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青の亡霊ー真実を暴かない探偵は、正しさを後悔している―  作者: 天水 こうら
第四章 失踪編

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終わらせるための旅

大学入学が近づいてきて緊張してきた半面、忙しさで更新ペースが落ちるのが怖いです

水瀬を探すことを決めたのはいいが、関係者をどうやって探すかが問題だ。


「ところで深冬ちゃん、誰か水瀬と関わりを持っている人を知らない?」


「私の同学年に水瀬さんの妹さんがいるので連絡しましょうか?」


そう言えばさっきチラッと話していた。

とても頼りになる後輩だ、それにしても水瀬に深冬ちゃんと同い年の妹がいたなんて知らなかった。


「手間かけさせちゃって申し訳ないね」


「今回の件は私がお願いしたことなので気にしなくても大丈夫ですよ」




その後、僕たちすぐに解散した。

今回の失踪を解き明かすために知らなければならないことがある。


1.水瀬の居場所。

2.何があったのか。

3.過去の事件とのつながり。


ただ深冬ちゃんのメモを踏まえても情報が少なすぎる。


そんなことを考えていたうちに水瀬妹からの聞き取りの日がやってきた。



「えっと、初めまして。

水瀬百(みなせみもも)の妹、水瀬零(みなせれい)です。

今日は姉の話が聞きたいということできたのですが、何が聞きたいんですか」


「こんにちは、水瀬さん。

僕の名前は東雲。

今日はお姉さんのことを教えてくれるかな」


「その前に一つ聞きたいんですけど、どうしてあんな人をわざわざ探しているんですか?」


「過去の清算をするためだよ」


「過去の清算?」


「僕は昔、彼女との確執があってね、

それを終わらせるために探してるんだ」


「なるほど、で何が聞きたいんですか?」


「水瀬百が失踪する直前の様子、それと常に何かに謝っていたと聞いたから何に対して謝罪をしていたかを教えてほしいな」


「そうですね、姉が失踪する直前は先輩がおっしゃっていた通り常に謝ってましたよ、ただそうなったのは中学校の同級生と出会って何かを話してからおかしくなりました」


写真に向かって謝っていた。

中学の同級生と会った後に変わった。


——つまり、水瀬は過去と向き合わされた。

それも、逃げることすら許されない形で。


「次に何に対して謝っていたかについては申し訳ないですけどわかりません。

というより()()謝っているかが正しいですけど」


「詳しく聞いてもいいかな?」


「姉は写真に向かって常に謝っていたのでそれが誰かは私にはわからないんです」


「その写真を送ってもらうことって大丈夫かな?」


「大丈夫ですよ。

もう聞きたいことはないですか?

できれば姉関連の人と関わりを持ちたくないんです。

姉のせいで私は悪評に振り回されて――

それなのに、勝手に壊れて、勝手にいなくなって」


「……正直、もう関わりたくないんです」


「大変だったね...

二つ聞いていいかな、言い方は悪いんだけど、

もしかして水瀬百は変な宗教だったり霊的なモノを信じていなかった?」


「なんでわかるんですか?

姉が様子をおかしくしてから変な壺だったり数珠を持つようになったんです」


「それと彼女が一番親しかった人を教えてほしいな、

親族だったり友人でもいい一番彼女が心を許していた人、できればその人の居場所も教えてほしいな」


「姉、よく京都に行ってました」


「京都?」


「母方の親戚がいるんです。

昔から、何かあるとそこに行ってて」


「その人の連絡先を聞いてもいいかな、それと最後に水瀬姉妹の母親について聞きたいんだ」






水瀬の居場所はまだ分からないけど、彼女が失踪した理由が少し見えてきた気がする。

彼女を見つけて何かができる訳では無い、彼女を救うことはできないし、見つけることすらできないかもしれない、これは僕の自己満だ。

誰かを救うためでも、正しさのためでもない。


——それでも、やらないといけない気がするんだ。


「それで先輩、これからどうするんですか?

あの後も少し話し込んでましたけど」


「次にやることは決まった、遠出することになるけど来る?」


「どこに行くんですか?」


「京都」


「……水瀬さんの?」


「ああ。心の拠り所だった場所。

あわよくばそこで水瀬と会えるかもしれない」


「何泊ぐらいするんですか?」


「京都に親戚が経営してる旅館があるから、宿の心配はしなくていいよ」


「そんなに長い間いるつもりなんですか?!」





ちょっと前、友人と京都旅行したのですがいいところでした。

ちなみに地元に帰る日の夜飯はサイゼでした。

旅行先でチェーン店を食べてしまうのはなぜなのか。

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