#7-6 プラナリア? ノンノン、イカナリア!
『こちら狛坂!ストーム、スパーク、その道を真っ直ぐ70m行ったところにある角を曲がって200mほど直進してください!特異生物です!』
「あ」「えっ!?」
龍斗さんと目を合わせ、こくりと頷いた後走りだす。とりあえずこの話は帰ったらする!真っ直ぐ走って曲がり角を曲がる。うわ、坂道かぁ!
上がれば上がるほど重くなる足を上げて駆け上がる。細い道だけど別に人気のなさそうな道じゃないのに周りに人は居ない。このあたりはもうみんな避難が済んでるのかな。
「あっ居た!!」
坂を登り切った先の道路沿いには女子高があって、その校庭に一体気持ち悪い何かが立っている。柵を飛び越えて校庭へ走り特異生物と対峙する。
「プリャアア?何だねチミ達?」
「キッキモ!?」
気持ち悪い鳴き声!!キモい!!茶色のイカに腕と足が生えてぬるぬるした粘液みたいなのを身体中に纏っている見た目も合間って本当にキモい!!頭っぽいところについた目も何か寄り目だし!?
「これは……プラナリアか?」
「プラナリア?聞いたことあるような」
プラナリアって名前の生物の教科書で見たような気がする。でもこんなキモくなかったよ、むしろ可愛いって言ってる子も多いぐらいだったし。
すると特異生物が地団駄を踏む。
「んむ!?ワッチはただのプラナリアじゃござらんて、イカナリアと申すでござらんよ!」
「イカナリア?イカとプラナリア?」
「へぇ?わざわざ情報をどーも。じゃ」
Storm!Ready for injection!
Spark!Ready for injection!
「死んでもらおうか」
アイコンタクトで同時に腕を上から下にかけて弧を描き、後ろに振りかぶってから前へ拳を突き出して、叫ぶ。
「「change my feature!!」」
Genes are promoted!
宣言すれば電撃が私を貫く。細胞が一つ一つが作り変えられていく未だに慣れない感覚。隣からは激しい暴風が巻き起こり竜巻みたいになっている。腕を横に一薙ぎすれば電撃が止み視界が広がって、前にはイカナリア、隣にはストームがいる。よーし!
「ストーム、変身かんりょーう!」
「スパーク、変身完了!」
「ハアアアアアア!?な、な、何だねチミ達は!?人間じゃないな!?」
驚いた様子でどたどたッと後ろへ後ずさるイカナリア。それを鼻で笑いでストームが返す。
「お前を殺すバケモンだよ。SCR、戦闘を開始する!」




