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初恋の相手にラブレターを渡そうとしたら、なぜかパンティとチラシを渡して警察に連行されました。  作者: お米リッチ


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第18話

 ある日の朝。

「小林、俺ちょっと花見の場所取りしてくるわ」

「場所取りデスか?」

「そうそう、折角の春だしいずみちゃんを花見に招待しようかと思ってな」

「へー、イイデスネ花見」

「お前も連れていってやるから、代わりに俺の偽物を登校させといてくれない?いずみちゃんを心配させないためにな。なんかそういうのあるだろ?コピーみたいなやつ」

「フム、イイデスよ」

 小林は口の中に手を突っ込むと手のひらサイズの真っ白なソフビ人形を出してくる。

「コノ背中のボタンを押してクダサイ」

「これな」

 ポチっと押すとみるみる大きくなって俺と瓜二つになる。

「おお!流石は宇宙のアイテム!」

「初めまして天王寺ですテン」

 偽天王寺がVサインをする。

「テン?」

「マア、安物なので語尾にちょっとミスがアリマスネ」

「ん~…まあ、いいか頼んだぞ!!」

 そう言って俺は花見の場所取りに向かうのだった。




 朝のホームルーム。

「え~、最早公立でも無くなった学校なので先生もう何も驚きません。また、転校生ですね。どうぞ~」

 担任の田村先生はそう言って転校生を教室に迎え入れる。

「初めまして、私は神代司だ。先に宣言しておく天王寺(あの男)は私のもんだから手をだすなよな」

 転校生は入るなりそう言いきった。

 教室がざわつく。

「何を言ってるのかしら天王寺(宇宙人)は私のものよ」

 エルナが席から立ち上がり宣言する。

「ちょっと待ちなさいよ!天王寺(バカな宇宙人)は私のものよ」

 結もバッと席から立ち上がると2人を睨み付ける。

「待ってクダサイ。天王寺(コピー)は私のデス。勝手に取らナイでクダサイ」

 小林も立ち上がると宣言する。

「みんな待ってよ。天王寺くんはうちの楓のものなんだから!」

 そう言っていずみちゃんも立ち上がった。



「へックション!…なんだ?誰か噂でもしてるのか?…いずみちゃんだといいなぁ~」

 桜の木の下で天王寺は綺麗な青空を眺めるのであった。



 教室はざわざわと喧騒が起こっていた。

「5股だってさ、どういう顔でこの件をみてるのかねぇ天王寺」

「何かずっとヘラヘラしてるぞ」

「最低ね、女の敵よ」

 担任の田村先生は最早我関せずといったもようで席に座っていた。


「待ちたまえ、お嬢様方!!」


 教室の黒板が後ろの壁に吸い込まれると液晶の画面が出てくる。

 そこには西園寺が映っていた。

「なっ!どうなってるんだ!?」

 男子生徒が叫ぶ。

「ふふふ、この学校を買い取った時に全教室にモニターや監視カメラにマイク等を仕込んでおいたのだ!」

「キャーーー!!変態!!」

「ち、違う!!誤解しないでくれたまえ女子生徒は姿がぼやけるようにプログラムされているから安心したまえそれに監視しているのは女性のスタッフだ!」

「男子はいいのかよ!」

「黙れ猿ども、貴様らに人権などない!!」

「「ブー!ブー!」」

「さて、お嬢様方、そこのゴリラを取り合うのは不服だけれども、お嬢様方の為になるならこの西園寺が場を整えて差し上げましょう。セバス」

「はい、坊っちゃま」

 教室に黒服が入ってくると5人の前にはペイントガンが置かれた。

「ペイントガンゲームです。当たれば敗けのサドンデスマッチ最後に残った者がそこのゴリラを手に出来ます。いかがですか?」

「私は文句ないぜ」

「私もいいわよ」

「私も構わないわ」

「楓の為にもお姉ちゃん頑張るから!」

「イイデスヨ」

 そうして5人の死闘が始まるのだった。


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