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ダンジョンでニート生活始めます ~冒険者を集め、町を発展させ、経済を動かし、世界に影響を与えるダンジョン経営~  作者: まゆな


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勇者候補の鬼門

37階層は勇者候補には鬼門だったが、聖女にはむしろ楽な相手だった。


リッチが姿を現す。


次の瞬間、リッチが魔法を放った。


聖女へ向かって強烈な魔法が飛んでいく。


聖女は避けなかった。


魔法をそのまま受ける。


Sランクパーティーが息をのんだ。


だが、聖女は何事もなかったように立っている。


そして、魔法を受けた直後に聖女が魔法を放った。


その魔法がリッチを直撃する。


カウンターだった。


一撃でリッチが崩れ落ちた。


「……」


Sランクパーティーは言葉を失っていた。


自分たちが苦戦した相手が、あまりにも簡単に倒された。


「先代の聖女のリプレイを見せられているのかと思うようにあっさり終わったな」


Sランクパーティーの一人が呟く。


聖女は倒れたリッチを一度見ただけで、すぐに先へ進んだ。


38階層。


そこにもボスが待っていた。


聖女がボスと向き合う。


戦いが始まる。


しかし、ここでも聖女は苦戦しなかった。


魔法を放ち、ボスの攻撃を受け流し、最後は一撃で倒す。


39階層。


またボスが待っている。


聖女はその姿を見ると、迷うことなく戦い始めた。


激しい攻防になる。


だが、聖女の表情に焦りはない。


攻撃をかわし、魔法を叩き込む。


ボスが倒れた。


40階層。


ここにもボスがいる。


聖女が魔法を放つ。


ボスが攻撃を仕掛ける。


聖女はそれを受け止め、反撃する。


戦いは長引かなかった。


ボスが倒れる。


40階層まで苦戦していない。


そして41階層へ進む。


そこには試練の廊下があった。


Sランクパーティーが足を止める。


「この廊下は自分達は乗り越えてダンジョンに認められた」


Sランクパーティーは、自分たちがここを突破したときのことを思い出していた。


聖女は勇者と自分に結界を張る。


「これで大丈夫です」


勇者が頷く。


「聖女なら問題ないな」


聖女は試練の廊下を見る。


「はい」


勇者が前へ出る。


「41階層から49階層までは俺が戦う」


「分かりました」


二人は試練の廊下へ入る。


仕掛けが作動する。


しかし、聖女の結界によって二人には影響がない。


そのまま廊下を抜ける。


41階層の魔物が姿を現した。


勇者が剣を抜く。


魔物が襲いかかってくる。


勇者はその攻撃をかわすと、一気に距離を詰めた。


剣が振り抜かれる。


魔物が倒れた。


Sランクパーティーがその戦いを見ている。


41階層から先は、彼らが苦戦して進んだ場所だ。


しかし勇者は足を止めない。


42階層。


魔物が現れる。


勇者が剣を振る。


魔物が倒れる。


43階層。


魔法を使う魔物が現れる。


魔法が飛んでくる。


勇者はそれをかわし、懐へ飛び込む。


一撃。


魔物が倒れた。


44階層。


複数の魔物が現れる。


勇者は一体を倒すと、そのまま次の魔物へ向かう。


魔物が倒れる。


また一体。


そして最後の一体も倒れた。


45階層。


勇者はそのまま進む。


46階層。


魔物を倒す。


47階層。


さらに強い魔物が現れる。


それでも勇者の動きは変わらない。


48階層。


魔物の攻撃をかわし、反撃する。


あっという間に戦闘が終わった。


Sランクパーティーは、ただ黙って勇者の背中を見ていた。


自分たちが苦戦した場所を、勇者は苦戦することなく進んでいく。


そして49階層。


最後の魔物が現れる。


勇者が剣を抜く。


魔物が倒れる。


勇者は剣を鞘に収めた。


「終わったな」


聖女が頷く。


「はい」


二人の前には50階層へ続く扉がある。


ここまで勇者候補が誰一人突破できていない階層だ。


勇者が扉を開ける。


その先にいるのは、Aランクボス。


二人は50階層へ足を踏み入れた。

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