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おねショタ好きな俺は転生したら異世界生活を楽しみたい!  作者: 井伊 澄洲
おねショタ好きな俺が転生したらエロフに騙された!
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0585 ハーベイ村からの知らせ

 ロナバールで俺たちが大アンジュへの引越し支度をしていると、ゾルンとミルンがやって来た。

俺が連絡用にとハーベイ村に置いていった、白狼獣人型の魔法ジャベックだ、

またもやハーベイ村で何かあったのかと驚いたが、どうやらそういう訳ではないらしかった。


「実はハーベイ村で復興一年を記念して祭りを開こうかと考えております。

その特別参加者として大恩あるホウジョウ様一行に来村していただきたく、御招待に上がった次第です」

「なるほど、復興一年記念祭って事か?」

「さようでございます。

そのためにハーベイ村へいらっしゃる日程を教えていただきたく、参上させていただきました。

一応ある程度の日程は考えてございますが、ホウジョウ様御一行がいらっしゃるのを主祭日としたいとゾンデル様が考えておりまして。

そのための行事なども考えてございます」


そして俺のそばに青き薔薇ブルア・ローゾ以外の者がいないのを確認すると、再び少々小声で話す。


「それと「雲の旅団」の方々に関してゾンデル様が少々お話したい事があると」

「何かな?」

「実はハーベイ村が奇跡的とも言える復興を遂げた事に関して、様々な場所からどうやってそのような事を成し遂げたのかという問い合わせが殺到しまして、ゾンデル様は雲の旅団とホウジョウ様のおかげだと説明しているのですが、子爵様はともかく「雲の旅団」などという集団は聞いた事がないと責められて困っておいでなのです。

それで周囲に対する説明で何か良い方法はないかと」


確かにそれは困るだろう。


「なるほど、わかった。

それに関しては何か考えておくよ。

とりあえずゾルンは我々の参加を知らせに帰って」

「承知しました」


俺はゾルンを帰らせると、うちにいるみんなにハーベイ村の復興一年祭りの事を話した。


「そういう訳でちょっとハーベイ村へ行こうと思う」

「承知しました」


エレノアが返事をすると、新参のアレクサンダーたちが俺に尋ねる。


「ホウジョウ様、ハーベイ村とは?」

「ああ、ミルキィとミルファの故郷の村さ。

実は以前、我々はその村の復興を助けた事があってね」

「何と!そのような事が!」


驚くアレクサンダーにミルキィとミルファが説明をする。


「ええ、その点に関しても御主人様は私たちの大恩人なのです」

「おかげで辺境の何の変哲も無い寒村だった村が、恐ろしいほどに発展し、それまでのことが信じられないほどの素晴らしい村になったのです」


その二人の説明にニコラスが食いつく。


「何の変哲もない村が恐ろしいほどの発展?

それは是非見学したいです!

ホウジョウ様、是非私も御同行をさせてください!」

「私もです!」

「私も!」

「私も!」


どうやらアレックたちもハーベイ村を見学したいようだ。

ああ、確かにニコラスなんかは自分の領地の参考にしたいだろうな。

平成の日本でも町おこしに成功した町や村なんかはあちこちの自治体から視察や見学が来て大変だったと聞いている。

茨城県の大洗町なんぞはガル○ンのおかげで、あちこちから見学の申し込みが殺到して一時期は凄まじかったと聞いているしね。

ハーベイ村もそんな感じで大成功した村と思われたのだろう。

そしてそこを見学してその成功の理由を知りたいと・・・

その気持ちはわかるし、無理はない。

しかしここで俺はハタと困った。

アレックたちが行けば、当然「雲の旅団」の話も出るだろう。

そしてミルファが言ったように何の変哲もない村が恐ろしいまでに復興したとなると、その原因となった集団を知りたがるだろう。

しかしこれ以上「雲の旅団」の実情を知っている人間を増やしたくは無い。

むむむ・・これはやはり「雲の旅団」の事を何とかしなければならない。

ゾンデルも困っている様子だし、どうすべきだろうか?

俺は少々考えてからニコラスたちに話した。


「わかった、それに関しては考えておこう」

「はい、是非お願いいたします」


俺はその事に関してエレノアやミルキィを連れて、こっそりと総合組合へと向かった。

周囲には知られたくないために、全員が以前のエレノアのようにフードを被り、姿を正体不明にして出かけた。

組合に着くと総合受付にいるアレクシアさんに話しかける。


「アレクシアさん。

お久しぶりです」


そう言いながら俺はアレクシアさんに話しかけたが、そのアレクシアさんの首に下げている登録証は銀色になっていた!

どうやらこの3年でアレクシアさんも白銀等級シルバークラスになったようだ。


「まあ、シノブさん!

お久しぶりです!

今日はどうしたのですか?」

「ええ、少々内密で伺いたい事があったので、こうしてあまり目立たないように正体を隠して参上しました」

「はい、何でしょう?」

「実はこちらの組合員や戦団ブリガードの登録に関する事なのですが、それを架空の名前や正体を隠して登録をするという事は可能でしょうか?」


その俺の質問にアレクシアさんは困ったような顔で答える。


「それはさすがに無理ですね。

当組合としましても社会に対する信用がございますし、正体不明な存在を登録する訳には参りません」

「やはりそうですか・・・」


信用第一の組合としては当然の答えだろう。

俺が少々考え込むとアレクシアさんが続けて説明をする。


「あ、でも、登録名と公称名を変えるという事でしたら可能ですよ」

「え?どういう事ですか?」

「登録名を仮名にする事は出来ませんが、それをうちで公にする場合は別の名前でも構わないという事です。

例えばこれはシノブさんは御存知なので言えますが、グレイモン伯爵が伯爵仮面、ダンドリー男爵が男爵仮面と名乗っているようにですね。

ですからシノブさんの名前をこれから別の公称にするという事でしたら可能です。

例えば青薔薇仮面とか」

「なるほど」


その話はわかったが、それではこちらの問題の解決にはならない。

うちの問題の場合とは、根本的に違う話だ。


「・・・しかし、そういう問題ではないんですよね・・

う~ん、困ったな・・・」


俺が悩んでいると、アレクシアさんが助言をしてくれる。


「何かお困りでしたら他ならぬシノブさんの事です。

うちでも散々お世話になっている方ですから、問題によっては組合の事を抜きとしても、お力にはなれると思いますよ。

組合長に相談なさってみてはいかがですか?

確か本日はここにいるはずです」

「そうですね、それが可能でしたら是非お願いします」


俺はアレクシアさんの言う通りにグレゴールさんに相談してみる事にした、


 アレクシアさんの案内でいつもの組合長室に行くとグレゴールさんがいた。


「これはシノブさん、お久しぶりです!

無事に御卒業ですか?」

「はい、お蔭様で学校の方は無事に卒業が出来ました。

その事に関しては組合員の活動再開の報告として、また近日中に伺おうかと思います。

今回は全く別の件で御相談したい事があって参りました」

「なるほど、伺いましょう」


俺はまずはアレクシアさんに話したような事をグレゴールさんに話した。


「なるほど、確かにうちで正体不明の者を登録する事は出来ませんが、そもそも一体どういう事でそうなったのですか?」


俺はその質問に関して考えながら説明をした。


「そうですね、実は私の知っている特殊な傭兵のような集団がいるのですが、その集団はまだこちらで登録はしていないのです。

ですがその集団は最近あちこちから注目をされているらしく、色々な人たちがその集団に仕事を要請したいらしいのですが、正体も居所も不明なので仕事を頼めないのです。

そのために組合での登録を考えているようなのですが、その集団は誰にも自分たちの正体や居所を知られたくないそうなのです。

私は偶然その集団の正体を知っているのですが、その事を知っているある人物からその集団へ連絡を取って欲しいと頼まれて困っているのです。

ですからもし組合でその集団を正体不明なままに登録できるのであれば、今後は他の人々もその集団に仕事の依頼を頼む事が可能になるのではないかと思ったのです。

但し、今お話したようにその集団は誰にも正体と居所を知られたくはないし、それにもっと厄介な事に、そこは滅多に仕事を引き受けるような集団でもないのです。

それに引き受けるとしても請負料が途方も無い金額になる物ですから、それを依頼者が知った場合に呆れて怒るのではないかと恐れている部分もあるのです」


俺の説明を聞き終わったグレゴールさんとアレクシアさんは流石に驚いた顔をしている。


「ふ~む、なるほど、確かに難しい問題ですな」

「ええ、私もこんな話は聞いた事もありません」

「ちなみにその集団とやらが過去に引き受けた仕事がいくら程度の報酬だったのか、シノブさんはご存知ですか?

依頼者が呆れて怒る程度となると、相当だと思いますが?」

「え~と、確かその仕事にかかった実費が金貨5万枚ほどで、依頼者の儲けは金貨3万枚程度、その集団に対する報酬は金貨に換算すると50万枚位ではなかったかと・・」


俺はかなり正直な金額を言ったが、それを口にした瞬間、二人が叫び声を上げた!


「実費が金貨5万枚で、報酬が金貨50万枚相当ですと!」

「それではちょっとした国の国家予算ではないですか!」


あ、やっぱり驚いたか?

そりゃ当然か?

ちょっと正直に金額を言い過ぎたかな?

でもこの場合、うそをついても意味がないしなあ・・・

さて、どうするか?



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