↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンでニート生活始めます ~冒険者を集め、町を発展させ、経済を動かし、世界に影響を与えるダンジョン経営~  作者: まゆな


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
125/426

念願の施設

アレンはダンジョンランドを見回していた。


ホテル、商店、食堂、交通機関。


ダンジョンランドには、スタッフがいなくても運営できる施設が増えている。


しかし、どうしても人の手が必要な施設もある。


「エステとネイルサロンは、スタッフがいないと難しいな」


アレンはそう考えた。


偏見かもしれない。


だが、女性の美に対する情熱は計り知れない。


一度気に入ってもらえれば、必ずリピーターになってくれるだろう。


ダンジョンランドに人を呼び込む施設としても期待できる。


問題はスタッフだった。


アレンは少し考え、対策を思いついた。


ドッペルゲンガーなら、人間の女性と見分けがつかない。


接客をしていてもモンスターだと気づかれることはない。


それなら、ドッペルゲンガーに技術を覚えさせて教師にすればいい。


アレンは王妃様にメイドを紹介してもらった。


そして、紹介されたメイドたちはドッペルゲンガーからエステとネイルの技術を学ぶことになった。


ドッペルゲンガーが教師となり、施術の手順から道具の扱い方、接客まで細かく教えていく。


最初は慣れない作業に苦戦するメイドもいた。


しかし、何度も練習を繰り返すうちに技術は上達していった。


エステでは、客の希望を聞いて施術内容を決める。


ネイルでは、客の希望するデザインを確認し、丁寧に仕上げる。


接客についても、王妃様のメイドとして身につけていた経験が役に立った。


やがて、店を任せられるだけの技術を身につける。


準備が整い、ダンジョンランドにエステとネイルサロンがオープンした。


王妃様はなるべく多くの令嬢を招待した。


最初は物珍しさから訪れる令嬢が多かった。


店内を見回し、どんな施設なのか確認する。


そして施術を受ける。


最初は緊張していた令嬢たちも、時間が経つにつれて表情が緩んでいった。


施術を終えた令嬢たちは、満足そうな顔で店を出ていく。


そして、その日のうちから評判が広がった。


「あそこは凄い」


「また来たい」


「次はネイルもお願いしたい」


そんな声が次々と出てくる。


翌日には、利用した令嬢から再び予約の希望が入った。


さらに友人を連れてくる令嬢まで現れる。


アレンが予想していた以上の勢いで人気が広がっていった。


予約希望者が増えすぎたため、入れる回数を調整する必要まで出てきた。


爵位に応じて利用できる回数を決めてもらい、できるだけ多くの令嬢が利用できるようにする。


それでも予約は埋まっていった。


王妃様は案内を兼ねて、週に一度はエステへ通っている。


セレスティアとフローラも一緒だ。


三人が店に入ると、スタッフが丁寧に出迎える。


「本日もよろしくお願いいたします」


施術が始まると、三人はそれぞれゆったりとした時間を過ごしていた。


王妃様は目を閉じ、すっかりリラックスしている。


セレスティアも気持ち良さそうにしている。


フローラも施術を受けながら、時折嬉しそうに笑っている。


普段なら王妃として周囲に気を配っている王妃様も、ここでは何もせずに座っているだけだ。


アレンは少し離れたところから三人の様子を眺めていた。


王妃様は完全にくつろいでいる。


「王妃様、気持ち良さそうだな」


エステとネイルサロンは、予想以上の人気施設になった。


そしてアレンは、女性客を狙った施設はまだまだ作れそうだと考え始めていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。