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エドウィンの疑問

 今日もエドウィンは特訓をしている。

 目標はエドウィンの中に眠る魔力を目覚めさせる事だが、これが中々難しく最初に当たる壁と言っても良いだろう。


「魔力が目責める気配はないか?」


「ああ、全く目覚める気配がないな」


 俺の問いにネロナが答える。


「手っ取り早く目覚めさせるために極限まで追い込んだんだが」


「その結果こうなってると?」


 見るとそこには燃え尽きたエドウィンがいてルティとレティがタオルで顔を拭いたり水を飲ませたりしている。


「随分と追い込んだものだな」


 燃え尽きたエドウィンを見たシルが言う。

 確かに追い込んだものだ。


「エドウィン様、そろそろ目を覚ましてください」


「お目覚めの時間です」


 ルティとレティがエドウィンの頭に水を掛ける。

 

「うおっ!? つめたっ!?」


 燃え尽きていたエドウィンは水を与えられて復活したようだ。


「目が覚めたか?」


「ケイネス、私は・・・・・・そうだ、特訓をしていて、あぁ」


 先程までやっていた特訓を思い出したのかエドウィンは顔を蒼褪めていた。

 

「おい、大丈夫か? 特訓していたんだよな?」


「特訓? はは、あれを特訓と言えるのなら、ドラゴンを倒せるのも納得だよ、ガルドムの騎士団さえもあれをやったら一時間、いや、十分も持たずに音を上げる者が多く出るだろう、今生きている事が奇跡とも言えるさ、いや、むしろ何故私は生きているんだ、はは、よくわからないな」


 そう言いながら何がおかしかったのかエドウィンは乾いた笑い声を上げる。

 どんな特訓したんだよ?


「お前がそう感じるって事は、ガルドムの騎士団の訓練はそんなにきつくはないって事か?」


 シルがガルドムの騎士団の訓練に興味を持ったのかエドウィンに問う。


「ああ、何度か見学してもらった事があるが、少なくとも私が今やっていたのとは全然違う、ガルドムの方がいくらか楽だと感じるだろう」


「そうか、他国の騎士団の訓練を見た事ないからバハムスの騎士団のやり方が普通かと思っていたが、思ったよりバハムスの訓練はかなり凄いようだな」


「まあ、ネロナやユーリのやり方も今では騎士団達も慣れているから普通にこなせているけど、これから新しく入る新人の騎士達にとっては地獄だろうな、シルも最初はきつかった方だろ?」


「ふむ、確かに最初はきつかったな、あれを乗り越えたからこそ今の強さがあると言っても過言ではないだろうな」


 シルは腕を組みながらうんうんと頷く。


「しかし、燃え尽きるまで追い込んでも魔力が目覚めないとは、かなり根気が必要だな」


 シルの言う通りだな。

 これはかなり根気強く行くしかないな。


「ケイネス、私はずっと聞きたかったんだが」


「何だ?」


「そもそも魔力って何だ?」


 そうエドウィンが問うのだった。



読んでいただきありがとうございます。


本日当作品のコミカライズの6話がLINEマンガ、ebookjapan様にて先行配信、他書店では8月10日以降に配信されます。


面白かったらブクマと評価をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
魔力…MP…。体の中にある、魔法を使う燃料?作品によって様々…。何となくそんな感じに思ってましたが、改めて考えると、難しいです(汗)どんな説明がされるのか、次回が楽しみです!
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