扉がありその前にSPのような人達がいる。左右の通路の先には階段がそれぞれあり、上と下に向かう階段があるようだ。


 「こちらですよ」


 大道はそう言うと階段の方へ歩き出していく。

 慧達もその後についていく。

 階段を上っていき一つ上の階へ行くとそこには通路をが伸びており、いくつかの扉があった。

 大道はその中の一つに扉を開け入っていく。

 入ってすぐに一面ガラス張りが目に飛び込んでくる。後は一人がけのソファーが六個と小さなテーブルがソファーの数だけ置いてある。

 

 部屋の中に入りガラス張りの向こう側を確認する四人は目を見張ることになる。

 そこには大道が言ったとおり金網で囲まれているリング、その中で殴り合っている男達がいた。

 四人はガラス前までいき、その様子を言葉を発せず見入っていた。

 そして、後ろから声がかかる。


 「これが先ほど言った闘技場ですよ」


 大道の言葉に四人は振り返る。そして四人にソファーに座るように促す。

 四人は大道の言葉に従いソファーに座る。慧、七海、梓、蒼空の順に。

 座ったのを確認すると大道はガラス張りの前まで歩き、四人の方へ向き直ると続きを話し始める。


 「ここでは様々な人達が戦い、見ています。公には知られていない場所なので限られた人達だけですがね。限られた人達、それがあなた達にも書いていただいた誓約書。それを厳守できるもの達がこの場に立てるわけです。


 それに戦っている人達はプロではありません。皆、素人……違う言い方をすれば自分の腕に自身がある人達ですかね。なのでここにはファイトマネーと言われるものはありません。勝って得られるとすれば、それは名誉と言った所でしょうか」


 「何でこんなものが……?」


 慧の声は若干震えているが、大道をしっかり見つめて聞いている。


 「そこは教えることはできないところなので、申し訳ないですが」

 

 「そうですか…………」


 大道の答えに押し黙ってしまう慧。

 慧とは反対側から、大道に質問が投げかけられる。


 「あれは何?」


 質問をした蒼空が指差す所。闘技場の上のところにある電光掲示板だった。

 そこには顔写真と数字があるだけだった。他には何も表示されていない。


 「あれはオッズと戦っている者の顔写真が示されています」


 「賭けがおこなわれているの!?」


 大道の言葉に反応したのは蒼空ではなく七海だった。

 若干睨むような目付きで大道を見ている。


 「はっきりといってしまえば、そういうことですね。けど、これだけは言っておきますが賭けと言っても大袈裟なものじゃないですよ。なんせ賭け金の上限は一人一万までなんですから」


 「一万円? 普通だったら何百万、何千万とか賭けるものじゃないの?」


 「まあ、ギャンブルと呼ばれるのもはそれぐらい賭けるものもいるでしょうが、ここでは違います」


 「じゃあ、何でやっているのよ?」


 「ここでの賭けは……そうですね。最低限の娯楽性を持たせる為にやっていると言ってもいいでしょう。ここはお金を儲けるための場所ではないのです。戦っているのも、見ているものも達成感、満足感や刺激を求めてくる人達に提供しているのですから」


 「…………」


 大道の説明にどうしていいかわからず黙ってしまう七海。

 七海が若干怒っているのには訳があったりするのではあるが、それは七海の過去の出来事が起因することであった。

 しかし、完全には怒っているわけではない。なぜならば真が関係しているからであろう。

 

 七海が喋らなくなると今度は慧が違うこと質問した。


 「ここの事はわかりました。その事でお聞きしたいことがあるんですけどいいですか?」


 「いいですよ」


 「あなたはここのオーナーですよね? そもそもなんであなたが自分達に声をかけて、案内や説明をしてくれるんですか? 普通ならそんなことをするのは違う人ではないんですか?」


 慧は真剣な面持ちで大道に質問をぶつける。

 慧の聞いていることは間違いなく正論といってもいいのではないだろうか。

 一介の学生に店の最高責任者が案内や説明をしてくれるなど普通はありえないことだ。これがそれなりの身分や地位にいる者、友人などはまだ話はわかる。しかし、接点は真しかなく四人にとって間違いなく初対面なのだ。


 慧の質問に苦笑いを浮かべる大道。

 慧を感心してみているようにも見える。


 「君の言うとおりだね。まあ、それはこちらにも事情があってと言っておこう。詳しくは神代君が着てから話してあげよう」


 「真が来るんですか?」


 「呼んであるから。そろそろ来るんじゃないかな。他に聞きたいことがあれば来るまで聞こうじゃないか」


 その後も色々な質問を投げかけていく四人であった。





 外で仕事をしていた真はいたって普通に仕事をしていた。

 急な仕事で何かあるのではないかと思って疑ってはいたのだが今の所は何事もなかった。一点を除いては。

 仕事をしながらも心の中で溜息ばかりついていた。

 慧だけならまだしも七海、梓、蒼空まで来るとは思ってなかったからであったりする。

 何度か慧は来たこともあり慣れたものだが、流石に知り合いの異性に見られるのは気恥ずかしさがあった。

 真自身あんまり見られたくないと常々思っていたからだ。


 今度、慧に何か文句でも言ってやろうかと考えていると後ろから急に声をかけられた。

 振り向いてみるとそこにはスーツを着た男が立っていた。真が知っている人物だ。

 男から話を聞くと真は見るからに嫌そうな顔で一つ溜息をつくと、同僚の先輩に警備する場所が移動になったことを告げると、男と一緒に建物の中に入って行く。


 そのまま真は男の後についていく。行き先は違う場所での仕事ではなく、もちろん地下であった。

 地下にある部屋まで案内されるとそのままノックもしないで中に入る。

 そこには真が目を疑うような光景があった。

 その部屋は慧達がいる部屋で、そこにオーナーと慧、七海、梓、蒼空がいたからである。

 真は逃げ出したい気持ちにかられたが後ろには男がすでに部屋の扉を閉めており、逃げるという選択肢は潰されていた。

 あからさまに楽しんでいるであろうオーナーの顔をみて舌打ちをつきそうになるがそこは我慢をしてこの状況の説明を聞くことにした。


 説明を聞いて真は頭を抱えたくなった。

 四人を連れてきた理由を聞くと単純に興味を持っただけだからと簡単に返されたからである。

 本当のところは別の理由もあったのだがそれは語らないことにしようと大道は考えていた。

 しかし、別の理由などは本当についでだったりする。


 入口の様子を見ていた大道は実のところ真の事、特に私生活ついては全くと言っていいほど知らなかった。

 今日みたいに真の知り合いが尋ねてくるものなどもなく、真自身も多くは語らい事がわからないことに拍車をかけているのは間違いなかった。

 そもそも、真本人があまり知られたくないと思っているのだから仕方がない。

 その分真の友人達からそれなりのものは待っている間に聞いたので多少は満足していたりする。


 ある程度大道から説明を受けた真は、次に視線を四人に向けた。

 その視線に気がついたのか慧は手を真に振り笑っている。七海と梓も同様だ。蒼空だけが真に視線を向けるだけである。


 その様子に溜息をつくしかない真。

 

 「とりあえず、出て行くことにするよ。後は友達同士で楽しんでいって。それと今日の仕事はもういいからそのままあがってもらっていいよ」


 「わかりました」


 「それじゃあ失礼するよ」


 そう言うと笑顔で大道は出て行った。

 その後姿はかなり満足げな感じであった。


 真は大道を見送ると改めて四人のほうを向き言葉をかけた。


 「おまえらなぁ……」


 真の第一声はそれだった。あきらかに呆れの成分を多く含んだ言葉だ。

 バイトの事は教えたがここまで踏み込んでくるとは思ってなかったところは真にとってかなり誤算だったが、知られてしまったので今更どうすることもできず諦めるしかなかった。

 しかし、知られてしまったがここの事は知らない人達に話すことはできない事は真も知っている。ここに入れる条件は誓約書にサインしなければ入ることはできないからこれ以上ひろがる心配はない。

 そう思い直し、とりあえず何処まで聞かされたのか気になったのでそこの部分を聞くことにした。


 「まあ、知っちゃったならしょうがないか。どうせ他の人には話せないしな。とりあえず何処まで聞いたのよ?」

  

 「ここの事は大体聞いたけど、それ以外はあんまり聞いてないな。後はおまえに聞いてくれって言われたぞ」


 「そうか……」

 

 出て行ったオーナーの大道の顔を思い浮かべ今までいい感じがしなかったのだが、今は若干感謝の気持ちが芽生えた真。

 

 「おまえが今まで話してくれなかった理由はわかったけど、何でこんな所に出ることになったんだ? 昔みたいに普通に大会とかに出ればよかったんじゃないのか?」


 当たり前の事を聞いてくる慧。

 話せない理由はもちろん誓約書があったからだが、ここにいることは真にとってはあんまり話したいことではなかったのでどうしようか迷っているところに蒼空から話しかけられる。


 「別に言いたくないんだったら言わなくていい」


 蒼空の言葉に慧と七海と梓はすぐに蒼空のほうへ驚きの表情で見つめる。

 三人はなんでそんな事を言うのかわからなかった。


 「ありがとう蒼空」


 蒼空の言葉に親近感が湧いてしまった真はつい呼び捨てで読んでしまった。

 すぐに気がついたが後の祭りだった。


 「おい、おい、おい、おい、真」


 「ちょっとー真」


 「あらー真君」


 「ちょ、今のなし、なしだって」


 「今のはかなり自然だったよねー」


 「そうだねー」


 言い訳しようと何か言おうとするのだがもうどうすることもできなくなっている状況だった。

 特に七海と梓は止まることはなかった。どうすることもできなさそうだったので収まるまで放置することにした。

 とりあえずこんな状況にしてしまったことを蒼空に謝ろうと思い傍までいくと


 「ごめん、蒼空さん」


 「なにが?」


 「さっき名前で呼んじゃったことなんだけど……」


 「それは別にいい。私も真の事名前で呼んでいるから」


 「でも……」


 「気にしてないから、真も気にしないで」


 どう言おうともこれ以上は堂々巡りになりそうだったので諦めて頷く真。

 慧も話を聞いていたのであろう真の肩を軽く叩いて首を振っていた。

 それをみて真も完全に納得した。


 七海と梓は未だに騒がしかったのだが話を聞くとなんだか真に対して愚痴の様相を呈していた。

 ほとんどは七海の愚痴を梓が聞いている感じだった。

 一瞬、お酒でも飲んでいるんじゃないかと疑いたくなるようだった。


 そのまま被害がこちらまでくるのではないかと思っていたところ、蒼空から急に質問された。

 その質問の内容は七海と梓の会話を止める程だった。


 「そういえばさっきの人が言ってたけど、何で真は今は出てないの?」


 蒼空はガラス越しの向こう、闘技場のほうを指差して聞いてきた。

 騒がしかった七海と梓、そして隣にいた慧もそのことに対して興味があるのであろう真の答えを待っているようだ。


 「言いたくなかったら別にいいけど」


 蒼空もそう付け加えると真の答えを待っている。

 真はどうしようか考えて顔を少し下に俯けるが、すぐに顔を上げて何かを決心したような顔つきで話し始める。


 「オーナーから聞いたのか?」


 しかし、すぐに答えることはせず、情報源の確認を慧に聞く真。

 真の言葉にすぐに頷く慧。それをみた真は大きく一息つきもう一つ確認したいことを聞く。


 「因みに何処まで聞いてるのよ?」


 「聞いたのは真がここの出場してることと、今は出ていないって事ぐらいしか聞いてないぞ」


 「そうか……」


 聞いたことを頭に巡らせ何処まで話していいか少し俯き考え込む。数分考えた後顔をあげて語りだす。


 「とりあえず最初に言っておくけどあんまり人にいうなよ」


 真の言葉に全員が首を縦に振る。それを見て続きを話しことに。


 「慧だったらわかってることだけど、ここで働き出したのは一年ぐらいたつんだけどその頃からこっちにもいるんだ。それで参加してしているんだけど今出ていないのは単純にオーナーとの約束で出ていないだけなんだよ」


 「その約束って何?」


 蒼空がもっともなことを真剣な顔つきで聞いてきた。

 それを見た真は苦笑いを浮かべながら蒼空に答えてあげる。

 

 「そんなに難しいことじゃないよ。オーナーと約束したのは十回連続で勝ったら出なくてもいいっていう契約をしただけだから」


 「マジで!?」

 

 「すごーい!!」


 「十回も!?」


 「……」


 すごい事実を聞かされて慧は長い付き合いの中で一番と呼べるほどの驚きを見せていた。

 七海と梓も目を見開いて驚きながらも興奮していた。蒼空も言葉は発しなかったが表情は驚きに満ちていた。


 「ま、まあね……」


 四人の驚きに多少気恥ずかしさを覚えた真はどもりながらも嬉しさと恥ずかしさを感じながらも当時の事を思い出していた。

 

 十連勝というのは言葉にするのは簡単だが、やっている本人にとっては簡単なものではない。

 ここのレベルが低いかといえばそうではないと言い切れる。

 それは、ここで十連勝を成し遂げたのは唯一真だけなのだ。

 当時の真は圧倒的で、ほとんど大きな怪我もすることなく成し遂げたのだからそのすごさはわかってもらえるだろう。

 まあ、必死にやっていただけの結果なのだからあまり実感はなかったりする。

 しかし、そのおかげでここの事を知っている人たちからは二つ名をつけられた苦い記憶もあった。

 その名は『タイラント・キング』だ。

 ここでは戦っているものも名前は明かされることはないのだから仕方がないのではあるが、真的にはあまりよろしくない名前だった。


 そんな苦い記憶、まあ今でも入口で当時の事を知っている人達からは今でも言われているのだが、そんな事を思い出していた真は慧に呼ばれていることに今更ながら気がついた。


 「真!! 真って!!」


 「あっ、なんだ?」


 「出てない理由はわかってけどよ、もう出ないのか?」


 「出るわけないだろ! 何のための契約だよ」


 「そうか……」


 とても残念そうな顔で真の言葉に納得する慧。

 七海も梓も同じ表情だ。それを見た真は苦笑いするしかなかった。

 しかし、若干一名は違っていた。


 「一度だけ見てみたい」


 蒼空は真の顔を見つめそんな事を言ってきた。

 その言葉を聞いて真は頭を抱えそうになる。

 蒼空の言葉に乗せられたのか知らないが七海と梓もその言葉に乗っかってきた。


 「私も見たーい」


 「私も、私も!!」


 三人に言われて渋そうな顔で真は反抗する。


 「出ないから! 絶対に出ないから!!」


 「そこを何とかお願ーい」


 出て欲しい四人と出たくない真のやり取りはこの後十分ほど繰り広げられることになった。

 断固として出たくない、その為にオーナーと取り付けた契約なのだ、真にもここだけは引き下がるわけにはいかなかった。


 そんな中で一つの妥協案が提示される。

 

 それは、夏休み後に開催される大学の学園祭。それのミスコンで優勝したら御褒美としてここに出場するというものだった。言い出したのは慧だ。

 その提案はハードルが高いと文句を言ってきた七海と梓は決勝に残ったらと要求してきた。

 真としては自分がまだやるとも了承していないのにやる事になっているのか突っ込みたいところだったのだが諦めることにした。

 とりあえずミスコンの事を詳しく知らない真はミスコンの説明を聞き、大まかなことを理解した真は説明を途中で遮り内容を頭の中で精査する。

 最初は難色を示していた真だったが蒼空を出場できないことを知るとあっさりと承認したのである。

 その真の態度に火がついたのは七海と梓だった。

 遠まわしに無理だろうと言われたに等しいのだ、火がつかないわけがなかった。

 

 盛り上がっている二人を尻目に余裕しゃくしゃくな真。

 しかし、真は知らなかった。この時の約束が後になって後悔することと、盛り上がっている七海と梓だけを見ていて慧と蒼空が何かを話し合っているところを見ていなかったことに。


 とりあえず話しが落ち着いたところで真がそろそろ帰ることと、その為に着替えることを言って部屋から出て行こうとする。

 しかし、真は何かを思い出したように振り替えると四人伝える。


 「いつまでいるか知らないけど、帰りにドックタグだけ貰って帰れよ」


 話しながら四人に胸元の中から色の着いたドックタグを見せる。

 因みに色は金色だ。


 「それは?」


 「これが無いとここには入れないぞ。ここから出て下の階にある事務所ってところに入ればもらえるから」


 そう言い残すと真はそのまま部屋から出て行った。

 その後すぐに帰ることにした四人は真の言葉通りドックタグを貰って帰るのであった。

 

 慧は黒色、蒼空は青色、七海は赤色、梓は黄色のドックタグだった。

お読みいただきありがとうございます。



格闘シーンを当初は書く予定だったのですが後回しにすることにしました。

そのうち書くと思います?(^^ゞ

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