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おねショタ好きな俺は転生したら異世界生活を楽しみたい!  作者: 井伊 澄洲
おねショタ好きな俺が転生したらエロフに騙された!
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0605 三馬鹿の処分

 俺は三馬鹿に念を入れて忠告をする。 


「さて、これで勝負は決まった訳だが、お前たち・・・

わかっているだろうが、これであらぬ噂を立てたら、その場で直ちに罰則を与えるからな」

「えっ?」


驚き動揺する三馬鹿に俺が追求をする。


「例えば、もう少しで勝てた、女が相手だったからわざと負けてやったなど言う話をお前たちがしたら悪質な「虚偽放言」として直ちに降級だ!

降級期間は1年で、それも八級に降級だ!

わかったな!」


こいつらはこの試合前に相談をしていた。

そして相手にわざわざ女子3人を選んだ。

それはもちろん、相手が女子ならば楽に勝てると踏んだ事もあっただろうが、万一に負けた時にそういう言い訳をすれば良いだろうと考えた事は想像に難くない。

こういう変な事に頭が回る連中はそういう事には長けているのだ。

俺はこいつらの今までの言動や前世のそういった連中の行動でその辺りはわかっていた。

だから俺はそれを予測して予防線を張った。

案の定、三馬鹿どもは慌てふためく。


「そんな!」

「八級に降級だなんてそんな!」

「それはない!」


しかし俺は三馬鹿に淡々と話す。


「別にお前たちがおかしな噂を立てなければ良いだけの事だ。

そうだろう?

それともあんな圧倒的な試合内容でもう少しで勝てただの、女子だから手加減しただの言うつもりだったのか?」

「うう・・」


どうやら俺が予想した通り、こいつらは相手が女だからわざと負けてやったとか後で言い訳をするつもりだったようだ。

俺はさらに念を入れて周囲で見ていた人々に声高に宣言する。


「ここにいる今の試合を見ていた組合員諸君にもお願いする!

もしこの3人がこの試合に異議を唱えるような事があったり、試合内容に関して、虚偽発言をするような事があれば、直ちに私に教えて欲しい!

そのような組合員として恥ずべき行為があれば、私が立会人として厳正に処分する」


俺のその発言に試合を見学していた組合員たちは同意する。


「ああ、わかったぜ!」

「こいつらが馬鹿な事を口走ったら即座にホウジョウ団長さんに報告をしまさぁ!」

「任しといてくんなさい!」

「あんな試合をしていて、そんな事を言う自信があるとは思えないけどな!」

「いや、こいつらならやりかねん!」

「確かにな」


どうやら三馬鹿の事は組合員の間でもそれなりに知られているようだ。

ギルバートたちも改めて俺に礼を言ってくる。


「ありがとうございました!

ホウジョウ様!」

「おかげで私たちも溜飲が下がりました」

「しかもあの連中がそんな事を考えていたとは・・・」

「ええ、私もあいつらは女が相手だから楽に勝てると勝手に思って私たちを選んだと思っていました」


その言葉に俺もうなずいて答える。


「な~に、あの連中には私も以前から少々思う部分があったからね。

丁度良い機会だったよ。

それに少々仕事に関するヒントももらえた」

「それは良かったです」


そして俺はヨロヨロと起き上がった三馬鹿に言った。


「さて、それで次は我々と勝負をしたいのだったな?」


その俺の言葉でまたもや三馬鹿は青ざめる。


「ひっ!」


そんな3人に俺はにっこりと笑って話し続ける。


「確か我々に組合員の厳しさを教えてくれるのだったな?

それはありがたい。

是非教えてもらおうか?

それもこちらは一人でそっちは3人で構わない。

さあ、試合をしようじゃないか!」


しかし三馬鹿たちは大慌てで答える。


「いえっ!結構です!」

「そうか?君たちは先ほど、私に戦いで組合員の厳しい現実とやらを教えてくれると言ったではないか?

私も後学のために是非教えて欲しいのだがな?

六級がハイ・オリハルコン等級クラスと勝負するなんて、滅多にない良い機会だと思うがな?

遠慮しなくてもいいんだぞ?」

「いえっ!本当に結構です!」


俺がわざとらしく大きな声で言ったので、その会話を聞いた試合を見ていた観客たちからも驚きの声が上がる。


「え?あいつら六級のくせにハイ・オリハルコン等級クラスにそんな事を言っていたのか?」

「しかも「あの」青き薔薇ブルア・ローゾの団長にか?」

「馬鹿にもほどがあるだろう?」

「六級がハイ・オリハルコンに組合員の厳しさを教えるって・・・」

「何を考えているんだ?」

「やってもらおうじゃないか!」

「ああ、俺も見てみたい!

 どう教えてくれるのかな!」

「確かにそれは是非見てみたいな?」


観客たちの言葉に三馬鹿たちは絶句している。

俺は三馬鹿を促す。


「そら、ここにいる皆もそう言っている。

私と早く試合をしようじゃないか!」

「いえ、本当にやめておきます!」


慌てて試合を放棄する三馬鹿に俺は最後に通告をする。


「そうか?

ところで君たち!

これにこりたら相手を見くびっておかしな突っかかりをするんじゃないぞ!」

「え・・・」

「相手をちゃんと見てからケンカを売れと言っているんだ!

六級なのにハイ・オリハルコン等級クラスにケンカを売るなんて無謀も良い所だろう!」

「そ、それはさっきまではあんたたちはそんな服を着てなかったし、登録章もしてなかったから・・・」

「それはつまり、相手を見る目が全くないって事だろう?

登録章が無ければ全く相手の力量も読めないし、わからないという事だろう?

違うかね?

だから登録章のない我々を格下と勝手に判断し、馬鹿な行動を取ったのだろう?

そもそも我々だけでなく、同じ六級の彼女たちの力量だって全くわかっていなかっただろう!

その結果がこれな訳だ!

それに関して何か言いたい事はあるか?」


実際には俺とミルキィはそう演技をしていたのだから、そこまで言うのは酷かも知れないが、こいつらには良い薬だろう。


「うう・・・」


当然の事ながら言い返せない三馬鹿に俺は話を続ける。


「それと君たちの職種の事だがな!

別にそれは本人の自由だから何でも好きにするのは構わん!

だが「双闘士そうとうし」ってのは、ある程度魔法も剣も使えないと恥ずかしい職種という事だけは覚えておけよ!

事実、私の部下にも一人組合で「双闘士」を名乗っている奴がいるが、そいつは組合の等級はアレナック等級だ。

おまけに剣も魔法も一流だ!

それ位なら誰でも納得はいくが、傍から見て六級で「双闘士」ってのはかなり痛々しいぞ!

しかも組合員になって3年間も六級のままの者が「双闘士」はないだろう?

ましてや「万能魔法戦士」なんて名乗るのは恥ずかしいからやめておけよ!

自分たちが恥をかくだけだ!

老婆心ながら私からの忠告だ!

さあ、これでもう私からの用件は終わった。

行きたまえ!」


俺がそう言うと三馬鹿はコソコソと闘技場から去って行った。

しかしその間も試合を見ていた観客たちから色々と言われている。


「えっ!あいつら六級なのに「双闘士」なの!」

「知ってる!知ってる!あいつらよくデパーチャーで自慢げに話していたぜ!」

「しかし同じ六級のしかも年下の女に負けて「双闘士」はないだろう」

「しかも「万能魔法戦士」って何だよ!」

「馬鹿にもほどがあるだろ!」

「それを言うなら六級のくせにハイ・オリハルコン等級クラスにケンカを売るなんて馬鹿を通り越しているだろう!」

「ああ、ましてやあの「青き薔薇ブルア・ローゾ」の団長にな!」

「無謀にもほどがあるだろう!」

「だいたいあいつらそんなに魔法を使えるのか?」

「いや、確か全員魔法士だったはずだぞ」」

「なにぃ~!それで「双闘士」を名乗っているのか!」

「おいおい!せめて正規の魔道士ならまだわかるものの・・・」

「それで魔法学士や魔道士の戦団ブリガードにケンカを売ったのか・・・?」

「もはや馬鹿や無謀という言葉でも表現できないな・・・」

「痛々しすぎるな・・・」

「もう「双闘士そうとうし」じゃなくて「妄想士もうそうし」にでも職種を変えておけよ!」


等々、散々な言われようだ。

あ~俺たちがいない3年の間もずいぶん組合で吹聴して回っていたんだろうな~

そもそも3年間も六級のままだったのに、今までよく恥ずかしげもなくやっていたよ。

逆に感心するな~

ちょっとかわいそうな気もするけど、これも自業自得だ。

それにそれだけ神経が図太いなら大丈夫だろう。

そしてギルバートたちが俺に改めて礼を言ってくる。


「ありがとうございました!ホウジョウ様!」

「ええ、本当にありがとうございます。

正直言ってあの人たちには少々うんざりしていましたので・・・」

「おかげですっきりしました!」

「はは・・・私も気持ちはわかるよ」


俺がそう答えるとウォルターが心配そうに尋ねて来る。


「しかしそのせいで、ホウジョウ様のせっかくの秘密ミッションがだめになってしまったのではないでしょうか?」

「ええ、それが心配です」


しかし俺は笑って答える。


「はは、大丈夫だよ、君たちとあの連中以外にはあのやり取りの意味はわからないだろうし、別にあの連中にばれた所でさほど実害はないからね。

それにさっきも言った通り、おかげでその仕事に関する、良いヒントをもらったよ」

「それなら良かったです」

「ところでお願いがあるのですが・・・?」

「うん、なんだい?」

「さきほどのあの3人の勝負の権利、私たちに譲っていただけないでしょうか?」

「え?」

「ホウジョウ様がおっしゃった通り、六級の者がハイ・オリハルコン等級クラスの方と戦えるなんて滅多にない事です!

是非私たちはそれを体験してみたいです!」

「はい、ホウジョウ様の強さを自分の肌で感じてみたいのです!」

「どうかよろしくお願いします!」


なるほど、そういう事か?

うん、じゃあファンサービスの一環で余興としてやってみようかな?


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