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初恋の相手にラブレターを渡そうとしたら、なぜかパンティとチラシを渡して警察に連行されました。  作者: お米リッチ


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第5話

「なあ小林、なんかあったのか?女子の視線が変なんだけど」

「いえ、特には思い付きマセンけど?」

 教室に帰ってきてからというもの何故か睨まれたり、ニヤニヤされたりとよく分からない。

「まあいいや、次の授業は体育でドッジボールだ。着替えて行くぞ」

「ハイ」

 男子達は教室で着替えると体育館へ向かった。

 道中小林にドッジボールを説明した。

「ナルホド、とにかく当たらずに当てる。シンプルですね」

「まあな」

 体育館に着いてしばらくすると先生が来て授業が始まる。

「じゃあ、チーム分けをするぞ…」

 先生が順番に名前を呼んでいく。

 天王寺と小林は別々のチームで敵同士になった。

「ちょうどいい、小林。お前の実力者を知りたかったところだ」

「ワタシもです天王寺」

「やるか?」

「ハイ」

 代表者のジャンケンで小林チームのボールから始まる。

「小林くん投げてみてよ」

「ハイ」

 向こうチームの代表者山本がボールを小林に渡す。

 小林がボールを構えて、投げる。

 弾丸のような速さで3人に連続して当たる。

「おお!」

 向こうのチームと離れたところでバレーをしていた女子達からも歓声が上がる。

「やるじゃないか」

 落ちているボールを拾う。

「だが、次はこっちの番だ」

 気合いを入れてボールをぶん投げる。

 ボールは2人に連続して当たった。

「くっ」

「天王寺もナカナカですね」

 その後もお互いに一歩も譲らずに攻防を続ける。

 俺の投げたボールを小林は妙なポーズをとりながら次々躱していく。

「小林くん、カッコいい~!」

 女子から歓声が上がる。

 お前らも自分の競技やってろよと思ったが口にしなかった。

 いずみちゃんも見ているようだ。

 こうなればやるしかない。

 額に血管が浮き上がる。

「ふふふ、小林。そろそろ決着を着けようぜ」

「ソウですね」

 ボールを持っているのは俺だ。

 外野ギリギリまで下がると、走って加速する。

 そのままジャンプして上から投げる。

 加速の乗ったボールが小林を襲う。

「見せてやりマショウ」

 小林は眼前に迫るボールを掴むと、回転し更に加速を付けて、こちらに投げ返した。

「ば、馬鹿な!」 

 ドンッ。

 凄い衝撃と回転だ。

 逃がさないように受け止める。

 何とか落とさずに済んだ。

「くっ、手が痺れてやがる」

 恐ろしい奴だ、エイリアン小林。

 だが、地球代表としていや、男として負けるわけには行かない。

「こうなれば…」

 ボールをポンッと真上に上げると、腰を落として拳を構える。

「投げるよりこっちが速いんでね」

 落ちてくるボールを全身の回転とバネを使ってぶん殴る。

「ッ!」

 ボンッ。

 弾丸のようなボールが揺れて不安な動きで迫る。

 小林は取れずに弾いた。

 ボールが地面を転がる。

「ふっ、人間様を舐めるなよ」

「「うおー!!!」」

「「えぇーー!!」」

 男子達から歓声が上がる。

 女子からはブーイングだった。

 他の女共はどうでもいい。

 いずみちゃんの姿を探す。

「み、見てないっ!?」

 転がって行くバレーボールを追いかけていた。

 拾った後はよく分からずに拍手だけしていた。

 ガクッと膝を折る。

「お、俺の頑張りは……」

「やったな天王寺!」

 チームの仲間にねぎらいの言葉を次々にかけられる。

 ま、まだだ。

 まだ今日は終わっちゃいない。

 告白が残っている。

 エンジンをかけ直すと立ち上がるのだった。

「決戦は放課後だ!」

 そうして午前の授業は終わって行くのだった。


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