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そういう事で
エンジェル・スーが、頬を膨らませてやってくる
「何でやねん」
えっ?何が?
「あいつ、ばっかり…」
スーさん?嫉妬ですか?
「ちょっと、待っててねー」
エンジェル・スーの頭を撫でる
なんやその、懐いた猫みたいな顔?
「やはり、髪が荒れてますね
…これでは、使い物にならない」
と、フローレンスさんが残念そうに呟く
…そうですね、さすがです
「何かの、栄養不足でしょうか?」
そういう事もあるかもしれない
それは、ハゲにも通じるのか?
そこら辺は…まだ、研究途中ですね
ただ、私がやりたかった事は、それではない
かつて、国王に会う為に
あの、無駄に買われた反物の再利用だ!