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終わりの名を持つ君へ  作者: そらいろは
第4部 選ぶ道

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第44章 人間のいた世界

第4部 選ぶ道

 森の夜が終わった。


 白い花も。


 木々も。


 虫の声も。


 少しずつ薄くなっていく。


 最後に甘い香りだけが残り、それも消えた。


 白い床。


 白い壁。


 高い天井。


 エデンの部屋が戻ってくる。


 イロハはしばらく、森があった場所を見ていた。


「終わっちゃった」


「記録だ。いつまでも続くものではない」


「分かってるけど」


 少し寂しい。


 けれど、前ほどではなかった。


 もう一度見ようと思えば、きっと見られる。


 それに。


 森だけが残っているわけではない。


 壁には、まだいくつもの印が浮かんでいる。


 葉。


 動物。


 建物。


 人。


 機械。


 牙。


 イロハは一つずつ見る。


 そして、人の形をした印に目が止まった。


「これ、見てもいい?」


「なぜ私に聞く」


「一応」


「好きにしろ」


 イロハは指を伸ばした。


 触れる。


 部屋の光が落ちた。


     *


 最初に聞こえたのは、声だった。


 たくさんの声。


 近くから。


 遠くから。


 重なっている。


 笑い声。


 誰かを呼ぶ声。


 何かを売る声。


 イロハは目を開いた。


「……人」


 目の前を、一人の男が横切った。


 その後ろを女が歩いている。


 子ども。


 老人。


 また人。


 次から次へと現れる。


 イロハは動けなかった。


「多い……」


 道だった。


 けれど、村の道とはまるで違う。


 左右に建物が並んでいる。


 店。


 家。


 人が集まる広場。


 荷物を積んだ車。


 道の端には、色とりどりの食べ物が並べられていた。


 イロハはそちらへ近づく。


「これ全部、食べ物?」


「ああ」


「こんなに?」


「そうだ」


 果物。


 野菜。


 肉。


 魚。


 焼いたもの。


 甘い匂いのするもの。


 見たことのない形のものまである。


「毎日こんなにあったの?」


「場所による」


「何食べるか選べた?」


「金があればな」


「お金」


 聞いたことはある。


 けれど、村ではほとんど使われなかった。


 イロハは赤い果物を積んでいる店を見る。


「これ、ここで採れたの?」


「違うだろうな」


「じゃあ、どこから?」


「別の土地だ」


「遠くから持ってきたの?」


「ああ」


 イロハは周囲を見る。


 荷車。


 大きな車。


 道の向こうを走る見慣れない乗り物。


「こんなにいっぱい?」


「人が多ければ、それだけ必要になる」


 その言葉に合わせるように。


 景色が動いた。


 道が伸びる。


 建物が増える。


 遠くにあった家々が、次々と大きな街へ変わっていく。


 荷物を運ぶ車も増えた。


 道は広くなり。


 さらに遠くへ伸びていく。


 人も増える。


 店に並ぶ食べ物も増える。


「……増えた」


「ああ」


「前よりいっぱいある」


 同じ店のように見えた。


 けれど、品物の数が違う。


 季節が違うように見える果物まで、同じ場所に並んでいる。


「これも遠くから?」


「そうだろう」


「腐らないの?」


「冷やしたり、保存したりした」


「そんなこともできたんだ」


 イロハは棚を眺める。


 欲しいものを選び。


 持ち帰り。


 食べる。


 それが当たり前の世界。


 その後ろを、大きな荷物を積んだ車が何台も通り過ぎていった。


     *


 街の中を進む。


 今度は小さな家が現れた。


 机。


 椅子。


 棚。


 柔らかそうな長椅子。


 奥には別の部屋。


 人が三人いた。


 男。


 女。


 子ども。


 食卓を囲んでいる。


 子どもが何か話している。


 両親らしい二人が笑った。


 イロハは黙った。


「……毎日、こうだったのかな」


「家による」


「みんな家族で食べた?」


「家による」


「帰ったら、誰かいた?」


「それも家による」


「そっか」


 子どもが皿に残したものを、女が指さした。


 子どもが嫌そうな顔をする。


 男が笑う。


「怒られてる?」


「食べろと言われているんだろう」


「嫌いなのかな」


「さあな」


 イロハは少し笑った。


「こんなことで怒られるんだ」


「こんなこととは何だ」


「食べ物残したとか」


「十分怒られる理由だ」


「クルムも怒る?」


「残すなら最初から取るな」


「怒るんだ」


「普通だ」


 イロハはクルムを見る。


 一瞬。


 目の前の食卓と、クルムが重なった。


 誰かにそう言ったことがあるのだろうか。


 聞こうとして。


 やめた。


 食卓の上には、さっき店で見たものと同じ果物がある。


 遠くで採れ。


 運ばれ。


 店に並び。


 この家へ来た。


 イロハはその実を見つめた。


     *


 家の外へ出ると、街はまた少し大きくなっていた。


 建物が高い。


 人も多い。


 道の上を、何台もの乗り物が走っている。


 遠くへ続く線路。


 その上を長い車両が走り抜ける。


「これなら遠くまで行ける?」


「ああ」


「どれくらい?」


「昔なら何日もかかった場所へ、数時間で着くこともあった」


「そんなに?」


 空を見上げる。


 大きなものが、雲の下を進んでいた。


「……あれも?」


「人を運ぶ」


「空を?」


「ああ」


「落ちないの?」


「普通はな」


「普通はって何」


 クルムは答えなかった。


 イロハは空を行く乗り物を追う。


 遠くの人と会える。


 遠くの食べ物が届く。


 遠くの場所へ行ける。


 道が伸びるほど。


 世界が小さくなっていくようだった。


 景色が再び変わる。


 広い部屋。


 同じくらいの年の子どもたちが何十人も座っている。


「何してるの?」


「学校だ」


「学校?」


「子どもが学ぶ場所だ」


「文字とか?」


「ああ」


「みんな行くの?」


「地域によるが、多くはな」


 壁に文字が浮かんでいる。


 子どもたちは何かを書いている。


 眠そうな者。


 真面目に見ている者。


 隣と話して怒られる者。


 イロハは一人の少女を見る。


 隣の子と目を合わせて笑っている。


「毎日会えるんだ」


「ああ」


「喧嘩もする?」


「する」


「仲直りも?」


「する者もいる」


「クルムも学校行った?」


「行っていない」


「なんで?」


「必要がなかった」


「吸血鬼だから?」


「それもある」


「文字は?」


「家で習った」


「誰に?」


 少し間があった。


「……親だ」


 イロハはそれ以上聞かなかった。


 クルムにも子どもの頃があった。


 誰かに文字を教えられた時間があった。


 目の前の子どもたちと同じではなくても。


 何かを教わり。


 何かを覚えた。


 そんな頃が。


     *


 学校を出ると。


 街は、さらに変わっていた。


 建物は空へ伸びている。


 道が幾重にも重なっている。


 地上だけではない。


 頭上にも乗り物が走っていた。


 昼なのに、無数の光が点いている。


「また大きくなった」


「ああ」


「どこまで大きくなるの?」


「さあな」


 人が増える。


 家が増える。


 店が増える。


 学校が増える。


 乗り物が増える。


 街は広がっていく。


 その端で。


 巨大な建物が現れた。


 太い煙突。


 何本もの管。


 動き続ける機械。


「これは?」


「物を作る場所だ」


 中へ入る。


 同じ形のものが、次々と流れている。


 一つ。


 また一つ。


 止まらない。


「全部同じ?」


「ああ」


「こんなに作ってどうするの?」


「使う」


「誰が?」


「人間が」


 流れていく品物。


 街の中で使われているものと同じだった。


 家にあったもの。


 店に並ぶもの。


 乗り物の一部。


 イロハは振り返る。


「これを作るから、あんなにいっぱい物があるの?」


「そういうことだ」


 機械が動く。


 光が灯る。


 次々と品物が生まれる。


 便利だった。


 たくさん作れる。


 たくさんの人へ渡せる。


 けれど。


「これ、何で動いてるの?」


 イロハが聞いた。


 クルムは少し考える。


「色々だ。火を使うものもあれば、電気を使うものもある」


「電気?」


「今のエデンも似たものを使っているだろう」


「これ全部動かすくらい?」


「ああ」


「どこから持ってくるの?」


 景色が変わった。


     *


 巨大な穴が広がっていた。


 地面が深く削られている。


 そこを、見たこともないほど大きな機械が動いていた。


「……何これ」


「採掘場だ」


「何してるの?」


「地面の下にあるものを取っている」


「何のために?」


「燃やす。加工する。物を作る」


 イロハは穴の底を見る。


 小さく見える機械が、絶えず土を運んでいる。


 次の瞬間。


 場所が変わった。


 山。


 その側面が削られている。


 また変わる。


 森。


 木々が倒されていく。


 その場所に道ができる。


 建物が建つ。


 さらに奥へ道が延びる。


 荷物を積んだ車が走る。


「さっきの街に持っていくの?」


「そうだろうな」


 イロハは倒れた木を見る。


 少し前まで歩いていた森とは違う。


 けれど。


 木だった。


 鳥がいた。


 動物がいた。


 同じように。


「森を切って」


「ああ」


「山を削って」


「ああ」


「地面を掘って」


「ああ」


「それで、街を作ったの?」


「それだけではないがな」


 イロハは何も言わなかった。


 景色は止まらない。


 削られた土地から運ばれたものが、工場へ入る。


 工場で形を変える。


 街へ運ばれる。


 店へ並ぶ。


 人が買う。


 家へ持ち帰る。


 また新しいものが作られる。


 さっき別々に見ていたものが。


 今は一本につながって見えた。


「だから、あんなにいっぱいあったんだ」


 イロハが呟く。


 クルムは答えなかった。


     *


 街は夜になった。


 けれど、暗くならない。


 建物が光る。


 道が光る。


 店が光る。


 空を行く機械にも光が点いている。


「夜なのに、昼みたい」


「ああ」


「これも電気?」


「ああ」


「ずっと?」


「必要ならな」


 人々はまだ歩いている。


 店も開いている。


 遠くから音楽。


 食事をする者。


 働く者。


 遊ぶ者。


 眠らない街。


「便利だったんだね」


「そうだな」


「食べ物もいっぱいあって」


「ああ」


「遠くにもすぐ行けて」


「ああ」


「夜でも何でもできて」


「ああ」


 イロハは少し考える。


「これなら、みんな幸せだった?」


 クルムの返事が止まった。


「違うの?」


「便利なことと、幸せなことは同じではない」


「なんで?」


「人間だからだ」


「それ、答えになってない」


「十分だ」


 イロハは納得できなかった。


 その時。


 夜の街の向こうで、太い煙が空へ伸びていることに気づいた。


「ねえ」


 指を向ける。


「あれ、さっきの?」


「工場だろうな」


「ずっと動いてる」


「ああ」


 光の多い街。


 その外で。


 さらに多くの機械が動いている。


 街を動かすために。


 物を作るために。


 運ぶために。


 止まらずに。


     *


 時間が進んだ。


 同じ街だった。


 少しだけ違う。


 建物はさらに高くなった。


 道はさらに増えた。


 人も増えた。


 機械も増えた。


 店には、前より多くのものが並んでいる。


 イロハは最初に見た食べ物の店を見つけた。


「まだある」


 果物。


 野菜。


 肉。


 魚。


 最初より多い。


 形も。


 種類も。


「すごい」


 そう言いかけて。


 止まる。


 店の向こう。


 空が濁っている。


 青かったはずの空。


 薄い白。


 その奥に灰色が混じっていた。


「……あれ」


 場面が移る。


 森。


 前より狭い。


 切られた木の跡が並んでいる。


 次。


 山。


 削られた範囲が広がっている。


 次。


 大きな穴。


 さらに深い。


 機械の数も増えている。


 そこから運び出されるものも。


 次。


 工場。


 煙突の数が増えている。


 次。


 街。


 店の品物が増えている。


 人々が手に取る。


 持ち帰る。


「……」


 イロハは何も言えなくなった。


 増える。


 街が。


 物が。


 光が。


 道が。


 そして。


 削られた場所も。


     *


 水辺が現れた。


 最初は綺麗だった。


 人が水を汲んでいる。


 魚が泳いでいる。


 少し時間が進む。


 岸に建物が増える。


 管が伸びる。


 水の色が少し変わる。


 さらに時間が進む。


 濁る。


 岸辺に魚が浮かび始める。


「……死んでる」


「ああ」


「これも、さっきの街のため?」


「それだけではないだろう」


「でも、つながってるんでしょ」


 クルムはしばらく答えなかった。


「つながってはいる」


 イロハは水を見る。


「悪い人たちだったの?」


「誰が」


「これをやった人」


「一つにするな」


 クルムの声が少し強くなる。


 イロハは彼を見る。


「森を切った者がいれば、守ろうとした者もいる。水を汚した者がいれば、止めようとした者もいる」


「でも」


 イロハは水辺を見る。


 死んだ魚。


「止まらなかった」


「そうだな」


「なんで?」


「欲しいものが違ったからだ」


「欲しいもの?」


「便利に暮らしたい者。仕事を失いたくない者。森を守りたい者。もっと物を売りたい者。水を守りたい者。明日の食事が必要な者」


 クルムは街を見る。


「同じ人間でも、守りたいものは同じではない」


 イロハは黙った。


 さっき見た食卓。


 学校。


 店。


 働く人々。


 その暮らしも。


 森も。


 水も。


 どちらも誰かには大切だった。


「全部守れなかったの?」


「少なくとも、この記録ではな」


     *


 記録は止まらなかった。


 街はさらに大きくなる。


 機械はさらに速くなる。


 運べる量も増える。


 作れる量も増える。


 人々の暮らしも変わる。


 遠くにいる相手と話す。


 病を治す。


 長く生きる。


 夜を明るくする。


 暑さを避ける。


 寒さを防ぐ。


 海を越える。


 空を飛ぶ。


 イロハは目を離せなかった。


 壊しているだけではない。


 助けてもいる。


 守ってもいる。


 できなかったことを、できるようにしている。


 そのたびに。


 どこかで機械が動く。


 何かが掘られる。


 何かが運ばれる。


 何かが燃やされる。


 また街が明るくなる。


「止められないね」


 イロハが呟く。


「何が」


「これ」


 人々を見る。


「一つ止めたら、別のものも止まりそう」


 クルムは何も言わなかった。


 イロハは店を見る。


 食べ物。


 家。


 学校。


 病を治す場所。


 明るい道。


 遠くへ行く乗り物。


 全部。


 どこかにつながっている。


     *


 やがて。


 景色の端に、赤い印が現れた。


 一つ。


 イロハは気づかなかった。


 街の人々も、変わらず歩いている。


 さらに時間が進む。


 二つ。


 三つ。


 地図の一部が黄色くなる。


 別の場所では、数字らしきものが上がっていく。


「これ何?」


 イロハが指を向ける。


 クルムが見る。


「警告だろう」


「何の?」


「そこまでは読めん」


 記録は進む。


 赤い印が増える。


 それでも街の灯りは増えていく。


 新しい建物。


 新しい乗り物。


 新しい機械。


 店には新しい品物。


 家の中では、家族が食事をしている。


 学校では子どもが笑っている。


 道では誰かが急いでいる。


 その後ろで。


 地図の色が、黄色から赤へ変わっていく。


「みんな、これ見えてなかったの?」


「見えていた者もいるだろう」


「じゃあ、なんで普通にしてるの」


「普通に暮らすしかない者もいる」


「でも、このままだと」


 イロハは言葉を止めた。


 この先を知らない。


 何が起きるのか。


 まだ。


「怖くなかったのかな」


 クルムが赤い印を見る。


「毎日、世界の終わりだけを考えて生きる者ばかりではない」


「……」


「明日も今日と同じだと思う方が、楽だからな」


 イロハはクルムを見る。


 その言葉だけ。


 少し違って聞こえた。


「クルムも、そう思ってた?」


 赤い瞳がこちらを向く。


 しばらく。


 答えはなかった。


「昔はな」


 短い返事だった。


     *


 記録の中では。


 街の光が、まだ消えていなかった。


 人もいる。


 店も開いている。


 乗り物も走っている。


 子どもも笑っている。


 繁栄は終わっていない。


 けれど。


 その足元にあるものは、最初に見た世界とは違っていた。


 削られた山。


 狭くなった森。


 濁った水。


 止まらない機械。


 増え続ける赤い印。


 イロハは最初に見た店を思い出した。


 たくさんの食べ物。


 好きなものを選べる暮らし。


 それは、突然どこからか現れたものではなかった。


 遠くから運ばれ。


 作られ。


 掘られ。


 燃やされ。


 誰かの手を通って、そこへ並んでいた。


「人間って、すごいね」


 イロハは言った。


 少し前なら。


 別の意味で言っていたかもしれない。


「……ああ」


 クルムが答える。


「でも、怖い」


 返事はない。


「できることが増えたら、その分だけ使うものも増えた」


 街を見る。


「使えるから、もっと使って」


 その向こう。


 赤い印。


「それで、止まれなくなったのかな」


「それだけではないだろう」


 クルムが言った。


 イロハは彼を見る。


「じゃあ、何があったの」


「記録を見ろ」


「クルムは知ってるんじゃないの?」


「私が見たものが、すべてではない」


 その言葉に、イロハは黙った。


 三千年前を生きたクルムでも。


 世界の全部を見ていたわけではない。


 自分の記憶だけで、人間のすべてを決めようとはしない。


 イロハは再び記録を見る。


 まだ街は光っている。


 終わってはいない。


 けれど。


 その光の向こうに、何かが近づいている。


 赤い印だけが。


 少しずつ。


 確実に増えていた。


     *


 やがて、再現が薄れていった。


 人々の姿が消える。


 店が消える。


 家が消える。


 学校が消える。


 工場も。


 山も。


 森も。


 最後まで残った街の灯りが消える。


 白い部屋が戻った。


 イロハはしばらく動かなかった。


 壁には、まだいくつもの印が並んでいる。


 人。


 建物。


 機械。


 葉。


 動物。


 牙。


 そして。


 その奥に、まだ見ていない記録がある。


「続き、あるんだよね」


「ああ」


 イロハは次の印を見る。


 繁栄した人間が。


 なぜ、今はいないのか。


 森を削ったことだけでは、きっと説明できない。


 水を汚したことだけでも。


 赤い印が増えた理由も。


 まだ分からない。


 イロハは手を伸ばす。


 今度は、迷わなかった。


 人間が何を作ったのかだけではなく。


 その先で、何を選んだのか。


 それを知るために。

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