どてっぱらが、パーン!
体が、素粒子がくっつき出していた。
それが原子核になり、分子になり結合、結合、まるでこう書くとセックスしてるみたいだが、普通に体の組織の癒着、こう書くと政治家の……いや、もういいわ。で、くっついて、気づいたら頭部が完成、背骨やアバラができて、内臓もそのうちできていくのだが、
なんか足元に転がっていたドデカイ拳銃があったので、とりあえず安全装置は初っ端から外れて、弾丸もまさに弾!として装填されている。
じゃあ、もってみっか。
でも、反動やばそう。
普通のチッコイ拳銃でも音がヤバイという。
こんなの撃ったら……ああ、まだ鼓膜が再生してないや。
じゃ、まぁ、二人が空中でドラゴボの世界つっこんじまったので、現実に戻して薬価と、幼い人類に目覚めてくれとばかりだ……
2026年度産のs&w最高拳銃――M500を、
バキューン!
上空でのどかな雲を破裂させながら闘う二人の、一ノ瀬に当たらないよう、光を超えた速さで闘う二人のうち、知らん影っぽいなんかにむけて。
一発かましてやった。
そして、今現在、まだ下半身の蘇生にぽこたんインしてないよ、状態で、まぁ、裸だけど物がないんだからR18にはならんやろ。
そんな事を考えながら覇王丸は銃を体の中にめり込ませてみると、それを隠すように体内再生が続いていく。
「あんた、最高だな。まさか情け容赦なく地上の未来で最強銃とまでいわれた、やばい銃を片手で打つなんて、巨大な白人のカウボーイでもできやしないよ?
載ってる牛ごと吹っ飛んでひき肉になるよ?」
「あ……ぁぃ……ぁ……、かゆ、ぃ、ぅま……」
「ああ、まだ喉の再生終わってないから、お約束喋らなくていい。ちょっとまってなさい。ついでにこのぶっ壊れた柏の花壇からバスロータリー、丸い、未来で潰れて、これは解体されるけど、まぁいいやね。
2026年には急豪も消えるし、解体されて、全部広場になっちゃうんだけど、この時間軸では儲かりまっせ。の世界だから、吹っ飛んで死んじまった人間ごと生き返らせるね。ちょっとまってね、時間に干渉して、アイツが出てくる前の時間と今は強制的につないで、アイツが吹っ飛ばされた空間は、間抜け時空に引きづり落としてくるから。ついでに復活するな。
……してくるんだろうなぁ。はぁ」
と、訳の分からない時間の概念ぶっ壊し娘様、初めての相手で彼女も初めてで、の、深い中になってしまった御主人様、一ノ瀬洋子は溜息を深くついた。
「知り合いっぽいけど、あれだれ?
昔の男?
御主人様は、初めてのはずだったけど!
時間の概念で突っ込まれた過去を捨てて、処女の時代と結合した、既に中古だったんですか!」
「おお、喉治ったね。治った途端、とんでもないこといってきたけど、
こっちは産まれた年齢から昨日の夜まで従者手に入れるまで契約の為に、まってあげてた、新品!未使用!お前だけのおまんんmん!
ヴァージンオイル噴出娘一ノ瀬洋子様だ。
お前、ちょっと感謝しろよ?
お前のDT喰ってあげたあげく、捧げたんだぞ、こっちの処女!」
「ありがとうございます、ありがとうございます。で、あれ、だれ?」
真顔。
「おお、顔も体も完治したか。ナノに自分の体の事を聞かずに、相手の乙子の詮索を優先するとは。
さすが私の従者。
永遠にあんたの女でいてあげるから、うわきすんじゃねーぞ」
「いえす、まむ!」
「おし、良い答えだ。良い声だ。
今の漢字のとおり、あいつは男じゃない。女だ。
モンスターの性別で女と言っていいのか知らないが、まぁ、女だ」
「レズビアン的なゴモラの娘的な?」
「ねーよ。妹だよ」
「なんだ、妹か。それならいいや」
「……」
「え、なに?」
「いや、確かに人間じゃない、ってこっち発言してんのに、君は何者!とか、相手は妹、君の! 僕撃っちゃったよ! とか?
なんかこう……普通のリアクションほしいなぁ。って」
しょんぼりする一ノ瀬に。
「うん、ごめん、妹さん横から腹パンするようにM500の弾丸喰らわせて、でも僕も喰らって死んでるから、お返し?
で、僕は何で復活してるの?ってききたいけど、君に魂食べられて、融合して、グランブルな永遠に空飛んでて飽きない?ファンタジーのルリアモードだってことは理解した」
「え、それ、未来の情報……」
「さっき、君が持ってきてた雑誌。ちょっとみたら、未来だった。そこできゃわわヒロインでてて、いいじゃん!これ未来最高じゃん!って思ったのに、空気ヒロインとか、褐色ロリパッキンの方がまだまし。
メインストーリーは糞だけど、サブクエスト仲間イベントが神!
とか書いててあって、可哀想だな。って思いました」
「……」
「……」
「……、あ、あんた、物怖じとか、ないの?
未来の本みて、未来の情報てにいれたんだよ?」
「このゲーム会社が立ち上がったら、昨日今日と貰ったお金で株を大量に買い占めて、今後発展するみたいだし、プリコネコッコロたんのおかげで、まぁ、とりあえず、バズルドラで韓国系企業の株をかって、ハドソンが潰れるとは思わなかったけど、スタッフがそっちいったおかげでいいのができたんだから、株はあがるのきまってるだろうし、そこで資金洗浄も兼ねて株で儲けて、皆が食いついてきた辺りで一気に投げ捨て売り払って、更なる大金で、このぷりこっころたんの会社の買い占めるわ。で、こっころたんと結婚したいんだけど、どうしたら――」
瞬間、一ノ瀬様の拳が、一瞬で覇王丸の鼻面から拳大を顔面に貫通、
後頭部の向こうで掌をぐっぱ、ぐっぱ、とやってから、引っこ抜き。
顔が戻っていくのを、すさまじく感情の無い、
ジト目を通り越して汚物を視るような目をして、御主人様は従者の完成をまってくださった。
「ありがとうございます。未来では小さい子から罵倒、蔑視、攻撃はご褒美なんですね。未来人は皆変態ですね。ゆとり世代とか、悟りとかZとかいう、ただのすーぱーゆとり世代って。よくわからないですが」
「うん。ご褒美パンチ入れることになるとはね。
舌の根も乾かないうちに、別の女を嫁とかいいだしたから、つい、乙女心がはしゃいじゃった♪」
「はい、二度とはしゃがせないで、その危険な乙女心。棗こ――」
彼女の右拳が、笑顔で頬を染めてる真横で、
『ぎゅ!』っと効果音付きで握られた。
「イエス・マム、ごめんなさい」
「生涯尽くせ。責任取れ。それともお前の魂奪ったまま、他の男のところに転がり込んで、お前は犬小屋でもつくって、そこから逃げ出せないよう。
私が他の乙子とあんあんぎしぎしやってるの永遠に聞きたいか?」
「すいませんでした。本当にすいませんでした」
「わかればいい」
この御主人様には勝てねーな。
覇王丸は、小さく、ふ、とか笑みを浮かべた。
「で、聞かないの?
なんで妹がどっかの未来から盗んできた鉄砲でぶちこんできて、
柏市内危うく全焦土になるところだったのに、攻撃してきたのか?
どういう関係で、どういう状況か?とか、ないの?
質問?」
とかお話しる間に、時間がくっついたらしい。
雑踏、人の往来、消え去った建造物が全て元のままに戻った。
戦闘でぶっ壊れた時間は異空間となって、切り離されて、どっかのニブルヘイムあたりに落とされたようだ。
忘れよう。
覇王丸はそう思った。
「妹さん、顔すら見れなかったけど、かわいいの?」
『っぎゅ!』
「言葉を間違えました。妹さんは、何故お姉さまたるご主人様に手をかけようと、あんなとんでもドラゴボ超みたいなことやってしまったんですか?
危うくマッチョのリトルグレイが出てくるんじゃないかと、冷っとしました。
まぁ、冷っとする前に消し飛ばされましたが。素粒子レベルまで分解されて」
「うん、実はあまり人様に言えた話じゃないんだけどね――というか、君、自分の体といい、世界観に簡単に入ってきたね、普通は魂が本当にない!
この麗しくも綺麗すぎるロリ娘様に奪われた!
初めても!
とか……動揺するかなぁって思うんだけど」
「動揺して、魂が戻ってきたり、元の生活に戻れる気が1ナノミクロンもない気がしてるので、もうどうでもいいです。体が不死身、御主人様を守ってれば魂は共有、ご主人様が寿命を迎えるときまで永遠はあるよ。
そして御主人様は、昨日のハード交尾で理解したけど、
サキュバス的な、悪魔サイドの小悪魔?
蠱惑色の淫靡なロリキュバス。
と、理解完了してます」
「うっわ、話が早くて助かる。
付け加えるなら、この時代ではまだ斬新。
私は魔界の第一王女。
お姫様。
絶対権力者の娘。
どうせ、すぐ親父もくたばるだろうから……」
「妹さんが、お姉さまを殺して、王座を奪う。
そんなところですね」
「え、あ……うん、そうだけど、いきなり核心ずっぱりつっこまれると、なんか自分らの家系とか因縁とか、凄い陳腐に思えて来ちゃったんだけど。
ここ、泣くところ?」
「いえ、大丈夫です。とりあえず、このまま物乞いして、まちますか」
「え?」
「お約束展開なら、向こうから今度は武力ではなく話術で接近してくるかとおもいます」
淡々と、的確に、ずっばずっばいう覇王丸に。
さすがの王女様も眉根をひそめた。
「なんか、緊急事態とかに慣れすぎてない?」
「それは、正親町麗華の所持品物を、今は猊下王女殿下様がいるのに、お口がはがゆいですが……舐めまわして、ブルマの内側かぎまくって、彼女の机の角で――等、やって申し訳ありませんでした。
正直ご主人様の下僕なり従者なり、守護者になれるなら、
あんな非常事態宣言発令しちゃいそうな、学級会に突っ込みそうな危険行為しませんでした。でも、麗華になって昨日の夜はむちゃくちゃどちゃくそ、にさせていただいて、本当に感謝しております」
「まぁ、もうあの女は存在してないから、小3で死んでるから、いつでもこの魂で彼女を構築して、なんなら媚薬洗脳状態で意識も復元させてあげるから、いつでも言ってくれれば、させちゃう」
「生涯ついてきます」
覇王丸は片膝をつき、王女様の手を取り、その甲に、
ちょっと上目遣い。
――うむ――
そんな頷きがあったので、手の甲にキスをした。
で――
「姉、めちゃくちゃ痛いんですけど、
そこの人間が使った鉄砲が――」
そう言って、本当に彼女はやってきた。
どういう遺伝なのか、裏事情があるのか、
彼女は金髪ロング。
とても同じ血筋とは思えないが、そんなへそ出しルック、スポーツブラのような、どこで売ってるんだ、そんな上半身の服とも呼べない晒し!を遊ばせ、下半身はボロボロにちぎれたジーンズ。
顔は疲れ切って、やつれてはいるが。
こちらを見る目が、獲物を見つめた喜悦の雌獣……まさにメスガキ。
人を馬鹿にしたような眼差しで近づく、お約束のロリガール。
これがさっきの殺人上等な妹だというのなら、やはりメスガキはメスガキ。
碌な事にならないだろうと覇王丸は察した。




