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初恋の相手にラブレターを渡そうとしたら、なぜかパンティとチラシを渡して警察に連行されました。  作者: お米リッチ


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第13話

 放課後俺は小林を校舎の外から待ち伏せていた。

 しばらくすると小林が出てくる…が何故かいずみちゃんと一緒だった。

「くっ、これじゃあ計画が…」

 まずは小林に最近の俺の誤解がどんな風にクラスメイトやいずみちゃんに広まっているのか確認するはずだったのに。

「いや、待て。今こそチャンスなのか?」

 小林に声をかけると自然にいずみちゃんと一緒に帰ることが出来る。

「くくく、よくやった小林!」

 俺はタイミングを見計らう為に、2人の後を付けていく。

 授業に出ず、学校に居ないヤツが学校で声をかけるのがおかしいのは流石に馬鹿でも分かる。

 商店街だ。

 ソコしか無い。

 2人が商店街に入っていく。

 

 今だ。


「やあ!!奇遇だな~こば…ぐはっ!!」

「あら~天王寺くん」

「こんなところに居たのね~」

 突如現れた2人の女が肘で脇腹を殴る。

 そしてそのまま、頭を腕でホールドされる。

「よくもあんな真似を」

「どれだけ恥ずかしかったか分かるかしら」

「なっ!お前らは痴女コンビ!」


「「誰が痴女ですって!!」」


 ギリギリと頭が締まって行く。

「やめろ!馬鹿になるだろ!」


「「もうなってるでしょ!!」」


「頭が…イタタタタタタ」

 息のあった2人に締め殺されそうになる。

「天王寺?ナニしてるんデス?」

「天王寺くん?何か楽しそうだね」

「はっ!!こ、小林といずみちゃん!!」

 くそっ、最悪だ。

 これ以上最悪な事なんて起こりようが無い。

 ど、どうする俺。


「やあ、お嬢様方。君達の事を助けに来たよ」


「は?」

 俺は何とか顔を上げるとそこには銀髪のキザな二枚目が立っていた。




 後ろにはリムジンが留まっており、執事らしき人が待機している。

 制服に似た高級そうな服を着ているが同い年くらいだろうか。

「誰だ?知り合い?」

 痴女コンビの力が抜けたので、抜け出してみんなの顔を見る。

 みんなは首を横に振る。

「おい、そこのむさ苦しい男。君がお嬢様方を怒らせるような事をしたんだろう?見苦しいね」

「なに?」

「ちょっと勝手に来て割り込まないで」

「貴方誰なの?」

 痴女コンビが聞く。

「おっとこれは失礼。私は西園寺猛(さいおんじ たけし)です。卑劣なゴリラを倒しお嬢様方を救いに来たものです」

「オー猛!いい名前デスね」

「馬鹿小林黙ってろ。誰がゴリラだ!!」

「うるさいゴリラ。貴様を倒してお嬢様方をお茶にご招待するのだ!」

「ほう…いずみちゃんをお茶に誘うだと?」

 この俺でもまだ出来てないことを。

 よし、殴ろう。

「かかってこい、銀メッキやろう」

「おのれゴリラ!!気にしてる事を!!!」

「お坊ちゃまのは地毛でございます。しかし、お坊ちゃま。このままではこの後の会食に間に合わなくなります」

「なに?………仕方ない決着は明日だゴリラ。…あっこれ名刺ですお嬢様方」

 そう言って女の子達と小林に名刺を渡して去っていった。

「何故に私にも名刺をくれたんでショウ」

「長髪で美形だから間違われたんだろ」

「エ~」

 明日はボコボコにしてやる。待っていろ西園寺猛。

 しかし、どうやって会うんだろ。

 まあ、いいか。

 そうして帰る天王寺達なのであった。



 ーーーその後エルナ。

「あ、いえ宇宙人の証拠はまだ……はい、ですが宇宙人並みに変なヤツは現れました。はい、かなり希少(馬鹿)です」

『んーー、変なヤツは要らないわ。引き続き天王寺を見張るように』

「はい、分かりました」

『では、検討を祈る』

 ブツリと通信が切れるのだった。




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