↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンでニート生活始めます ~冒険者を集め、町を発展させ、経済を動かし、世界に影響を与えるダンジョン経営~  作者: まゆな


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
176/424

ハブダンジョン

「そういえば、前に他のダンジョンが攻めて来ようとしたよね?」


『ありましたね』


「よくあることなの?」


『よくはありませんよ』


「そうなのか?」


『軍勢を作るのに膨大なポイントを使いますから』


「ああ……」


 アレンは納得した。


 ダンジョンがモンスターを大量に用意するだけでもポイントが必要になる。


 それを軍勢として揃え、さらに遠くまで移動させて他のダンジョンを攻撃するとなれば、相当なポイントを消費するのだろう。


「なら、なぜ攻めてきたんだ?」


『冒険者を奪われたからでしょう』


「冒険者を奪われた?」


『元々はGランクダンジョンだったから、競合していませんでしたから』


「ああ、なるほど」


 アレンは思い出した。


 以前は自分のダンジョンもGランク。


 相手のダンジョンからすれば、わざわざ敵視する理由もなかった。


 ところがアレンのダンジョンは急速に成長した。


 冒険者が集まり、より多くの冒険者がこちらに滞在するようになった。


「つまり、自分のところに来ていた冒険者が、こっちに流れてきたからか」


『そう考えられます』


「でも、攻めてどうなるの?」


『ダンジョンを破壊して、大量にポイントを使わせます』


「……」


 アレンは少し考えた。


「それ、割に合わないような」


『だから普通はやりませんよ』


「だよね」


 相手のダンジョンを攻撃するために大量のポイントを使う。


 それだけならまだいい。


 しかし、相手のダンジョンを破壊できる保証もない。


 仮に成功したとしても、消費したポイントが戻ってくるわけでもない。


「じゃあ、あの時はかなり無茶なことをしてきたんだな」


『そうですね』


「……仕返しに行った方がいいかな」


 アレンは少し考える。


 こちらから攻め込むなら、今度はこちらが圧倒的に有利だ。


「クロノスを派遣するだけだから、こっちにリスクないし」


『そうですね』


 クロノスなら、アレン自身が危険な場所へ行く必要もない。


 こちらのダンジョンを空ける必要もない。


 ただクロノスを派遣するだけだ。


「ダンジョンを落として傘下にしますか?」


 ダンジョンコアが淡々と尋ねる。


「傘下にしたら何かあるのか?」


『相手のダンジョンに移動するワープを作れます』


「ワープ?」


『はい』


「相手のダンジョンに直接行けるの?」


『可能です』


「それは便利だな」


 アレンは少し考えた。


 自分のダンジョンと別のダンジョンをワープで繋ぐ。


 移動時間を大幅に減らせるなら、かなり便利そうだ。


「……でも、あのダンジョン近いからメリット薄いな」


『そうですね』


 今回の相手は近い。


 わざわざワープを作らなくても行ける距離だ。


 せっかく傘下にしても、得られるメリットはそれほど大きくない。


 アレンはそこで、ふと思いついた。


「待てよ」


『はい』


「各国にダンジョンを一つ落として、傘下にしたらすごいね」


『……』


「それぞれのダンジョンにワープを作るんだよ」


 アレンの頭の中に、次々とイメージが浮かんでいく。


 王国のダンジョン。


 隣国のダンジョン。


 さらに別の国のダンジョン。


 それぞれをワープで繋いでいけば、各国を行き来するための拠点になる。


「一つのダンジョンを中心にするんじゃなくて、各国のダンジョンを繋いでいけば……」


 アレンは考え込む。


「ハブダンジョンみたいにできたらすごいね」


『普通のマスターは思いつきません』


「そうなの?」


『はい』


「なんで?」


『他のダンジョンを傘下にすること自体を、通常のダンジョンマスターは考えません』


「なるほど」


 アレンは少し得意げになった。


「せっかくダンジョンを運営してるんだから、使えるものは使わないとな」


 他のダンジョンを潰す。


 それだけなら、ただの争いで終わる。


 だが、傘下にしてワープで繋げれば話は変わる。


 各国に一つずつ拠点を持つ。


 それらを繋いでいけば、ダンジョンを利用した巨大な移動網になる。


「……これ、結構すごいことになりそうだな」


『はい』


 アレンはまだ見ぬ世界各地のダンジョンを思い浮かべた。


 まさか、他のダンジョンの情報を聞いていただけなのに、こんな構想になるとは思っていなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。