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青の亡霊ー真実を暴かない探偵は、正しさを後悔している―  作者: 天水 こうら
第五章 幕が上がる前に

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23/25

幕が下りたその先で

今まで雨ってそんなだるくなかったのに大学生になると一気にだるくなる現象に名前をつけたい。

あとようやく仮免取りました、さぼりすぎてた。

文化祭というのをどう回ればいいかがわからない、しかも異性と。


基本的に今までの文化祭はあまり関わって来なかったから余計わからない。


「どこから行きます?」


そう聞かれハッとする。


「これまで文化祭にあんまり関わってきてないからどこ行けばいいかわからないんだよね」


「私も分からないですよ、だから適当に歩いて気になるものを買いませんか?」


「いいね、そうしようか」





「あそこの焼きそば買ってもいいかな」


「私もさっき気になる店あったので買ってからまた集合しませんか?」


「じゃあまた5分後にここに集合にしようか」


「了解です!」






まだ深冬ちゃんの姿が見えない。

深冬ちゃんに勧められたSNSでメッセージを送る。


『もう着いたからベンチに座っとくね』


メッセージを送り、一息つく。

メッセージに既読がつく。


『うしろ!』


「わっ!」


後ろから近づく深冬ちゃんに気付けなかった。


「うわっ!」


情けない声を出しながら驚く。

少し人目を感じる。


「それじゃあ食べましょうか」


「少し恥ずかしかったんだけど」


そう言い、お互いに笑う。


「お箸2膳持ってきたから半分ずつ食べない?」


「いいですね」


焼きそばに舌鼓を打ちつつ聞く。


「何を買ったの?」


「チョコバナナです」


「いいね、一口もらってもいい?」


「先輩がいいならいいですけど」


「?」


言葉の意味が理解できない。


「先輩って間接キスとか気にしないんですか?」


その時やっと言葉の意味を理解する。


「ごめんね!気が回らなかった、全然一人で食べていいからね」


「私は嫌じゃないですよ」


少し照れてしまう。


そうこうしていると一口かじったチョコバナナを差し出してくる。


「はい、あーん」


ここまでされて逃げたら男が廃る。

覚悟を決め、一口食べる。


「あ、美味しいねこれ」


照れ隠しのように話す。


「そうですよねっ!」


お互いに顔を少しそらしながら話す。




腹ごしらえを終え、いろんな屋台を巡る。


射的や輪投げ、軽音楽部によるライブを一緒に見た。


いつの間にか文化祭終了まで残り1時間になっていた。


夕暮れに染まる学校を見ながら中庭を散歩する。


「もう終わりか」


「片付けを見るともう終わりかって気持ちになりますよね」


少し寂しさを感じる。


「初めての文化祭でクラスの事情に巻き込んじゃったけど、楽しかった?」


深冬ちゃんは夕焼けに染まる校舎を見上げる。


「……はい」


「先輩と一緒なら、何でも楽しいですよ」


悩む様子もなく言い切る彼女に見惚れる。


「だから……来年も、一緒に回りませんか?」


少しだけ不安そうな声だった。


僕は思わず笑ってしまう。


「もちろん」


「僕も今日は楽しかった」


「今までの僕なら、文化祭なんて適当に終わるイベントだったと思う」


「でも、今年は違った」


「深冬ちゃんがいたから、こんなに楽しかったんだ」


深冬ちゃんが目を丸くする。


「……それ、ずるいです」


「え?」


「そんなこと言われたら、来年も断れなくなっちゃうじゃないですか」


そう言って、深冬ちゃんは少しだけ照れたように笑った。




校舎の向こうへ、夕日が沈んでいく。


賑やかだった文化祭も、もう終わりだ。


事件も終わった。


舞台も終わった。


そして、今日という一日も終わっていく。


だけど——


隣を歩く彼女との時間は、まだ終わりそうになかった。


文化祭は終わる。


けれど。


僕たちの物語は、まだ始まったばかりだった。






タスクバーヒーローの交易船ってもう復活しないんすかね。

後、最近東京喰種999を1000円で当てて脳溶けました。

ラッシュ入らずに単発でも3000発貰えるのはありがたい。

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