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初恋の相手にラブレターを渡そうとしたら、なぜかパンティとチラシを渡して警察に連行されました。  作者: お米リッチ


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第12話

 昨日はあれから大変だった。先生に呼び出されかと思えば、警察や自治体に引っ張り回される羽目になった。

 うやむやのままに熊の毛皮もエルナとかいう女に盗られたままだ。

「何なんだあの女どもは!」

「フーム、女子高生に毛皮のブームでも来てるのデスかね?」

 登校中に小林に愚痴る。

「俺の勲章を!」

 しかし、エルナに下手に詰めよっていずみちゃんに誤解されるのも困る。

 うーん、悩むところだ。

「いやまて、そうか毛皮ブームか…いや、しかし狩猟には資格がいるって怒られたしな…」

 これも難しいか。

 海外もダメなんだろうか…。

 そんなことを考えてるうちに学校に到着した。

 しかし、校門には例の女達が待ち伏せていた。

「「天王寺!!」」

 2人が詰め寄ってくる。

「寄るな!」

 制止もむなしく目の前に来られた。

「私の家に来ない?最高の待遇を約束するわ!」

 結がズイッと顔を近づけてくる。

「何を言ってるの!天王寺私の家の方がこの女の家よりずっと良いわよ何せアメリカだもの!」

 エルナが結を押し退け自慢げに言う。

「何よ!!」「あんたこそ!!」

 2人は睨み会う。


「アホらし、お前らなんかに興味ないっての。じゃあな」


 そう言って俺は校舎に入っていくのだった。


「「………アイツ絶対に殺す!!」」

 

 2人のプライドを傷つけられた少女が復讐を誓った。






 教室に入ると俺たちは席に着く。

「天王寺、アノ対応で良いんデスか?」

「アイツら変な女だろ、関わんない方がいいんだよ」

「フム、ナルホド…」

 ガンッ。

 勢いよく教室のドアが開く。

 結とエルナだった。

 ズカズカと教室を横断して俺の机の前に来る。

「ったく今度はなんだ?」

 面倒くさそうに言う。

「あら天王寺もう私の事、忘れちゃったの?」

 結が机に座りしなだれかかってくる。 

 教室から静かな悲鳴が上がる。

「私の事も?」

 今度はエルナもしなだれかかってくる。

「な、何だお前らふざけんな!」

「あの熱ーい夜を忘れたの?」

「楽しかったわよ天王寺…」

「お前らいい加減に……はっ!」

 いずみちゃんが教室のドアの向こうに見えた。

「覚えてろ!!」

 バンッ。

 教室の窓を開けると飛び出す。

「天王寺ココ2階…」

 小林が何か言ってたが最後まで聞こえなかった。

 そして、アスファルトの地面に着地して走り出した。



「ちっ、逃げたか!」

「流石の身体能力ね」

 窓から身を乗り出した結とエルナが走っていく天王寺を睨み付ける。

「ヤレヤレ…デスね」

 小林はそう言うとカバンから教科書を取り出して学校の準備をするのだった。




「復讐してやる!」

 メラメラと負のエネルギーが湧いてくる。

「くくく、見てろよあの女ども!」

 笑いが込み上げてくる。


「どうしたの、そんなところで?」


 木の上に登って高笑いしていると用務員のおばさんに見つかった。

「あ、はい。すぐ降ります」

 おばさんに頭を下げると、一旦学校から離れる。

「まずは準備をしないとな!」

 工務店に向かうのだった。




 そして、昼休み。

「んっんーーーー!!」

「んーーーー!?」

 目の前にす巻きになった2人の女。

 結とエルナが居る。

「ふふふ、どう料理してくれようか」

 トイレなんかで1人になった瞬間に拘束してす巻きにしてやった。

 2人は相変わらず睨み付けてくる。

「お前らが悪いんだからな!」

「んーー!!!」

「んんん!!!」

「ふっ、好きなだけ喚けここには誰も来るまい」

 ここは学校の屋上、普段は危険なので入ってはいけないと言われている為、来るものはいないと言っていいだろう。

「さあ、まずはアフロでも被って貰おうか、そして写真をばらまいて評判を落としてやる」

 持ってきた荷物からカメラを取り出し、アフロを探す。


「おーい天王寺?朝から居ないけどさっきこっちに来たって聞いてな………天王寺?」


 担任の田村先生だった。

「そ、それはいくらなんでも先生庇えないかな……」

「あん?」

 す巻きの女子高生2人にカメラを持った男。

 少し考える。

「ち、違うんだー!!」

「天王寺ーー!!!」

 俺は屋上のフェンスを乗り越えると、雨どいのパイプを伝って一階まで降りる。

 再び走り去るのだった。


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