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おねショタ好きな俺は転生したら異世界生活を楽しみたい!  作者: 井伊 澄洲
おねショタ好きな俺が転生したらエロフに騙された!
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0600 オリハルコン等級

 ロナバールへ戻った俺たちはハイエストで登録証が出来るのを待つ。

今回はアレックとフリッツが初登録となるので、少々時間がかかるだろうと言われた。

俺たちはそれぞれの昇級を祝ってフェイアリンで乾杯して雑談をしていた。


「いや~それにしても今回の旅も中々凄かったです」

「ああ、我々の昇級試験に始まって、まさかまたマジェストン迷宮にまで行くとは・・・」

「ああ、しかしこれで我々も白銀等級シルバークラスか」

「いや、レベルは200を超えているから正確には上白銀等級ハイ・シルバークラスだな」

「私なんぞ、ついこの間までは4級の組合員だったのに信じられません」

「しかし確か上級組合員になるには何か特別な試験のような物があると聞いた事があるのですが・・・」

「ああ、そのためにここにはペロンも来てもらったのさ」

「はい、もちろん大丈夫ですニャ」


俺たちがそんな話をしていると、グレゴールさんが登録証を持ってやってくる。

そこにはバロンも一緒にいた。

バロンを見つけたペロンは嬉しそうに叫ぶ。


「あっ!バロン!」

「久しぶりだニャ、ペロン」


まずはグレゴールさんがアレックたち4人に上白銀等級ハイ・シルバークラスの登録証を渡す。


「お待たせしました。

こちらが登録証になります。

それと組合上級者になった白銀シルバーの4人には一応上級面接試験を受けていただきます。

バロン、よろしくお願いします」


グレゴールさんがそう言うと、バロンは4人の匂いをクンクンと嗅いでからグレゴールさんに返事をする。


「問題はないニャ。

この4人は良い匂いニャ」

「ペロンもそう思いますニャ」


それを聞いたグレゴールさんはうなずいて答える。


「ありがとう、バロン、ペロン。

さて、これでアレクサンダーさんたち4人は上級組合員として完全に認められました。

まあ、4人とも魔法学士ですし、シノブさんたちと共にペロンと一緒に暮らしているので間違いはないと思いましたが、一応試験は試験ですのでね」

「なるほど、特別試験とはこの事だったのですか?」

「ええ、そうです、組合では上級者になるのには必ずケット・シーに尋ねる事になっておりますのでね。

しかし組合の中でも毎回、青き薔薇ブルア・ローゾの身内であるペロンにそれをお願いするのも対外的にどうかという意見もありましてね。

ま、世の中にはおかしな邪推をする者もおりますからね。

それで念を入れて、今回はバロンにも来て試験をしてもらった訳です」

「なるほど」


そして次にグレゴールさんがアンジュに黄金等級ゴールドクラスの登録証を、シルビアとミルキィにハイ・アレナック等級クラスの登録証を、俺とエレノアにハイ・オリハルコン等級クラスの登録証を渡す。

もちろん全員に以前の登録証に穴を空けた物も一緒に渡される。

俺は自分の渡されたオリハルコンの登録証に軽く魔力を注ぎ込んでみた。

するとそれまでは鈍く光っていた登録証が燦然と紅く輝いた!

それを見たうちの面々は感心する。


「おお、なるほど!」

「さすがはオリハルコン!」

「魔力を込めるとこうなるのですね?」


俺たちにハイ・オリハルコン等級クラスの登録証を渡したグレゴールさんが苦笑しながら話す。


「いやはや、しかし前回シノブさんたちがアレナック等級になった時に、このような事は二度とないと言ったと思いましたが、今度はオリハルコン等級と、アレナック等級、それに黄金等級と白銀等級が全てを一辺に昇級するのを見る事になるとは本当に驚きですよ。

さすがに今度は同じような事はないでしょうな」

「そうですね」


エレノアはともかく、俺がゴルドハルコン等級クラスになるのは、まだ先だろうし正直そこまで俺自身を昇級させるかも未定だ。

なにしろゴルドハルコン等級クラスと言えば、この世界でも数人しかおらず、そんな等級になったら、それこそどんな仕事が舞い込んでくるかわからない。

この仕事が好きでやっているものの、流石にあまりにも凄まじい仕事は遠慮したい。

そもそも天賢者である時点で、今後様々な仕事が舞い込んで来るだろう。


「さて、それでは皆さんも無事に昇級できた事ですし、要請ミッションに取り掛かっていただけますか?」

「はい、人員と他の用意もして、来週から始めようと予定しております」

「承知しました。

それではこちらでも各所で通告を出して、南西の迷宮の出入禁止をしましょう。

今回は規模も前回の倍ほどもありますが、期間はどれほどでしょうか?」

「はい、うちも人員やジャベックも大幅に増えたので、今回も2週間で大丈夫だと思います」

「何と!これほどの規模でも2週間で工事が終わる予定とは相変わらず凄いですな!」

「ええ、我々も3回目で慣れて来ましたからね」

「3回目?他にどこで昇降機を設置されたのですか?」

「ああ、大アンジュの迷宮にもすでに昇降機を設置したのですよ」

「何と!それではこれから大アンジュに組合うちの支部や駐在所を作った後もずいぶんと助かりそうですね」

「そうですね。

ところで今回のミッションに参加した青き薔薇ブルア・ローゾ以外の皆さんの扱いはどうなりますか?」

「それは前回同様、2年分の義務ミッション免除をする事になっております」

「なるほど、ではその条件で勧誘をしてみます」

「はい、それではよろしくお願いします」

「承知しました」


こうして俺たちは組合からの要請ミッションとしてロナバール南西の迷宮の昇降機設置を行う事となった。

まずはメンバーの招集と、どこに新たな昇降機を設置するかの検討からだ。

俺たちはハイエストを出ると、まずはプロフェッショナルへ向かった。

そこにはちょうどサイラスさんとザイドリックさんが他の人と一緒にいた。

どうやらその人もサイラスさんと同じく、正規の魔道士のようだ。


「やあ、サイラスさんにザイドリックさん!」

「これはホウジョウ先生にグリーンリーフ先生、お久しぶりです」

「よお!ホウジョウの!

お?いよいよオリハルコン等級クラスか!

流石にやるなあ!」


俺とエレノアの登録証を見てザイドリックさんは感心する。

そういうザイドリックさんやサイラスさんも1級の登録証を下げている。


「はは、サイラスさんもザイドリックさんも順調に1級になれたようでおめでとうございます」

「ははっ!まあな!

あんたたちには負けるが、これでも一応頑張っているぜ」

「いよいよ組合に復帰ですか?」


サイラスさんの質問に俺が答える。


「いえ、もう少々活動は休止しようかと考えているのですが、実はその前に組合長から要請ミッションを頼まれましてね」

「なるほど、今やホウジョウ先生も貴族ですからね。

どんな要請ミッションを受けたのですか?」

「はは、前回の義務ミッションと同じ迷宮の昇降機設置ですよ。

但し場所は南西の迷宮で規模は2倍になりましたがね」

「そりゃ大仕事だ!

そういや貴族様になったんだったな!

こりゃ失礼しました。ホウジョウ子爵様」

「いや、別にザイドリックさんは今までのままで構わないですよ」

「はは、そりゃ助かる。

それで?その要請ミッションに俺たちを誘いに?」

「ええ、期間は前回と同様に2週間程度、報酬も前回と同じく義務ミッションの2年間免除だそうです。

いかがですか?」

「ああ、もちろん引き受けさせてもらうぜ!」

「ええ、私もです。

そうそう、ちょうど良い機会なので紹介したいのですが、こちらは私の友人でマシューズさんという方です」


サイラスさんにそう紹介された平人へいじん男性が俺に挨拶をする。

首にはサイラスさん同様に、組合の1級の登録証を下げている。


「マシューズ・マリネンと申します。

ホウジョウ子爵様のお話はこちらの友人のサイラスから伺っております。

お会いできて光栄です」

「こちらこそ、ところでマシューズさんもジャベック使いなのですか?」

「ええ、一応私も御覧の通り魔道士でして、自分でジャベックは造れないのですが、少々訳があってジャベックを数体連れております」


そういうマシューズさんの横には銀髪の女性平人型ジャベックと猫獣人型女性戦士のようなジャベック、平人型女性の魔戦士風ジャベック、そしてエルフ型女性魔道士風のジャベックの4体がいた。


「なるほど、ずいぶんと優秀そうなジャベックですね?」

「恐れ入ります」


この世界で人間と見間違うほどのジャベックは珍しい。

しかしこの4体のジャベックは俺ですらよほど注意してみないとジャベックとは思えないほど、人間そっくりだった。

これは相当優秀だろう。

俺が感心していると、サイラスさんが俺に説明をしながらマシューズさんを促す。


「ええ、マシューズさんは大変優秀なジャベック使いですよ。

マシューズさん、これを機会にこのミッションを引き受けてみてはいかがですか?」

「そうですね、昇降機の設置ミッションとは確かに私も興味深いです。

もし、ホウジョウ子爵様のお許しがあるなら、参加してみたいです」

「ええ、サイラスさんの紹介で組合一級の方でしたら問題ないですよ。

是非手伝ってください」

「では、御一緒させていただきます」

「承知しました。

 それでは皆さん、また詳細は後日に」

「おう!よろしくな!」

「お待ちしております」

「私もです」


俺たちは二人と別れるとデパーチャーへ向かった。

その途中でシルビアが俺に話しかけてくる。


「あの方はしばらく見かけなかったのですが、どうやらロナバールへ戻って来たようですね」

「え?今のマシューズさん?」

「ええ、以前、青き薔薇ブルア・ローゾを結成する時に、うちと似たような構成で、私が女性猫獣人型や女性エルフ型のジャベックを連れている組合員を見た事があると言ったのを覚えていますか?」

「ああ、そう言えば言ってたねぇ」


俺は我々が青き薔薇ブルア・ローゾの名前を決める時に、うちと似たような構成の集団を魔法協会の受付で見た事があるとシルビアが言っていた事を思い出した。


「それがあの人です。

名前までは存知あげませんでしたが」

「そうなんだ?」


ある意味青き薔薇ブルア・ローゾの名称を考える切っ掛けになった人に会ったのも何かの縁かも知れない。

俺がそう考えながらデパーチャーを通って、外に行こうとすると、そこにいた組合員たちがザワザワと騒ぎ出した。


「あれは・・・!」

「紺色に金縁の制服、あれが噂の青き薔薇ブルア・ローゾか!」

「ああ、少女のような見かけの少年に、女エルフ、白狼族の少女にケット・シー、間違いない!」

「ずいぶんと久しぶりだな!」

「俺は初めて見たぜ!」

「俺は解散したと思っていた・・・」

「俺は噂だけで、誰かが作った作り話だと思っていたぜ」

「伝説の戦団ブリガードと言われていたが実在したとは・・・」


おいおい!何だか俺たちは凄い言われようだな!

もっとも登録して半年も経たない内に俺たちは全員がマジェストンの魔法学校へ行ってしまった上に3年間もいなかったのだから、俺たちの事を見た事がない人間が多いのも当然と言えるか?

俺がそんな事を色々と考えていると、一人の男性が声をかけてくる。


「やあ、シノブさん!お久しぶりです!」

「ああ、マギアマッスルさん!

こんにちは!久しぶりです!」


それはパンツ一丁で筋肉モリモリのマギアマッスルさんだった。

この人も等級が上がって、白銀等級シルバークラスになっている。


「いよいよ学校を卒業されて組合に復帰ですか?

しかもハイ・オリハルコン等級クラスですか?

おめでとうございます」

「ありがとうございます。

それでいきなりまた大仕事を任されましてね?

ちょうどマギアマッスルさんの事も探そうかと思っていた所ですよ」

「ほう?どんな事ですか?」

「ええ、今度は南西の迷宮の昇降機設置を頼まれましてね。

また手伝っていただけますか?」

「なるほど!それは喜んで手伝わせていただきますよ!」

「ありがとうございます。

それでは詳細は後日に・・・」

「はい、承知しました」


俺たちはマギアマッスルさんと別れると、アンジュやアレクサンダーたちを青き薔薇ブルア・ローゾの団員として正式に登録をして、ロナバールの屋敷へと戻った。


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