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テンプレマスターのテンプレ異世界転生  作者: スカーレットちゃん
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「美味しゅうございます!」


「美味しいね、姉上!」


 仕方がありません。色々思うところはありますが、本当に色々とありますが、素晴らしい料理を用意してくれたシェフに免じて、許します!


 のっと、ぎるてぃー!


 ハンバーグ、美味しいなー。ピラフじゃなくてチキンライスでしたけど、これはこれでいいですね。ちゃんと旗も立ってるし!


 ガウェイン君、どこの国旗? あっ、アヴァロン王国じゃないですか! 私はゲイルマン帝国!


 楽しいなー


 ハンバーグを切り開くと溢れ出るチーズ!


 上には半熟目玉焼き! もちろんサニーサイドアップですよ!


 それだけではないのです。


 な、な、なんと!


 海老フライと唐揚げ、フライドポテトまで付いているのですよ!


 海老フライは頭付きの、オシャレ海老フライなんです。ぷくく


 あっ、さらにプリンまで!


 嬉しいけど、ちょっとデザートはフライングですね。


 ふふふっ、しかし、なんと豪華な!


 もうっ、シェフったら、大公一家と皇女殿下が来たからって、張り切りすぎですよ!


 この主役ばかりの料理は、我々バイロン大公家と皇女殿下が主役級ばかりだと言いたいのですね!?


 いとよきかな!


 シェフの心遣い、受け取りましたよ!


 いやぁ、今日は気持ち良く眠れそうですね。


 ネコミミではぐはぐご飯を食べる私を激写している、お行儀の悪い大公夫人も気にならないほど、今私の心は満たされているのです!


「いやー、お子さまランチで蕩けるような笑顔のスカーレット最高! マイエンジェル!」


 えっ!?


 何かちょっと不穏な言葉が聞こえたような気がしますけど、もう心がささくれるのは嫌なので聞き直すのは止めておきましょう。


 タベタインジャーブラック、エルゼたんも今日の素晴らしい晩餐には満足したでしょう。


「エルゼちゃん、美味しいね! 楽しいね!」


 あれ? エルゼちゃん、ちょっと浮かない顔です。


「そうですわね。とても美味しいですし、とても楽しいですわ」


「じゃあ、なんでそんな微妙な顔するの?」


「だって、私、皇女ですもの。外賓をお迎えしての晩餐で、お子さまランチではしゃぐのはさすがに皇女としてどうかと思いますの。

 どうせなら我が国の名物料理を召し上がってほしかったのもありますし」


「えっ!? 何ランチ? 嫌だなぁ、ディナーだよ?」


 本能がエルゼの言葉を理解するなと告げているかのように、彼女の言葉が頭に入ってきません。


「お子さまランチですわ。ほら、旗まで立ってますし」


「えっ!?」


 えっ!? お子さまランチ? なにそれ?


 アヴァロン王国とゲイルマン帝国の繁栄と友好を象徴した旗でしょ?


 正式な晩餐会では国旗を掲げるんでしょ?


「えっ、お子さまランチ、ご存知ありません?

 ほら、ハンバーグに、海老フライ、唐揚げ、フライドポテト、プリン。全部お子さまに大人気のメニューでしょう?」


「そ、そ、それはそうだけど、大人にも大人気でしょ?」


「そうですわね。大人向けなら、さしずめ贅沢プレートとか満腹セットとかでしょうか。

 でも、お子さまランチをお子さまランチたらしめる、いわば、お子さまランチの象徴、チキンライスに刺さる国旗。これが在るからには、誰が見てもお子さまランチですわ」


「えっ!? 誰が見ても?」


「そうですわ。誰が見ても」


「誰が見ても、お子さま、ランチ?」


「そうですわ。誰が見ても、お子さまランチ」


 ギギギと音がしそうにぎこちなく周囲を見渡すと、そこにはホッコリした大人達の顔。


「し、知ってたもん!」


「えっ!?」


「し、知ってたし! スカーレット、そんなの、知ってたし!」


 焦りすぎて自分のことをスカーレットと言ってしまいました。はわわ。


「ど、どうしたんですの!? スカーレット様、言葉遣いが少々おかしくなってますわ」


 ああ、これが目が泳ぐというものなのですね。


 ちょっとウルウルきてるので視界が滲みながら揺れています。


「ほら! 私達、こう見えてお子さまじゃない? 普段エレガントすぎて大人っぽいから、家族サービスでお子さまを演じてみたというか、お子さま要素を全面に出してみたの!」


「えっ、そうだったんですの? それならそれで、ご家族の前で言ってしまったら台無しなのでは?」


「い、いいの! この人達はもう十分ホッコリしてたし! あんまりやると調子に乗るから!」


 エルゼ! あなたいじられキャラでしょ!


 いじる側に回ろうとしないの!


「そそそ、そんなことより! カイザーシュマーレン! カイザーシュマーレンが食べたいわ!」


「カイザーシュマーレン、カイザーシュマーレン♪」


 小声で歌い始めた合唱団をキッと睨み付けました。


 ガウェイン君まで洗脳されたらどうするんですか!


「カイザーシュマーレン! いいですわね! それこそ名物料理ですわよ! まあ、パンケーキをただ千切ったようなものなんですけど」


「そうなの? シュネーバルでもいいよ?」


「いえ、シュネーバルはそこまで美味しいわけではないので、カイザーシュマーレンを用意させますわ!」


 すでにジゼルさんが手配してくれていたようで、すかさずカイザーシュマーレンがサーブされました。


 おおっ、ちゃんとベリーと生クリームたっぷりです。


 そしてジェラートも添えられていますね。


「わぁ! 美味しそう!」


 確かに千切ったパンケーキという感じですね。丸くないです。切らなくていいから楽ですね。


 うん、パンケーキ。うん、普通。


 じゃなかった! 美味しい!


 いや、形以外は思った以上に普通のパンケーキだったもので。


 でも、美味しい! 食べやすい大きさですし、ベリーの酸味とクリームの甘味が引き立て合います。


 温かいパンケーキに冷たいジェラートを合わせると、温度差も楽しめてなお美味しいです。


「美味しいよ、エルゼちゃん!」


「良かったですわ。明日は城で晩餐会を催しますので、その際は他にもゲイルマン料理をご用意しますわ」


 わぁ、楽しみですね。晩餐会は疲れそうですけど、お仕事ですしね。


 明日はネコミミは断固拒否しますよ!


 あっ、ガウェイン君がうつらうつらしちゃってます。


 うふふ、可愛いですね。


 ふわぁ、失礼しました。ガウェイン君を見てると私も眠くなってきました。


 今日は一杯運動しましたからね!


 エルゼちゃん、泊まっていくのかな?


 泊まっていくなら、抱き枕にしてやるのです。くふふっ。


 エルゼちゃん、可愛いから大好き!


 あっ、将来は義理の姉かぁ。妹みたいなのに。でも、エルゼお姉ちゃん、アリですね!


「エルゼお姉ちゃん、今日は泊まっていくの? 一緒に寝れる?」


「はわわ! お、お姉ちゃん!? はー、キュンキュンきましたわ!」


 エルゼお姉ちゃんは、頬を赤らめて照れています。


「お互い結婚したら義理の姉妹でしょう?」


「そっ、そうですわね! スカーレット様が妹! なんと素敵な! これは皆様に自慢しなければ!」


 やっぱり、エルゼちゃんは可愛いなぁ。


 タベタインジャーは皆、本当に可愛いです。学園に入ったらモテモテですね!


 特に素直なリアが悪い男に騙されないように気をつけなければ! シャーリーはホンワカして見えて一番しっかりしてるし、クローディーはあんまり男性に興味が無さそう。


 入園したら、タベタインジャーから令嬢ファイブに変更しましょう。タベタインジャーだとモテなさそうですしね。


 眠たくてぼうっとしてたようで、気が付くとホテルに戻っていました。


 ジゼルさんが城まで問い合わせてくれて、エルゼちゃんはお泊まりできることになりました。


 ゲイルマン帝国って放任主義なんですねぇ。いつもジゼルさんしか付いていませんし。


 ゲイルマン帝国の護衛は建物の外で待機が基本らしいので、ほとんど見かけることがありません。


「眠たくなってきたねえ」


「スカーレット様は、長旅でお疲れでしょうから仕方ありませんわ」


 半日程度ですから、長旅というほどでもないんですけどね。


 初旅でテンションがおかしくなってたので、疲労が出たんでしょうか。


「お嬢様、入浴の準備ができました」


「ありがとー、せーらー」


 眠気で呂律が怪しくなってしまいます。


「約束通りお母様も来ましたよ! さあ、エルゼ殿下も一緒に入りましょう」


 うわっ、びっくりした! お母様はガウェイン君を早々に寝かしつけて来たようです。


「えっ!? 私もですか!? あ、あの、その、ゲイルマン帝国ではあまり湯船につかる習慣がなくて、他人と入浴する習慣もないのですわ」


「大丈夫。アヴァロン王国もそうだから」


「えっ!?」


 そうなんです。アヴァロン王国もシャワーが主流で、安い宿には湯船はありませんし、一般家庭も同様に湯船が無い家が多いそうです。


 うちは、ほら、お母様と私が魔法世界出身で、お父様も向こうに滞在してましたから、湯船派なんですよ。


 向こうは魔法ですぐお風呂張れましたし、温泉も多かったですからね。あ、こちらにも温泉はありますよ。


 だから宿もセーラが湯船があるところを選んでくれているのです。


「ロイヤルスイートだから、お風呂も大きいよ!」


「えっ、いや、あの、は、恥ずかしいので、その、別々に・・・」


「さあ、行くよ!」


 断られる前に連れ込んでしまいます。ぐへへへ。


 ゲイルマン帝国はお風呂よりサウナが多いので、ここもサウナ付きです。


 まずはサウナにゴーです!


 巨大戦艦と巨大空母の、たわわシスターズがすでに服を脱ぎだしています。


 やっぱり凄い!


「凄い、おっきいですわ! あっ、失礼しましたわ」


「あらあら、いいのよ。エルゼ殿下。何なら触ってみる?」


「ええっ!? いや、あの、そんな! はしたないですわ! ねえ、スカーレット様? きゃっ!」


 可愛く恥ずかしがりながら振り向いた先には、すっぽんぽんになったスカーレットちゃんが立っていたのでした。


「早く、エルゼも脱ぎなよー」


「いや、あの、恥ずかしいのですけど」


「じゃあ、私が脱がしてあげるよ!」


「あっ、あん、いやん!」


 うわー、新鮮! 考えてみたら私の周り、そういう羞恥心を出してくる人が居なかったから、なんか萌える!


 抵抗しようとするエルゼの手をそっと握り締め、片手でブラウスのボタンを外していきます。


「あっ、あん! ダメ、ダメですったら!」


 恥じらう乙女って良い! カワユス! キュンキュンくるよ!


 私も今度から真似しようかな。でも誰に裸を見せる予定もないか。


 引っ剥がしたエルゼちゃんはタオルで胸元を隠してうずくまってしまいました。


 恨めしそうに涙目で見上げてくるエルゼちゃん。


 なんて可愛いの! お持ち帰りしたい!


 ちょっとだけ膨らんだちっぱいが、乙女の恥じらいとのコラボで、なんかえっちい!


 これは良いものだ!


 ちょっと私には乙女要素が欠けているのかも。


「あらあら、可愛いわぁ。恥ずかしがっちゃって、エルゼ殿下、幼女から少女に成長したのね。エルゼちゃんったら、おませさん!」


 なんですと! では、私はまだ幼女から少女に至っていないということですか!


 そんなバカな!


 私、お姉さんキャラじゃなかったのでしょうか。


 むむむっ、これはエルゼお姉ちゃんを見習わなくては!


 しかし、可愛いものに目がないお母様がどんどん距離を縮めて行ってますね。どんどん言葉がフランクになっていきます。


「エルゼちゃん、可愛いね!」


「可愛いわねぇ」


「大変愛らしくてらっしゃいます」


 プルプルシスターズもお気に召したようです。


 私のお姉ちゃん(仮)ですから、仲良くしてくださいね?


「エルゼちゃん、女同士なんだから、恥ずかしくないわよ? お胸が膨らみ始めたのが恥ずかしいのでしょうけど、皆段々大きくなっていくのですから」


 お母様が聖母のような微笑みを投げかけます。


 そんな顔して、エルゼちゃんのちっぱいを見たいと思っているのを私は知っていますよ。


 何故なら私も見たいから!


 仲良し親娘なもので!


 エルゼちゃんはタオルで一生懸命体を隠しながらサウナに入ってきました。


 サウナは裸で座ると熱いので、皆タオルを巻いてますけど。


 くくく、エルゼちゃん、油断するのはまだ早いよ?


 サウナは湿度が高いですから、タオルはすぐ湿って体にピッタリくっついちゃうのです。


 すると、ちっちゃなさんらんぼが浮き出てしまうのです! ぐへへへ


 はっ、何かおっさんみたいになってしまいました。


 いやあ、恥じらいって大事ですね。


 お母様もセーラも凄いお胸様ですから、湿らなくてもタオルがパツパツでさんらんぼが浮き出ています。


 セクシーなんでしょうけど、女でしかも子供の私にはよく分からないんですよね。


 当面、私が目指すのは巨大空母よりもエルゼちゃんの子供らしい可愛さと、初々しい恥じらいなのだと悟りました。


 いやあ、旅に出て良かった。勉強になるなぁ。


 一生懸命隠されると、同性なのに滅茶苦茶気になって見てしまいます。


 あっ、サウナでもモルドレッド君に貰ったペンダントしてるんですね。ラブラブですね。ちょっと妬けます。そして火傷しませんか? 大丈夫ですかね?


 そう、火傷しないか気になって見てしまうんですよ! 仕方ない! これは仕方ないな、友人として仕方ない!


「エルゼちゃん、サウナでもペンダントしてるんだね。火傷しない?」


 ペンダントの温度をみてみましょう。あっ、案外熱くないです。チェーンが熱くなりそうですけど。


「あんっ!」


 あっ、ちっぱいに触れてしましました。それもさくらんぼ辺りに。


 仕方ないな、これは、仕方ない!


 友人を思っての行動でしたから、仕方ない!


 いやぁ、小さいのに凄く柔らかい! マシュマロみたい!


 セーラは張りが強くて弾力があって、お母様はセーラより柔らかいんですけど、エルゼはもっと柔らかい!


 思わず自分の胸を触って比べてしまいました。


 しょぼーん。


 揉むほどなかった。


「良いなあ、エルゼお姉ちゃんはおっぱいがあって」


「お、お姉ちゃん!? えっ、あの、その、お姉ちゃんなんだから、当然ですわっ!」


 いつものようにエルゼちゃんが胸を張りました。ピッタリしたタオルにさくらんぼが強調されちゃいます。


 いいなぁ。羨ましい。


 いいもん! 私もお母様譲りのたわわになるはずだもん!


 学園に入ったら令嬢ファイブのおっぱい品評会を開催しなければ!


 れっつ、女子会、お風呂会!



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