巨大な鳥を仕留めたので
「兄上様、大きな肉があるのです」
そうアニスが言うので俺は厨房を見ると確かにそこには大きな肉があった。
「カリーナ、この大きな肉はどうしたんだ?」
俺は厨房にいたカリーナに問う。
「あ、ケイネス様、アニス様」
「大きな肉なのです」
「はい、森を見に行ったらジャイアントバードがリカード領に向かって来ていたので私が討伐しそのまま冒険者ギルドに行って解体してもらいました、ジャイアントバードの素材は売れるのでその分のお金と肉が美味しいので肉はいくらか貰ったのですが、少し多く貰ってしまったみたいです」
ジャイアントバードの肉は旨いって聞くからなぁ。
ちなみにジャイアントバードとは大きな鳥で大体人間の二、三倍くらいの大きさだが中には五倍くらいの大きさになる個体も確認されている鳥のモンスターだ。
「今夜はこの鶏肉で料理を作りたいと思うのですが、こんなに大きいと焼くのは大変ですね」
確かにこの大きさの肉は焼くとかなり大変だな。
まあ、こんな時は当然のようにいつものあれだな。
そう、シェフィーネ王女の描いた絵だ。
「兄上様、鳥さんの絵があったのです」
探しているとアニスが鳥が描かれた絵を見つける。
確かに鳥と思われるものと肉の絵が描かれてるな。
「なるほど、では早速作ってみましょうか」
こうしてアニスが見つけた鶏肉の料理が開始された。
「鶏肉を一口サイズに切るって感じですね」
「一口サイズに切るなら俺も手伝うぞ」
「お願いします、この大きさだと一人でするのは時間が掛かりそうなので」
確かにこの大きさの肉をカリーナ一人だと時間が掛かるうよな。
俺とカリーナはジャイアントバードの肉を一口サイズに切り分ける。
切るだけなら俺にもできるからな。
「ありがとうございます、さて一口サイズに切った鶏肉を袋に入れてそこに調味料を入れて混ぜるみたいですね」
カリーナは袋に一口サイズに切った鶏肉を入れる。
「これは、酒と醤油を入れるみたいですね、さらに細かくしたショウガとニンニクですね」
袋の中に酒と醤油そして細かくしたショウガとニンニクを入れて混ぜる。
「これで三十分ほど置いておくみたいですね」
それから三十分が経過する。
「私も何か手伝いたいのです」
アニスが手を上げて言う。
「ではアニス様にも手伝っていただきましょう」
そう言ってカリーナは片栗粉を用意して一口サイズの鶏肉を一つ手に取り全体を片栗粉につけていく。
「このように片栗粉を鶏肉全体につけてください」
「はいなのです」
アニスは一生懸命鶏肉を片栗粉につけていく。
「できたのです」
「上手ですよ、他のもお願いします」
「はいなのです」
カリーナとアニス、そして俺の三人で一口サイズの鶏肉に片栗粉をつけていく。
そして袋の中にある鶏肉全部に片栗粉をつけ終える。
「後はこれを油で揚げるだけですね、危ないのでお二人は下がってください」
そうカリーナが言うので俺とアニスは下がる。
黒い鍋に油を入れて片栗粉をつけた鶏肉を入れると油が音を立てる。
途中でひっくり返しながら油で揚げていくと水や油を拭き取ってくれる便利な紙に揚げた鶏肉を置いていき、全ての鶏肉を揚げ終えるのだった。
「これで完成ですね」
「じゃあ、こいつで確認するか」
いつものように完成した料理がないか失われたもの図鑑を見る。
「あった、これだな」
見つけたページには唐揚げと書かれていた。
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