三大美女集合計画
アレンがダンジョンマスターになってから、ダンジョンに訪れた三大美女は王妃様、セレスティア、聖女の三人だ。
三人とも、それぞれ違ったタイプの美しさを持っている。
王妃様は気品に満ちた大人の美しさ。
セレスティアは華やかで上品な美しさ。
そして聖女は、二人とはまた違った清楚な美しさを持っている。
王妃様とセレスティアは、すでにダンジョンに住んでくれた。
王妃様はダンジョンに屋敷を構え、セレスティアも王妃様の家の隣に屋敷を用意してもらっている。
問題は聖女だった。
聖女をダンジョンに呼び寄せるのは難しい。
聖女はこの国の人間ではない。
他国から来ている聖女なのだ。
アレンはマスタールームで、三人のことを考えていた。
「そういえば、この国の三大美女は別にいるんだったな」
その中の一人がフローラだ。
フローラはこの王国の三大美女の一人。
そしてセレスティアの妹分でもある。
「王妃様がいるからダンジョンに住むことを決めたセレスティア……」
アレンはそこで考え込む。
「フローラはセレスティアの妹分」
セレスティアがダンジョンに住んでいる。
しかも、その隣に屋敷まである。
「いけそうな気がしてきた」
アレンはさっそく王妃様に指示を出した。
セレスティアとフローラを招いて、お茶会をするように頼んだのだ。
王妃様も特に断る理由はない。
こうして、お茶会の日がやってきた。
王妃様の屋敷にセレスティアとフローラが集まる。
「お姉さま、お久しぶりですわ」
「フローラ、よく来たね。ようこそ」
「王妃様も今日はありがとうございます」
「こちらこそ、来てくれて嬉しいですわ」
三人は席につき、紅茶を楽しみながら話を始めた。
久しぶりに会ったセレスティアとフローラは楽しそうに話している。
王妃様も二人の会話を聞きながら、時折話に加わる。
お茶会は、なごやかに始まった。
しばらくして、お茶会の途中で使用人がやって来た。
その手には、見慣れない洋服がある。
「まあ、また届きましたわね」
王妃様が洋服を見る。
「今日はフローラあてよ」
「私にですか?」
フローラが驚いたように洋服を見る。
「ええ。着替えてらっしゃい」
「分かりました」
フローラは洋服を受け取り、着替えに向かった。
しばらくすると、着替えたフローラが戻ってくる。
王妃様とセレスティアがフローラを見る。
「あらあら、可愛いわね」
「フローラ、素敵よ」
「ありがとうございます」
フローラは少し照れながら、自分の姿を確認する。
自分では選ばないような服だったが、二人に褒められると嬉しくなる。
その様子を見ながら、王妃様が口を開いた。
「フローラ、あなたもダンジョンに住まないかしら?」
「え?」
突然の誘いに、フローラが目を丸くする。
「セレスティアの隣の家よ」
王妃様がそう言うと、フローラはセレスティアを見る。
セレスティアも嬉しそうにフローラを見ていた。
「お姉さまの隣……」
「ええ。いつでも遊びに来られますわよ」
セレスティアが笑顔で答える。
フローラは少しだけ考える。
だが、答えはすぐに決まった。
「勿論です」
王妃様とセレスティアが笑顔になる。
こうしてフローラもダンジョンに住むことになった。
セレスティアの屋敷の隣には、フローラのための屋敷が建てられた。
三人の美女が、同じダンジョンに住むことになったのだ。
マスタールームからその様子を眺めていたアレンは、満足そうに呟いた。
「これで三人揃ったな」
王妃様、セレスティア、そしてフローラ。
アレンの三大美女集合計画は、無事成功した。




