#7-4 捜索任務
「え、俺が外で捜索?」
「そうだ。謹慎期間を短縮する」
7月某日──SCR本部司令部長官席前
朝のバイタルチェックを終えたと思ったら突然長官からのお呼び出し。何だ何だと思ったら謹慎期間の短縮?聞いたことないんだけど。海美ちゃんはともかく優也も何で?って顔してるし。
長官の隣に立つ狛華ちゃんが補足に入る。
「突然の連絡になって申し訳ありません。昨日、木六本区のs-163-345の21番で特異生物と思わしき目撃情報が入りました。その後、特異生物がどこへ向かったのは不明です」
「なるほど、それで突然捜索に。でもなんで俺が?優也と海美ちゃんで行けばいいじゃない」
「フレイムにはこの後私に着いて来てもらう。所用だ」
「へぇ……?」
何もしねぇだろうな。そう少し睨んだところで何の効果もない。小声で海美ちゃんが「所用って何?」と優也に聞いていた。ちょっとした用事だ、と返されてえ?何の?と続く。それがわかったら苦労しないけどね。
ま、詰まるところ捜索には最低2人1組で動くのが原則だし、優也が出られないなら俺を出すしかないってところかな。
「じゃあとりあえず私と龍斗さんで見回って来ます!狛華さん、いつも通りグラフィックよろしくお願いします」
「はい、お任せください」
「でも戦闘ってなったら優也も出してくださいよ。俺たちだけじゃオルガーは何とかなっても、特異生物ってなると焼却できない」
「分かっている。こちらの用事も大したことはない。すぐに終わる」
へぇそうですか。大したことない用事ね?
じっと長官を見つめても答えは返ってこない。まぁ、この人は筋は通すしいきなり理不尽なことはしないと思うけど、なんせ無類の特異生物嫌いだからなぁ。
「当該ポイント周辺を捜索し、特異生物を発見次第焼却処分準備を開始しろ。適宜報告を怠るな。ストーム、スパーク、出動せよ」
「「了解」」
「狛坂、狛華の2人はストームとスパークのオペレーションとバックアップ、必要であれば長官権限を一部狛坂に委ねる。適宜活用しろ」
「「了解」」
「フレイム、着いてこい」
「了解」
それぞれが動き始める。さて、行きますか。




