24.日々(日夏過去編)
〜1日後~
「ふんふん、なるほど......これが、メニュー」
「そう」
「ここで、すてーたす?」
「うん......ちなみに三角ボタンで一時的にダッシュ、つまり早く動けるぞ」
「えっと、三角ボタン......おお、おー! 早っ! めっちゃ走ってるんだけど! ウケる!」
「お、おお......(え、なにが?)」
〜3日後〜
「えーと、だからワンテンポおいて、落ち着いて」
「......すんません」
「そんなにボタン連打しても魔法たくさん出ないから......ていうか詠唱キャンセルされて、不発しちゃうから」
「うぃっす」
「あとその場から動いたら、それも詠唱キャンセルされちゃうからね? なるべく移動はしない、オッケー?」
「あい」
「よし、いってみよう!」
「――ッ!? いったぁ〜!? 動かんかったらやられたんだけど!?」
「うん、攻撃は避けようか」
〜1週間後~
「ねねね、ハルくん。 くらふたー? ってなに?」
「む、クラフターってのは、物を作るジョブの事だな。 えっと、装備とかアイテムを自分で製作する職業だよ」
「アタシにもなれるの?」
「なれるよ。 ついてきて」
「うん!」
「ここの甲冑ギルドで、防具装備とかかな......あ、それとあっちの料理ギルドで食事アイテム、あとあそこの武具ギルドで」「わかった、わからん! ちょっと待って!!」
「ごめん、1つずつ順番にいこうか」
「うん、ありがとう!」
〜2週間後〜
「ハルくんお茶淹れるけど飲む? それか紅茶。 うち珈琲は無いんだよね」
「のむー。 同じので頼む」
「はいよ〜」
「ところで明日のサマーイベントいくのか?」
「いくいく! でもイベント参加条件の水着装備ないんだよね」
「よっし、今からダンジョンでドロップ狙うか! せっかくだから欲しがってたお洒落装備で参加しよう」
「マジ、いいの!? ドロップ率なまらひくいでしょ」
「ああ、けど大丈夫だ。 明日は休みだし、ドロップするまで付き合うぜ。 俺もサブキャラように欲しいしな」
「あーね!」
「よし、行くぞ!」
「あいさー!」
〜1ヶ月後〜
「ひっく......うう」
「だ、大丈夫か」
「だって、まさか敵だと思ってた暗黒騎士が、うちを庇って......斬られて、うわああん」
「......ああ、うん。 だな、あいつが自分の命と引き換えに守ってくれたんだ」
「アタシ、頑張るよ......あの人が守ってくれたから、がんばって世界救うよ!」
「!」
「いこう、もう......追加パッケージダウンロードしてあるからさ!」
「ああ、勿論だ! 必ず世界を救うんだ、真白さんの手で! 彼の守りたかった世界を!!」
「うん、頑張るよ! アタシが託された想い、絶対に叶えてみせる!!」
......あれ、なんか違うくね?友達と遊ぶんじゃないの?




